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ディオール「ディオール レディ アート」第10回、アリママ・ラシードが描くレディ ディオールと環境との新しい関係

メゾンのアーカイブの中でも特別な物語を持つ「レディ ディオール」が、現代アートの視点を通して新しい表情を見せています。2016年にスタートしたプロジェクト「ディオール レディ アート」は、デザイナーではなくアーティストのまなざしを招き入れることで、バッグを単体のアイテムから一つの作品へと引き上げてきました。その記念すべき第10回に参加したのが、クウェート出身のアリママ・ラシードです。アイデンティティ、気候、自然と向き合う彼女の視点が「レディ ディオール」に重なった時、メゾンの象徴はどのような姿へと更新されたのか。特別映像と共に、そのクリエイションの輪郭を探ります。

【Youtube:ディオールの投稿が表示されます】


メゾンが掲げるエレガンスと美の理念を、構築的なラインと緻密なディテールで形にした「レディ ディオール」バッグは、ディオールを象徴する存在であり、メゾンの歴史を語るうえで欠かせないアイコンです。2016年にスタートしたプロジェクト「ディオール レディ アート」では、このアイコニックなバッグを舞台に、世界各地の新進アーティストが自由な発想で再解釈し、自身の情熱や世界観、クリエイティビティをのびやかに表現してきました。アートとファッションが交差するこの取り組みは、バッグを選ぶことそのものを自己表現の一部へと変えていく企画として注目を集めています。

今回公開された特別映像では、第10回「ディオール レディ アート」に参加したアーティストの一人、クウェート出身のアリママ・ラシードにフォーカスしています。映像は、彼女が手掛けた2つのクリエイションと、それを形にするディオールのサヴォワールフェールのプロセスを丁寧に追いかけています。アトリエで交わされるやりとりや、素材に触れる手の動きが映し出されることで、レディ ディオールがアーティストの視点を宿したオブジェへと変化していく時間の積み重ねを、臨場感とともに感じられる内容になっています。

アリママ・ラシードは、これまでの創作活動の中でアイデンティティや気候、自然といったテーマに向き合ってきたアーティストです。「ディオール レディ アート」においても、自身のビジョンや世界観、そして環境との関係性を軸にコンセプトを組み立てました。完成したバッグには、選び抜かれた色彩やモチーフが繊細に配され、それぞれのテーマを象徴する装飾が細部まで行き渡っています。ひとつひとつのディテールが物語の断片のように重なり、持つ人の感性やライフスタイルを静かに映し出すアートピースとして存在感を放っています。

ディオール「ディオール レディ アート」第10回、アリママ・ラシードが語るレディ ディオール再解釈の美学

ディオールの象徴「レディ ディオール」、アリママ・ラシードが参加した「ディオール レディ アート」第10回特別インタビュー

@Dior #ディオール #LadyDior #DiorLadyArt

【お問合せ先】
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947

https://www.dior.com


【Editor's View】
「レディ ディオール」という強い物語性を持つバッグを、アーティストの自由な想像力に委ねる「ディオール レディ アート」は、バッグ選びを自分らしさの宣言に近づけていく試みといえます。アリママ・ラシードが扱うアイデンティティや自然、環境といったテーマは、今の時代を生きる多くの人にとって避けて通れない問いでもあります。そのテーマ性がメゾンのサヴォワールフェールと結びつくことで、レディ ディオールは単なるクラシックな名品という枠を超え、日々の装いの中で思想や価値観まで託せる存在として進化しているように感じられます。

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