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ブルガリのゴールドアート、「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」が語るローマとミラノの物語

ブルガリの新作ウォッチは、時間を見るための道具というより、腕に巻き付く小さな彫刻のような存在です。LVMH Watch Week 2026で披露された「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」は、古代ローマのコイン、ルネサンス期のミラノで育まれたミラネーゼメッシュ、そして1970年代のトゥボガスのアーカイブを、現代のゴールドアートとして結び直したタイムピースです。世界最小クラスのピコリッシモ キャリバーBVP100や、レディ ソロテンポBVS100がその内側で静かに鼓動を刻み、外側では色石とダイヤモンドが光を受けて表情を変えます。手首にまとった瞬間、その人の一日の所作まで少し変えてしまいそうな、濃密なストーリーを秘めたウォッチです。

LVMH Watch Week 2026の舞台でブルガリが披露するのは、メゾンを代表する2つのアイコンを起点に生まれた最新ゴールドウォッチです。古代コインをあしらったモネーテ、そして蛇のようなラインで知られるトゥボガスというアーカイブを改めて見つめ直し、「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」という名の新作へと結晶させました。ローマ発のジュエラーであり時計づくりにも精通するブルガリが、自身のルーツを鮮やかに讃えながら、革新を重ねて紡いできたストーリーに、この2本が新たな章を加えています。

ブルガリが紡ぐゴールドアート、「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」がLVMH Watch Week 2026に登場

一方は、伝統的なミラネーゼメッシュの技術を用い、ピンクゴールドで繊細に編み上げられた「マグリア ミラネーゼ モネーテ」。もう一方は、1970年代の幾何学的なフォルムをインスピレーションの源とし、色石を配したイエローゴールドのカフウォッチ「トゥボガス マンシェット」です。この2つのタイムピースには、代々受け継がれてきた金細工の手腕と、ウォッチメイキングの高い専門性が重なっています。巻き上げシステムを見直したピコリッシモ キャリバーと、新たな装飾を施したレディソロテンポ オートマチックが心臓部として息づき、ジュエリーライクな外観と時計としての精度を両立させた構成になっています。

ブルガリ グループ CEOであり、LVMH ウォッチ CEOも務めるジャン-クリストフ・ババンは、今回のLVMH Watch Weekについて、LVMH傘下の各メゾンが一堂に会する意義を強調しています。ブルガリに加え、タグ・ホイヤー、ゼニス、ウブロ、ティファニー、ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン、レペといった名だたるウォッチメイカーが集結することで、スイスの時計づくりが持つ卓越性に対するLVMHの深いコミットメントと、グループ全体に共有されるクリエイティブな情熱が明確に表れると述べています。年初に開催されるこのイベントは、パートナーやジャーナリスト、顧客に向けて最新作を披露する重要な場となっており、2026年もまた、多様なメゾンが共鳴し合うことで、新しいタイムピースや逸品が誕生することへの期待が語られています。

ブルガリは、歴史と現在をひとつながりの時間軸としてとらえ、その時代ごとの感性を精密にとらえるために、ウォッチとジュエリーのアイコンを繰り返し再構築してきました。デザインスタジオは今回、モネーテとトゥボガスが宿す象徴的な美学を手がかりに、それぞれの源流に深く潜り込む作業を行っています。その結果として生まれたのが、芸術性と洗練された佇まい、そして遊び心ある創造性と豊かな色彩表現を兼ね備えたタイムピースです。アーカイブを忠実になぞるのではなく、そこに今の感覚を重ねることで、ブルガリらしい個性を再び立ち上がらせています。

ローマ発ブルガリの新章、モネーテとトゥボガスを再解釈した「マグリア ミラネーゼ モネーテ」「トゥボガス マンシェット」発表

ブルガリの金細工とウォッチメイキングが融合、「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」が示すタイムピースの未来

