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グッチ 新広告キャンペーン「Gucci: La Famiglia」、デムナが描く新時代のワードローブと家族という絆

ラグジュアリーブランドのキャンペーンを眺める時、服だけでなく、そこに映る人々の関係性や距離感にこそ今のムードが表れていると感じることがあります。グッチが新たにスタートさせる広告キャンペーン「Gucci: La Famiglia」は、その名の通り「家族」をテーマに、血縁だけにとどまらないつながりや、共通のコードで結ばれたコミュニティの姿を映し出そうとする試みです。アーティスティック・ディレクター デムナが描くのは、自信に満ちたセクシーさと少し挑発的な大胆さ、そしてアーカイブから紡ぎ直したグッチらしさが同居するワードローブ。La Famigliaコレクションをまとった多様なキャラクターたちのポートレートは、家族写真のようでありながら、それぞれが自分の物語を纏ったファッションスナップのようでもあり、今の時代ならではの「親密さ」のかたちを提示しているように見えます。

グッチ新広告キャンペーン「Gucci: La Famiglia」、デムナが描く新時代のワードローブと家族という絆

Courtesy of Gucci

グッチは、新たな広告キャンペーン「Gucci: La Famiglia」を立ち上げます。このキャンペーンは、アーティスティック・ディレクター デムナによって始まる新章を象徴するものとして構想され、自信にあふれたセクシーさや豊かなラグジュアリー感覚、そして大胆なアティチュードを宿したワードローブを通じて、メゾンのヴィジョンをくっきりと描き出します。装う人の身体に寄り添いながらも、どこか挑戦的で、視線を集める存在感を放つ服やアクセサリーの数々は、グッチがこれから提示していく世界観を端的に物語るキーとなっています。

2025年9月に発表されたLa Famigliaコレクションは、グッチのさまざまな時代のアーカイブやヴィジュアルコードを丁寧に掘り下げ、その探求の成果を凝縮したようなラインとして構成されています。このコレクションは、2026年2月に予定されているデムナによる初のファッションショーに向けた重要な土台とも位置づけられています。写真家キャサリン・オピーが撮影したポートレートでは、多様なアティチュードや独自の美的言語を持つ人々が登場し、それぞれが体現する「Gucciness(グッチらしさ)」によって、メゾンの多面的な表情が浮かび上がります。アーカイブから受け継いだコードと、新たな感性が同時に息づく点が、このキャンペーンの大きな魅力となっています。

ポートレートに写る人々の仕草、スタイリング、佇まいは、イタリア語で「家族」を意味するLa Famigliaという名のもとに結びついた関係性を静かに語りかけます。そのワードローブは、彼らが自然体で過ごす姿やそれぞれの個性を映し出すと同時に、ブランドのシグネチャーやコードに基づいた集合的なアイデンティティも表現しています。共通するのは、全員が同じ装いをしていることではなく、グッチの要素を自分らしく取り入れているという点です。そこに、血のつながりだけに限定されない「家族」やコミュニティのあり方を見出すことができ、服そのものが目に見えない絆を可視化する役割を担っているように感じられます。
グッチ「Gucci: La Famiglia」始動、デムナ時代のセクシーさと大胆さが息づく新キャンペーンの全貌
Courtesy of Gucci

グッチが発表する「Gucci: La Famiglia」、アーカイブと新しい感性で描く家族的なつながりとスタイル
Courtesy of Gucci

デムナが導くグッチ「Gucci: La Famiglia」、La Famigliaコレクションとポートレートで映す多様な人物像
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グッチの新広告キャンペーン「Gucci: La Famiglia」、新しいセンシュアリティとsprezzaturaで表現する現代の家族像
Courtesy of Gucci


