2025.11.22
カテゴリ: Open
ブルガリ「ブルガリ 表参道」がグランドオープン、ローマの気配とアートが溶け合う新たなジュエリースポット
表参道を歩いていると、ふと気分を変えたくなる瞬間があります。そんなとき、扉の向こうに別の都市の空気を感じさせてくれる場所があると、日常の延長線上に小さな旅が生まれます。ブルガリ 表参道は、まさにローマの記憶をまとった一つの目的地です。トラバーチンの石や夕暮れ色のシルク、セルペンティをイメージしたガラスの光が重なり、ジュエリーを選ぶ行為そのものが、空間体験として丁寧に編集されています。ハイジュエリーを見るためだけでなく、自分の感性を少しだけチューニングし直したいときに立ち寄りたくなるアドレスとして、東京のファッションラバーに新しい選択肢をもたらす存在になりそうです。

世界中から最新のファッションが集まり、東京の中でもとりわけエネルギッシュなエリアとして知られる表参道に、ブルガリが新たな拠点「ブルガリ 表参道」をオープンします。並木道に面したこの場所には、イタリアらしいしなやかな気品と都市の躍動感が同居する空気が流れています。ここで提案されるのは、単にジュエリーやウォッチを選ぶ時間ではなく、歓びに満ちたイタリアンライフを追体験するようなひとときです。空間全体には現代のローマに捧げるオマージュが込められており、ローマを愛する人はもちろん、ブルガリの世界観に初めて触れる人も自然と引き込まれる場になっています。こうした都市型のブティックが増えることで、ラグジュアリーをもっと気軽に自分のペースで楽しみたいという感覚は、これからさらに広がっていくと感じます。
ブティック コンセプト
このブルガリ 表参道の空間は、メゾンのアイコニックなコレクションに向けた敬意を起点にデザインされています。それぞれのコレクションが持つ物語を引き立てることが意識されており、空間を眺めるだけでもブルガリの歴史をたどっているような感覚に包まれます。外観には、古代ローマのカラカラ浴場に残るフロアモザイクにインスパイアされた「ディーヴァ ドリーム」の優美なシェイプが細かな幾何学模様として落とし込まれ、コンビネーションゴールドの色調で建物全体を柔らかく包み込んでいます。エントランスはローマ・コンドッティ通りのフラッグシップストアと同じトラバーチーノ・ナヴォーナで縁どられ、表参道の通りからローマの一角へと一歩踏み入れたような気分へと切り替えてくれます。
扉を開けて1階のフロアに進むと、まず視線を捉えるのがトラバーチンで形づくられた円形カウンターです。彫刻作品にも通じる立体的な表情の中に、イタリアの職人たちの繊細な手仕事が息づいています。その上にはヴェニーニが制作したムラーノガラスのシャンデリアがゆったりと光を落とし、ブルガリの象徴的モチーフであるセルペンティをたたえています。この蛇のモチーフは1940年代に誕生し、以来ブルガリのスタイルを語る上で欠かせない存在となりました。その物語が、ガラスの光と石の質感を通して空間全体に広がり、ジュエリーだけでなく建築やインテリアまで含めたトータルな体験へとつながっています。
足元に広がる大理石のフロアは、空間に自然由来のやわらかな表情を与えながら、イタリアンデザインが持つ普遍的な魅力とクラフツマンシップの高さを静かに物語ります。ブルガリのサロンでおなじみの8角形ショーケースもこの店舗を象徴する存在で、背景にはローマの夕暮れを思い起こさせる色合いのシルクが張り巡らされています。ほんのりと色づいたグラデーションが、ショーケースの中に並ぶジュエリーやウォッチの輝きを際立たせ、まるでローマの黄昏時の光を閉じ込めたような情景をつくり出しています。ショッピングという行為の手前に、まず「見ること」「感じること」を味わえるような余白が用意されているのも印象的です。
店内のディスプレイの中でも、ブルガリ トゥボガス ネックレスとブルガリ トゥボガス ウォッチは、このメゾンが培ってきた技法と現代的な感性を象徴する存在として際立ちます。しなやかに連なるメタルは、腕や首のラインに沿って柔らかくフィットしながらも、造形としての強さを保ちます。ブルガリのデザインコードとイタリアの芸術性が凝縮されたこれらのピースは、Tシャツにさらりと合わせれば都会的な抜け感を、ドレスアップした装いに合わせれば力強いアクセントを添えてくれます。トゥボガスを中心に据えたプレゼンテーションと、温度感のあるライティングや素材が溶け合うことで、ブルガリ 表参道全体がメゾンの伝統とクラフツマンシップを体感する「ステージ」のような役割を担っている点が、この店舗ならではの魅力と言えます。
2階に足を運ぶと、ゲストだけの特別な時間が流れるVIPラウンジが広がっています。ここでは、ローマン ハイジュエラーとして比類ない技を誇るブルガリの存在感と、カラーストーンを自在に扱う手腕が存分に発揮された「ディーヴァ ドリーム」のハイジュエリーが並びます。長年ブルガリにインスピレーションを与えてきたローマの太陽の光が、このラウンジ全体の雰囲気を形づくるテーマとなっており、柔らかなフォルムのイタリアンデザインの家具や、シルクのクッションが心地よく配置されています。表参道という賑やかな街から少し距離をおくような感覚で、静かにジュエリーと向き合える空間に仕上がっています。
「ブルガリ 表参道」を歩いていると、特別にセレクトされたアートピースが目に留まります。1970年代のヘリテージブローチから着想を得たパネルには、富士山が繊細なタッチで描かれており、日本の風景や東洋の美意識への敬意が読み取れます。ブルガリらしい自由な発想と、長く受け継がれてきた日本の芸術性が響き合うことで、時代や地域を超えた対話が一つの作品として結晶しています。ジュエリーを鑑賞する体験とアートを見る楽しみが連続している点も、ブルガリ 表参道ならではの特徴です。
さらに、1950年代のアーカイブスケッチも展示されており、ユニークなハイジュエリーピースであるセブンワンダーズ ネックレスがどのように生まれていったのかを今に伝えています。描き込まれた線やディテールからは、イタリアのアトリエで積み重ねられてきた創造のプロセスが立ち上がってきます。ブルガリ 表参道では、こうした資料と完成したジュエリーを同じ空間で眺めることができ、目の前の作品に込められた背景をじっくりと感じ取る時間を過ごせます。ローマ発のクリエイションを東京で味わえる場所として、ゆったりとした豊かなひとときを楽しめるアドレスになっています。