「マグリア ミラネーゼ モネーテ」は、1960年代半ばに発表されたモネーテシリーズを出発点に、現代の手首にふさわしいかたちへと姿を変えたモデルです。西暦198年から297年にかけて鋳造されたカラカラ帝の肖像が刻まれた古代コインを配し、古代世界がブルガリにもたらし続ける装飾的なモチーフや尽きないインスピレーションを具現化しています。ミラネーゼメッシュの伝統から生まれたブレスレットは、しなやかで滑らかな動きを見せ、その芸術性を掘り下げるきっかけとなります。編み目の柔らかい質感とピンクゴールドの鮮やかなニュアンスが重なり合うことで、歴史とサヴォアフェールを背景に、質感、微妙な色調、立体的なフォルムが溶け合うハーモニーが生まれています。

カラカラ帝の古代コインとトゥボガスの曲線、ブルガリが見せる「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」の世界

一方の「トゥボガス マンシェット」は、ゴールドとダイヤモンドがリボンのように腕を包み込み、その上に鮮やかな色石が軽やかなアクセントとして置かれたデザインです。トゥボガスは1940年代初頭に登場し、当初は蛇を思わせる有機的なフォルムが印象的なピースとして知られていました。その後1970年代には、ブルガリを語る上で欠かせない象徴的存在となり、時代ごとにリイマジネーションを重ねながら、豊かなカラーストーンや新しいボリューム感を取り入れ、多彩な姿へと変化してきました。今回のカフウォッチは、その歴史を踏まえつつ、現代のスタイルに寄り添うジュエリーウォッチとして仕立てられています。

今回のトゥボガスでは、アイコンである曲線と独特のシルエットに敬意を払いながら、先端の技術がさりげなく導入されています。ケースとブレスレットを構成するリングは、一つずつ成形し、丁寧に研磨を施したのち、チタンブレードの芯の上に慎重にセットされます。このモジュール構造によってモチーフがブレスレット全体に自然に連続し、トゥボガスならではのしなやかな構築美が損なわれることなく保たれています。着用したときのフィット感とゴールドの連なりが、腕の動きとともに立体的なラインを描き、クラシックな魅力とモダンな技術の両面を感じさせる仕上がりです。

LVMH Watch Week 2026で注目、ブルガリが再構築するモネーテとトゥボガス、ゴールドウォッチの新たな表現とは

時を刻む精巧の美学

ローマのハイジュエラーであり、同時にスイスのウォッチメイカーでもあるブルガリが手掛けるこれらのゴールドタイムピースには、精緻な時計づくりのために特別に開発された自社製ムーブメントが搭載されています。ジュエリーとしての存在感を放つ外観の内側で、細かな部品が緻密に組み合わされ、時間を正確に刻むためのメカニズムが静かに動き続けています。装飾性と技術性がひとつのケースの中で出会うことで、「身に着ける宝飾品」であると同時に「本格的なウォッチ」であるという二重の魅力を備えたブルガリらしい一本へと仕上がっています。

「マグリア ミラネーゼ モネーテ」に搭載されているピコリッシモ BVP100は、現在使われている世界最小の丸型キャリバーとして知られています。直径13.50mmという小さな輪郭に、厚さ2.50mm、重量わずか1.9gの中で、102個もの部品が緻密に組み込まれています。スイス ジュラ地方ル・サンティエの工房でブルガリが自ら設計・製造したこのムーブメントは、2022年にBVL100として初登場したものが起点です。今回の新作ではそのベースを受け継ぎつつ、リューズによる手巻き仕様へとアレンジし、サファイア製ケースバックから内部の繊細な動きをじっくり鑑賞できる新バージョンとして生まれ変わりました。