コレクションは、登場する多彩なキャラクターと呼応しながら、新鮮なセンシュアリティや自発的なムードを体現しています。Incazzataは1960年代を思わせるリトル・レッド・コートをまとい、その燃えるような気性や情熱的な一面をスタイルに映し出します。一方、洗練されたブラック ルックを身に着けたGalleristaは、新たなプロポーションで構成された〔グッチ バンブー 1947〕を手に、世界のギャラリーからギャラリーへ軽やかに歩いていく人物像を想起させます。イタリアらしい感性をベースにグッチのコードを再解釈することで、アイコンバッグやクラシックなシルエットに現代的なエネルギーが吹き込まれ、キャラクターごとの物語がより立体的に浮かび上がります。

グッチの新広告キャンペーン「Gucci: La Famiglia」、デムナが描く家族とスタイルの新しい物語
Courtesy of Gucci

ッチ「Gucci: La Famiglia」発表、デムナ時代の幕開けを告げるセンシュアルなワードローブとキャラクターたち
Courtesy of Gucci


さらに、イタリアらしい肩の力が抜けたエレガンスとして知られる「sprezzatura(スプレッツァトゥーラ)」の精神は、ソフトレザーミュールのかかとを踏んでラフに履くといった、ごくさり気ない所作の中に息づいています。装う楽しさはメンズウェアにも連なり、テーラード スーツを軽やかに着こなすDirettoreや、自然な振る舞いのまま人々の視線を集めるPrincipinoの姿に表現されています。それぞれのキャラクターとそのワードローブは、La Famigliaを構成する多様なペルソナと独自の美的アティチュードを鮮やかに描き出し、グッチというメゾンの新たな家族像を現代の感覚でアップデートしています。

グッチが提示する現代の家族像、広告キャンペーン「Gucci: La Famiglia」で読むGuccinessと多様なペルソナ
Courtesy of Gucci

「Gucci: La Famiglia」で広がるグッチの世界、デムナが紡ぐアーカイブと新しいエレガンスの交差点
Courtesy of Gucci

グッチ新キャンペーン「Gucci: La Famiglia」、キャサリン・オピー撮影のポートレートで映す多彩な人物像
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デムナ就任後初の章へ、グッチ「Gucci: La Famiglia」が提示する自信と大胆さに満ちたワードローブ
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グッチが発信する「Gucci: La Famiglia」、La Famigliaコレクションでつながる家族とコミュニティのスタイル
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グッチの広告キャンペーン「Gucci: La Famiglia」、sprezzaturaから読み解くイタリア的エレガンスと日常の所作
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グッチ「Gucci: La Famiglia」、IncazzataやGalleristaらキャラクターが物語る新しい家族写真のようなキャンペーン
Courtesy of Gucci



La Famigliaコレクションは、2026年1月8日よりグッチの全世界のグッチショップおよびグッチ公式オンラインショップにて販売中です。

Artistic Director: Demna
Director: Mau Morgó
Photographer Endorsed: Catherine Opie
Photographer Still Life: Vincent Levrat
Make Up: Sam Visser
Hair: Guido Palau

“Guarda che Luna”
Written by Gualtiero Malgoni
Performed by Fred Buscaglione
© Peermusic Italy SRL
Courtesy of Warner Music Italy Srl

詳しくは、www.gucci.comをご覧ください。


【Editor's View】
「Gucci: La Famiglia」は、グッチが掲げてきたアイコニックなコードを、家族写真のような親密さとともに再構築するプロジェクトに見えます。デムナが提示するのは、完璧で無機質なイメージではなく、キャラクターごとのクセや感情がにじむスタイルであり、それぞれの人物がグッチを通じて自分の物語を語っているような世界観です。La Famigliaコレクションとキャサリン・オピーのポートレートが交差することで、グッチはアーカイブの重みと現在進行形の自由さを同時に抱え込むメゾンとして、次の一歩を踏み出そうとしています。観る側にとっても、身近な人との関係性や自分のコミュニティを思い浮かべながら、「自分ならどんなLa Famigliaの一員として装うだろうか」と想像を巡らせたくなるキャンペーンです。

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