「ブルガリ トゥボガス」
ネックレス
PG x ルベライト x DIA
¥8,525,000(税込)
※ブルガリ 表参道限定発売

「ディーヴァ ドリーム」
ピアス
PG x DIA
¥951,500(税込)

「ディーヴァ ドリーム」
ピアス
PG x DIA
¥951,500(税込)

「セルペンティ セドゥットーリ」
時計
YG x DIA
ケース径:34mm
¥5,863,000(税込)

「ルチェア ノッテ デ ルーチェ」
時計
PG x SS x DIA x 螺鈿細工を施した漆のダイアル
ケース径:33mm
¥3,498,000(税込)

「オクト フィニッシモ ゴールド」
時計
YG
ケース径:40mm
¥6,908,000(税込)

「セルペンティ」
バッグ
ナッパレザー x クリスタル
W19 x H11 x D5.5cm
¥1,078,000(税込)
「ブルガリ 表参道」
2025年11月22日(土)グランドオープン
東京都港区北青山3-6-1 オーク表参道
03-3409-0020
営業時間:午前11時00分~午後8時00分
※オープン日11月22日のみ午前10時~午後2時30分までの営業となります。
#BVLGARI #BVLGARISTORE #TOKYO
お問い合わせ先:ブルガリ・ジャパン
0120-030-142
https://www.bulgari.com/ja-jp/
【Editor's View】
ブルガリ 表参道は、新しいジュエリーを探す場であると同時に、ローマと東京の感性が交差する舞台のような存在です。トラバーチンの石や夕焼け色のシルク、セルペンティを思わせる光、ディーヴァ ドリームやトゥボガスのコレクション、そして富士山を描いたアートにいたるまで、一つひとつのディテールが物語を携えています。ブルガリが長年培ってきたクラフツマンシップと文化へのまなざしを、空間全体で体験できるこの場所は、ショッピングだけでなく、自分の中の美意識を静かに整えたいときに訪れたくなるスポットです。表参道での時間を、ローマの記憶とともに更新してくれる新しいアドレスとして、これからのシティライフに自然に溶け込んでいきそうです。
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