2025.10.09
カテゴリ: 新作
ブルガリ 職人技パリーニ技法で深化する「セルペンティ」、柔軟なビーズ構造とピンクゴールドの気品
セルペンティは、蛇の曲線をピンクゴールドで精緻に表現し、首元や手元の動きに沿って自然に光ります。2025年、ブルガリは歴史あるパリーニ技法を再解釈し、柔軟な芯に微細な金の球を重ねた質感で存在感を高めました。上海の「セルペンティ インフィニート」を起点に、ネックレス、シングルコイルのブレスレット、ブローチに加え、ルビーとダイヤモンドを配した特別なネックレスが登場します。日中のミニマルな装いにも夜のドレスにも溶け込み、日常のスタイルを穏やかに引き上げるコレクションです。重ねづけや単品使いで印象を調整しやすい点も魅力です。
今年1月の上海で行われた「セルペンティ インフィニート」展が、ブルガリの蛇年の物語を鮮やかに始動させました。国際的なアーティストと中国人アーティストによる現代アートが、セルペンティ(イタリア語で蛇の意)の精神を多角的に映し出し、その余韻の中でメゾンは新作を披露します。伝統技法「パリーニ」を取り入れたピンクゴールドとダイヤモンドのネックレス、シングルコイルのブレスレット、ブローチに続き、ルビーとダイヤモンドの組み合わせが印象的なスペシャルエディションのネックレスがラインアップに加わります。
蛇の進化する力を想起させるフォルムは、緻密な職人の手仕事によって立体的に息づきます。歴史的な「パリーニ」技法では、極小の金の球を柔軟な芯へ一粒ずつ丁寧にハンダ付けしていく工程が重ねられます。1950年代半ばにセルペンティはより自然で生命感のある表情へと歩を進めましたが、その当時に導入された技を今季あらためて呼び起こし、2025年の新作に伸びやかな曲線美と豊かな触感を授けています。
セルペンティは時代を越えて姿を変え、常に新しい魅力で心をとらえます。メゾンに受け継がれる伝統の手仕事と、更新され続けるデザインコードを結びつけることで、ハイジュエリーの格を保ちながらも軽やかに纏える存在へと昇華しました。日常の装いにも無理なく溶け込み、特別な場面では一段と表情を深めるバランスが心地よいです。
ピンクゴールドの新作は、メゾンを象徴する柔軟なビーズ構造を核に据え、流麗なラインと指先で確かめたくなる質感を同時に引き立てます。ネックレスは首元に沿ってしなやかに巡り、前面で蛇の頭と尾が穏やかに向き合います。素肌に置けばトーンが温かく映え、薄手のニットや白いシャツに合わせれば光の粒が動きに呼応して存在感を育てます。日中には単品で、夜には細いチェーンと重ねると、セルペンティの物語がさりげなく広がります。

シングルコイルのブレスレットでは、パヴェダイヤモンドが蛇の頭と尾を照らし、オニキスの瞳が本能的な魅力を捉えます。ブローチは特徴的なシルエットでジェンダーレスな気品をまとい、ジャケットのラペルやシャツの胸元に配すだけでムードが引き締まります。ブレスレットは手元の角度によって輝きが表情を変え、スマートな時計と並べても調和します。ブローチはスカーフ留めとして使えば、装いに新鮮なリズムを生み、セルペンティの解釈を自在に楽しめます。


特別なネックレスは、ピンクゴールドにルビーとダイヤモンドを蛇の頭と尾へ交互に配し、比類のない光を編み上げます。ルビーの鋭い眼差しが神話の気配を呼び込み、変容のエネルギーを鮮明に表します。深い色合いのドレスやブラックのタートルネックに合わせると、赤の煌めきが肌のトーンを美しく引き上げ、シーン全体の印象を上質へ導きます。記念日のギフトにもふさわしく、装う人の個性を静かに際立たせます。

お問い合わせ先:ブルガリ・ジャパン
0120-030-142
https://www.bulgari.com/ja-jp/
【Editor's View】
セルペンティの核心は、造形の美しさだけでなく装いの可変性にあります。ピンクゴールドのあたたかいトーンは日常のベーシックを和らげ、パヴェとオニキスのコントラストは都会的な手元をつくります。ブローチは性別やドレスコードの枠を越えた万能のアクセントとして有効です。スペシャルエディションのルビーネックレスは、フォーマルの主役からモノトーンのワードローブの差し色まで幅広く活躍します。いずれもセルペンティのストーリーを纏いながら、2025年の気分を明快に示す選択です。
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