「トゥボガス マンシェット」に心拍を与えているのは、BVS100 レディ ソロテンポです。このムーブメントは2025年、「セルペンティ セドゥットーリ」と「セルペンティ トゥボガス」に向けて発表されたキャリバーとして知られています。時・分・秒をすっきりと表示する3針構成で、ウォッチメイキングにおける精緻な芸術性と、イタリアニティと呼ばれる独自の感性が溶け合い、ジュエリーウォッチにふさわしいバランスを生み出しています。カフウォッチとして存在感のある「トゥボガス マンシェット」の中で、ムーブメントは目立たないながらも全体のリズムを整える重要な役割を担っています。

BVS100 レディ ソロテンポは、直径19mm、厚さ3.90mmというコンパクトなプロポーションながら、内部には102個の部品が組み込まれています。その重さはわずか5グラムですが、50時間のパワーリザーブと21,600振動/時というスペックを備え、日常使いにも十分な頼もしさを発揮します。丸型のコンパクトなデザインは、セルペンティの曲線的なケースに自然に収まるよう考えられており、同時に他のブルガリ ウォッチにも柔軟に対応できる汎用性も持ち合わせています。ピコリッシモとレディ ソロテンポという2つのキャリバーは、どちらもブルガリが機械式時計の分野で培ってきた熟練の技の結晶といえる存在です。

ブルガリのゴールドアート、「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」が語るローマとミラノの物語

ミラネーゼメッシュから生まれた芸術「マグリア ミラネーゼ モネーテ」

今回ブルガリが発表した「マグリア ミラネーゼ モネーテ」は、ミラネーゼメッシュブレスレットを組み合わせたピンクゴールドのモデルとして登場します。古くから金細工の技術が育まれてきた活気ある都市ミラノへの敬意を込めたタイムピースです。細い金糸を幾重にも編み上げて形成されるこの構造は、ルネサンス期にミラノの金細工師たちによって生み出されたものですが、ブルガリのコレクションの中では、これまで大きくスポットライトを浴びる機会が多くはありませんでした。今回のモデルでは、ミラネーゼメッシュ特有のしなやかなフィット感に、モネーテの存在感とゴールドの温かみある光沢が重なり合い、強い印象と同時に現代的で洗練されたムードを漂わせています。

ブルガリ ウォッチのプロダクト クリエイション エグゼクティブ ディレクターを務めるファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニは、「柔軟性こそが、このウォッチの本質です」と語ります。長い時間をかけて熟慮されてきた、予想の外側にあるプロジェクトにインスピレーションを与えた存在だと位置づけ、「ブルガリの新たなクリエイションは、ウォッチメイキングとハイジュエラーという二つの世界を深く味わうための貴重な機会をもたらします」とコメントしています。古代コイン、幾何学的な8角形、繊細なミラネーゼメッシュという異なる要素が組み合わさることで、多面的な魅力が鮮やかに描き出されている点も、彼が強調するポイントです。

時間と芸術が交差する地点に立つモネーテ コレクションには、イタリアンハイジュエラーとしての審美眼と、スイスのウォッチメイキングが宿す精神が、隅々まで浸透しています。永遠の都ローマへのオマージュとして位置づけられるこのコレクションに、ブルガリは今回初めてピンバックルを採用しました。「マグリア ミラネーゼ モネーテ」では、古代コインが持つ象徴性、8角形の幾何学が生む端正な印象、ミラネーゼメッシュの繊細なテクスチャーという三つの要素を重ね合わせることで、ブルガリらしい多彩なクリエイティビティを具体的なかたちへと落とし込んでいます。

古代コインと色石の輝き、ブルガリ「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」ゴールドウォッチの進化

LVMH Watch Week 2026で輝くブルガリ、「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」新作ウォッチ

ブルガリが贈る輝かしい女性らしさ「トゥボガス マンシェット」

強い光をたたえたゴールドの地金と、彩り豊かな色石がダイヤモンドの輝きを際立たせる「トゥボガス マンシェット」は、1974年のアーカイブピースを現代の感覚で読み替えたハイエンドウォッチです。幅広のトゥボガス シングルコイルブレスレットに、存在感のあるダイアルを組み合わせることで、オリジナルモデルが持っていた大胆な幾何学的コードを現在の手首にふさわしいスタイルとして蘇らせています。アーカイブの記憶が、今の装いと調和するよう緻密に整えられた一本です。

