2026.02.23
カテゴリ: 新作
ポメラート 伝説的劇場テアトロ・アッラ・スカラへ捧ぐ、新作ハイジュエリー「スカラ・ディ・ルーチェ」3つのステートメント
劇場の灯りが落ちる直前の高揚感や、バルコニーから見下ろす客席の曲線。その記憶をジュエリーでたぐり寄せるように生まれたのが、ポメラートの新作ハイジュエリー「スカラ・ディ・ルーチェ」です。ミラノを象徴するテアトロ・アッラ・スカラと、都市に息づく建築のリズムをローズゴールドとダイヤモンドで描き出した今回のコレクションは、クラシックな劇場建築の厳格さと、現代的なミラネーゼのしなやかな感性をひとつの連なりの中に閉じ込めたような存在です。ネックレス、ブレスレット、イヤリングで構成されるパリュールは、ドレスアップした夜はもちろん、ミニマルな装いに一点だけ添えたときにも、日常と非日常のあわいにある自分らしさをそっと照らしてくれます。
ミラノを拠点とするジュエリーハウス、ポメラートは最新のハイジュエリーコレクション「スカラ・ディ・ルーチェ」を披露します。新作のインスピレーション源となったのは、ミラノの象徴として知られる伝説的な劇場「テアトロ・アッラ・スカラ」です。都市の顔ともいえるこの劇場へのオマージュとして生まれたコレクションは、ミラノの街並みを形づくる建築の壮麗さに着目し、歴史的建造物が持つ厳格で秩序だった構造美と、現在のミラノが放つ多彩で魅惑的な表情をひとつのジュエリーの中で重ね合わせています。その結果として、クラシックとコンテンポラリーが自然に交差するハイジュエリーが誕生しています。
コレクション全体を貫くのは、異なる要素同士が対話するように響き合うコントラストの表現です。有機的で流れるようなラインを描くチェーンのフォルムと、ファンシーカットダイヤモンドの持つ建築的な精緻さが出会うことで、どこか張り詰めた緊張感のあるバランスが生まれています。やわらかなローズゴールドの光と、ペアシェイプ、プリンセス、バゲットカットというシャープなカットを施したダイヤモンドのきらめきが交差し、既成のルールにとらわれない美しさを引き出します。左右非対称の配置やわずかなズレによって生まれるリズムは、控えめで上品でありながら、予想外の表情を見せるところに魅力があり、節度と遊び心を併せ持つミラノらしい気配をまとっています。
「スカラ・ディ・ルーチェ」のパリュールは、3つのステートメントピースで構成されています。存在感のあるネックレス、ブレスレット、イヤリングが揃い、それぞれが単体でも視線を集める力を持ちながら、連ねて身に着けた時にはひとつの物語を完成させるように構成されています。そこには、ポメラートが長年磨き続けてきた緻密なセッティングと、チェーンメイキングの高い技術が存分に生かされており、重厚感のあるハイジュエリーでありながら、動きに寄り添う軽やかさも感じられる仕上がりになっています。

ネックレス
コレクションを象徴するローズゴールドのネックレスは、彫刻作品のような佇まいを持つ一本です。1970年代のポメラートのアーカイブから取り出された特徴的なラウンドリンクチェーンのデザインを出発点にしつつ、現代的な感覚で再解釈しています。リンクの上には266石ものブリリアントカットダイヤモンドが配され、まるでオートクチュールのドレスに施された繊細なステッチのように、チェーンの輪郭をなぞりながら連なります。その中心にはペアシェイプ、プリンセス、バゲットといった異なるファンシーカットを施したダイヤモンドが計13石レイアウトされ、滑らかなラウンドパヴェと鋭いラインを描くファンシーカットの幾何学がぶつかり合うことで、光が複雑に反射します。静かなフォルムに潜むこのコントラストこそが、意外性のある輝きを生み出す鍵になっています。

ブレスレット
同じ美意識を受け継いだローズゴールドのブレスレットは、ネックレスと呼応するディテールを備えながら、手元ならではの表情を引き出すデザインです。ラウンドリンクチェーンのリズミカルな連なりの上に、4石のファンシーカットダイヤモンドと250石のラウンドブリリアントカットダイヤモンドが丁寧にセットされ、3つのパヴェダイヤモンドのサークルが構図全体を引き締めています。それぞれのサークルにはペアシェイプ、プリンセス、バゲットカットのダイヤモンドが配置されており、柔らかい曲線の中に建築的な力強さが宿るよう計算されています。ボリューム感のあるフォルムと、精緻に作り込まれた細部が調和することで、手首の動きに合わせて光が滑らかに揺れ、装い全体に落ち着いた存在感を添える一本に仕上がっています。

イヤリング
ローズゴールドで形づくられたイヤリングは、彫刻のような立体感と、耳元に沿う繊細さを併せ持つピースです。プリンセスカットとペアシェイプカットのダイヤモンドが、あえて左右対称にならないようアシンメトリーに組み合わされ、その先でペアシェイプのドロップがしなやかに揺れる構造になっています。身じたくを整えて歩き出した瞬間や、ふと顔を振り向けた瞬間など、わずかな動きにも反応して光を受け止めるパーツが、イヤリング全体を生きた彫刻のような存在へと引き上げます。建築的なフォルムと滑らかな動きのバランスという、このコレクションの核となるテーマが、もっとも身近なスケールで表現されたアイテムと言えます。
クラフツマンシップとインスピレーション
ミラノに構える「カーサ・ポメラート」のアトリエで、熟練した職人の手を経て生み出される「スカラ・ディ・ルーチェ」は、異なる要素の調和によって新しい美しさを描き出すコレクションです。温度を感じさせるローズゴールドと澄んだ輝きを放つホワイトダイヤモンド、直線的な建築のラインと身体の動きに沿う有機的なカーブが、ひとつのピースの中で出会います。静止した状態の美しさにとどまらず、身につける人の動きと光の移ろいがデザインの本質を映し出し、ジュエリーに時間の流れを与えています。ポメラートらしい不規則なパヴェ表現と、石の個性を尊重した革新的なセッティングが、一石一石の輝きを引き立て、ミラノに息づく洗練された軽やかさを感じさせる仕上がりとなっています。
【Editor's View】
テアトロ・アッラ・スカラの赤い客席や金糸の装飾、ステージに差し込むスポットライトの光を思い浮かべると、「スカラ・ディ・ルーチェ」という名称が持つ情景がより鮮やかに立ち上がります。ポメラートが描くこのハイジュエリーは、劇場そのものを写し取るのではなく、客席に座る観客や街を歩く人々が纏う空気までも含めたミラノの記憶を、ローズゴールドとダイヤモンドで翻訳したコレクションのように感じられます。ネックレスやブレスレット、イヤリングはどれも強い存在感を持ちながら、過度に主張するのではなく、装う人のジェスチャーや視線に寄り添う余白を残しています。特別な夜のドレスアップにはもちろん、普段のシンプルな装いに一点だけ添えたときにも、その人の内側からにじむ成熟した雰囲気を静かに引き出してくれるジュエリーです。
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