2026.04.06
カテゴリ: 新作
ピアジェ 新作「ポセション バイブラント パレス」、ブルーが導く詩的ジュエリーの新章
色とフォルム、そして動きが一体となるとき、ジュエリーは視覚的な装飾を超えた存在へと変化します。ピアジェの新作「ポセション バイブラント パレス」は、ブルーの多層的な表現と回転する構造を通じて、身につけるという行為そのものに新しい感覚をもたらします。静止しているようでいて、指先や手元の動きに呼応するジュエリー。そのささやかな変化が、日常の所作にさりげない余韻を添えていきます。

ジュエリーにおける色彩の新たな表現として、「ポセション バイブラント パレス」は誕生しました。ピアジェはこの新作で、アイコニックなコレクションにオーナメンタルストーンを取り入れています。ターコイズ、ソーダライト、デュモルチェライトが織りなすブルーのグラデーションは、それぞれの個性を保ちながら共鳴し、ゴールドの輝きを柔らかく包み込みます。色と素材が重なり合うことで、装いに奥行きを添える表現へと昇華されています。
色彩のレガシー
時計製造から出発したピアジェは、1960年代初頭にジュエリーの制作へと領域を広げ、オルロジュリーの知見を造形的な表現へと応用してきました。1969年に発表された「21st century」コレクションでは、ジュエリーとウォッチの境界を軽やかに越え、その創造性を象徴するラインナップを提示しています。また、1959年のピアジェ サロンや、1970年代にアルベルト・リッツォが構想した広告ビジュアルなど、初期の試みからすでに色彩への独自のアプローチが際立っていました。こうした歩みが現在の表現の基盤となり、視覚的な豊かさへとつながっています。
メゾンにとってブルーは欠かせないテーマであり、その世界観を形づくる重要な要素として位置づけられています。探求の精神を映し出すこの色は、感性や文化的背景と結びつきながら、創作の軸を成してきました。ラ・コート・オ・フェの澄んだ空、深い海の色合い、そしてリビエラの軽快な空気感を思わせる多彩なブルーは、ピアジェならではの美意識を物語ります。それぞれの色調が異なる情景を連想させ、ジュエリーに詩的な広がりを与えています。
ポセションの歴史を振り返ると、1990年に誕生した最初のリングが転機となりました。ゴールドの存在感とフォルム、そして回転する構造が新たな関係性を生み出し、コレクションの基盤を築きます。その後、ポセションは素材や光の扱いに変化を重ねながら進化を続け、ポセションポップやデコ パレスといった展開を通じて創造性と職人技の結びつきを深めてきました。今回の新作では、その中心にあるクチュール的な視点が改めて強調され、回転という要素がもたらす動きの表現にさらなる広がりが加えられています。

幻想的な青
色はこのメゾンにおいて本質的な素材であり、その探求はブルーによって象徴されています。ピアジェが築いてきた数々の作品は、時代ごとに異なるトーンをまといながらも、一貫した美意識を保ち続けてきました。受け継がれるピアジェ ブルーは、過去と未来を結びつける重要な要素として存在しています。ターコイズの明るさ、ソーダライトとデュモルチェライトの深みが重なり合うことで、鉱物の持つ力強さと繊細さが同時に表現されます。三つの石が織りなす調和は、身につける瞬間に新たな解釈をもたらし、装いの可能性を静かに広げていきます。
ポセション バイブラント パレスは、装飾技法と素材の組み合わせによって新しい表現領域を切り開きます。ピアジェが培ってきたパレス装飾のゴールドエングレービングに、オーナメンタルストーンを重ねることで、ハードストーン モザイクという新たな表情が生まれました。ピンクゴールドの温かな輝き、精緻に整えられたゴドロン、ハーフムーンセットのダイヤモンドが交差し、非対称のフォルムに軽やかなリズムを与えています。多様なディテールが一体となり、視覚的な広がりをもたらす構成へと導かれています。
長年にわたり培われたサヴォアフェールに支えられ、それぞれの石は固有の個性を保ちながらジュエリーに独自性を与えています。質感の違いや、正方形や楕円形といったフォルムの変化が重なり、光の反射が複雑なコントラストを描き出します。その印象は絵画のように豊かで、静と動が交差する視覚体験へとつながります。こうした多層的な表現が、ひとつひとつの作品に奥行きをもたらしています。
ターコイズの柔らかな色調、ソーダライトの深い青、デュモルチェライトの印象的なニュアンスが重なり合い、モザイク状の構成の中で均衡を保っています。この組み合わせは、古来よりお守りとして扱われてきた石の存在とも呼応し、ジュエリーに象徴的な意味を付与しています。環状のフォルムが持つ普遍的なイメージと重なることで、身につける人の内面に寄り添うような存在へと導かれます。造形と意味が重なることで、装いに静かな深みが加わります。
瞬間を飾るために
コレクションの各ピースは、ピアジェの色彩へのこだわりを継承しながら、ブルーの持つ強さを軸に新たな輝きを宿しています。細部に至るまで積み重ねられた技術が、造形の個性を際立たせ、さまざまな表情を引き出します。遊び心を含んだ気品ある表現は、メゾンの創造の源流を想起させます。回転するメダリオンに象徴される動きは、身につける瞬間ごとに異なる印象を生み出し、時間の流れをさりげなく意識させます。
ポセションが持つ魅力の核には、回転という動きが存在しています。この可動性は、身につける人の感覚と結びつき、自然な所作の中で変化を生み出します。ブルーの多彩なファセットに囲まれたリングやブレスレット、メダリオンは、日常の装いにも特別な場にも溶け込みながら、それぞれの個性を引き立てます。身に着けることで生まれる微細な動きが、記憶や感情と重なり合い、日々の時間に新たな層を加えていくように感じられます。

ピアジェ オフィシャルサイト
www.piaget.jp
www.instagram.com/piaget
https://lin.ee/p77qv8V
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【Editor's View】
今回の「ポセション バイブラント パレス」は、色彩、素材、そして動きという三つの要素を高い次元で結びつけたコレクションとして印象に残ります。特にブルーの重なりが生む奥行きと、回転によって変化する表情は、ジュエリーを固定された装飾から解き放ち、日常の中で変化を楽しむ存在へと導いています。身につけるたびに異なる印象が立ち上がることで、装いとの関係性も自然と更新されていくはずです。ピアジェが長年培ってきた技術と美意識が、現代的な感覚と交差することで、ジュエリーの新しい楽しみ方を示しているように感じられます。
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