シトリン、ルベライト、ペリドット、アメジスト、トパーズ、スペサルタイトといった色石が放つ生き生きとした彩りが、ゴールドウォッチ全体に躍動感を吹き込んでいます。コイルの上を取り巻く約12カラットのダイヤモンドは、光を受けるたびに繊細なきらめきを見せ、鮮やかなパレットを構成する色石の眩しさと美しさを一層強調しています。ジュエリーとしてもウォッチとしても印象に残る表情を持ち、手首の上で軽やかに煌めく設えになっています。

ブルガリが再構築するモネーテとトゥボガス、「マグリア ミラネーゼ モネーテ」「トゥボガス マンシェット」に見るサヴォアフェール

【製品概要】

「マグリア ミラネーゼ モネーテ」

ブルガリ 「マグリア ミラネーゼ モネーテ」

ブルガリ 「マグリア ミラネーゼ モネーテ」

品番:104328 104385
価格:要お問い合わせ
ムーブメント:BVP100、ピコリッシモキャリバー、手巻き、厚さ2.50mm、約30時間パワーリザーブ、毎時21,600振動
ケース: ピンクゴールド製ケース、ブリリアントカットダイヤモンド(約0.50ct)、シースルーケースバック
ダイアル:マザー・オブ・パール、ピンクゴールドプレート針、12石のダイヤモンドアワーマーカー(約0.06ct)
ブレスレット:ピンクゴールド製ミラネーゼメッシュブレスレット

「トゥボガス マンシェット」

ブルガリ 「トゥボガス マンシェット」

品番:104093
ムーブメント:BVS100 レディ ソロテンポ 自社製ムーブメント、ブルガリ ロゴと蛇の鱗のパターンが刻まれたローター、時/分/秒表示、50時間パワーリザーブ 
価格:要お問い合わせ
ケース: 16mm、ダイヤモンドをあしらったイエローゴールド製ケースとベゼル、シースルーケースバック、イエローゴールド製リューズ
ダイアル:パヴェダイヤモンド(約0.6ct)、イエローゴールドプレート針
ブレスレット:イエローゴールド製シングルコイルブレスレット、ダイヤモンド(約11.98ct)、スぺサルタイト(約1.06ct)、シトリン(約1.05ct)、ルベライト(約0.87ct)、ペリドット(約0.62ct)、アメシスト(約0.63ct)、トパーズ(約0.59ct)、135mm

お問い合わせ先:ブルガリ・ジャパン 
0120-030-142 

https://www.bulgari.com/ja-jp/


【Editor's View】
「マグリア ミラネーゼ モネーテ」と「トゥボガス マンシェット」は、ブルガリが得意とするローマとミラノという二つの都市の記憶を、一本のウォッチの中に封じ込めたようなコレクションです。カラカラ帝の古代コインと、ルネサンス期に生まれたミラネーゼメッシュ、1974年のトゥボガスのアーカイブ、さらに世界最小クラスのピコリッシモ BVP100やBVS100 レディ ソロテンポといったムーブメントが重なり合い、ゴールドのボリュームと中身のメカニズムがどちらも主役として成立しています。色石とダイヤモンドが連なるトゥボガスのコイルは、イブニングスタイルだけでなく、シンプルなニットや長袖シャツにもリズムを与え、「マグリア ミラネーゼ モネーテ」のピンクゴールドと古代コインは、ミニマルな装いにさりげない物語性を添えます。時計としてのスペックと、ジュエリーとしての存在感、そのどちらも妥協したくない人にとって、この二つのタイムピースは、ワードローブのなかで長く対話を続けていけるパートナーになっていくはずです。

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