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ティファニー TIFFANY & CO. 女優の杏ら豪華ゲストがパリに集結、ジャン・シュランバージェのレガシーを未来へ継承するプロジェクトのディナー

ジュエリーが完成するより先に、一本の線があります。ティファニーを代表するデザイナー、ジャン・シュランバージェが残したデザイン画や資料は、長い年月を経てもなお、その創作の出発点を伝える貴重な記録です。ティファニーは今回、パリ装飾美術館と4年間のパートナーシップを結び、約5,000点のオリジナルデザイン画と約5,000点のアーカイブ資料を対象に、修復とデジタルアーカイブ化を進めます。その始動を記念してパリで開催された特別な夜には、杏をはじめ、アニャ・テイラー=ジョイ、グレタ・リーらが集いました。名作の背景にある「描く」という営みを未来へ残す、新たなヘリテージ活動です。

杏ら豪華ゲストがパリに集結、ティファニーがジャン・シュランバージェのアーカイブ保存プロジェクトを開始

BFA/Pierrick Rocher 

2026年9月28日、ティファニーはパリ装飾美術館(Musée des Arts Décoratifs)との4年間にわたる新たなパートナーシップの始動を記念し、パリで特別なディナーを開催しました。テーマとなったのは、ティファニーと長年にわたり創造的な関係を築いたジャン・シュランバージェのレガシーです。ゲストはまずカクテルを楽しみ、その後、同美術館のクリスティン&スティーブン・A・シュワルツマン・ファッション・ギャラリーへ移動。著名なシェフ、ロマン・メデールによるコースディナーを囲みながら、シュランバージェの美意識と、それを未来へ受け継ぐ今回の取り組みに触れるひとときを過ごしました。華やかな社交の場であると同時に、ジュエリー史に残る創造性へ改めて光を当てる一夜となりました。

今回のパートナーシップの中心にあるのは、ジャン・シュランバージェの創作の痕跡を、次の世代へ開いていく保存プログラムです。対象となるのは、約5,000点のオリジナルデザイン画と約5,000点のアーカイブ資料。修復を施すだけでなく、デジタルアーカイブ化も進めることで、デザイナーがどのような発想からジュエリーを生み出していったのかを読み解ける環境を整えていきます。シュランバージェの作品は、自然界の動植物や海、空などを思わせる有機的なモチーフと、彫刻的なフォルム、鮮やかな色彩によって知られています。完成したジュエリーだけでは見えにくい、その豊かな想像力の出発点を記録として残すことに、このプロジェクトならではの意義があります。

その幕開けを告げる場としてパリ装飾美術館で披露されたのが、「鉛筆なしでは何も生まれません (I Am Only a Pencil)」です。シュランバージェのオリジナルデザイン画、アーカイブ資料、そしてそこから形になったジュエリーを組み合わせ、アイデアが一枚の紙から完成されたクリエイションへ移り変わるまでの過程に光を当てました。なかでも「バード オン ア ロック」をはじめとする代表作は、シュランバージェの自然へのまなざしと、線を立体的な造形へ変換する卓越した発想力を伝える存在です。ティファニーとの協働が始まった1956年以降に生み出された数々の作品を、完成品だけでなく「その前にあった線」から捉え直すことで、ジュエリーを見る視点そのものを広げる内容となっています。
豪華ゲストがパリに集結、ジャン・シュランバージェのレガシーを未来へと継承するプロジェクトのディナー
BFA/Pierrick Rocher 

この特別な夜には、日本から女優の杏が出席。さらにアニャ・テイラー=ジョイ、グレタ・リー、アマンダ・サイフリッド、アドリア・アルホナ、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、カミーユ・コッタン、シンシア・エリヴォ、ダイアン・クルーガー、チェイス・スイ・ワンダーズ、ヌジュード・アルルマイヒ、ティファニー・タン、アン・カーティス、セバスチャン・ヤトラ、アリソン・オリヴァー、レナ・マフーフ、ニコール・ウォーン、ミシェル・サラス、ララ・ルッジ、ロリンダ・ホー、ロレート・ペラルタ、ジョアン・ツェン、マルコム・マクレー、カロ・ダウアー、ケルシー・メリット、バレンティナ・フェレール、ローレン・サント・ドミンゴ、デレク・ブラスバーグら、ティファニーのジュエリーを纏った多彩なゲストが集まりました。俳優やモデル、ミュージシャン、クリエイターなど異なる分野で活動する顔ぶれが一堂に会し、シュランバージェの創造世界を現代のカルチャーへつなぐ場としても印象的なものとなっています。

豪華ゲストがパリに集結、ジャン・シュランバージェのレガシーを未来へと継承するプロジェクトのディナー
BFA/Pierrick Rocher 

今回のパートナーシップが示しているのは、過去の名作を保存することだけにとどまらず、そこに息づく創造性を研究し、次世代へ受け渡していくというティファニーとパリ装飾美術館の共通した理念です。デザイン画や資料を修復し、デジタルの形でも残すことで、シュランバージェが残した創作の軌跡は、これからの研究や新たな視点にも開かれていきます。ジュエリーの美しさだけでなく、発想が形になるまでの時間や思考まで含めて文化的遺産として捉えることが、今回の取り組みの大きな意味を形づくっています。




【Editor's View】
ジャン・シュランバージェを語るうえで、ジュエリーそのものと同じくらい重要なのが、その原点にあるドローイングです。1937年にはエルザ・スキャパレリのためにボタンやコスチュームジュエリーを手がけ、その後1956年にティファニーへ加わると、自然を思わせる有機的な造形や大胆な色彩、18Kゴールドやプラチナを組み合わせた独自の表現によって、ジュエリーデザインの可能性を広げました。とりわけ「バード オン ア ロック」は、1965年にティファニーから発表されて以来、今日まで受け継がれている象徴的な作品です。今回の取り組みでは、完成した名品を保存するだけでなく、そこへ至るまでのスケッチや資料にも焦点が当たります。一本の線、ひとつの着想、その試行錯誤まで含めて創作を文化遺産として残していく。ティファニーとパリ装飾美術館の協働は、シュランバージェの作品だけでなく、ジュエリーが生まれる瞬間そのものを未来へ手渡す試みとして受け止められます。

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