2025.10.20
カテゴリ: Open
ヴァン クリーフ＆アーペル 新ブティックが銀座一丁目に誕生、ロザンジュ模様が彩る美と職人技の舞台
時を超えて愛され続けるメゾン、ヴァン クリーフ＆アーペルが、銀座一丁目に新たなブティックをオープンしました。伝統的なサヴォアフェールと現代的な美意識が融合した空間は、まるで詩の一節のような静謐さと華やかさを併せ持ちます。ファサードからサロンに至るまで、細部に宿るのはメゾンが一世紀以上紡いできた創造の物語。その場に立つだけで、ジュエリーという芸術がどのように息づき、輝きを纏うのかを感じることができる場所です。
2025年10月3日、ヴァン クリーフ＆アーペルが銀座一丁目に新たなブティックをオープンしました。260平方メートルを超えるゆとりある空間には、メゾンの世界観を体感できる美しい設えが広がり、卓越したクラフツマンシップを五感で味わうことができます。訪れる人が一人ひとりの感性でメゾンの物語を見つけられる、親密で洗練された場所です。
銀座中央通り沿いに佇むこのブティックは、日本で初めてヴァン クリーフ＆アーペルの象徴であるロザンジュ模様のファサードを採用しました。黒の背景に柔らかく溶け込むゴールドのグラデーションが、通りの光と共鳴し、メゾンのアイデンティティを繊細に映し出します。その佇まいは、銀座という街に新たな詩情をもたらしています。
1階のエントランスホールには、中央にショーケースを配置し、アルハンブラ、ペルレ、フリヴォルといった象徴的なコレクションを展示。ジュエリーのひとつひとつが、100年以上続くヴァン クリーフ＆アーペルの専門性を語りかけるようです。壁には金箔で彩られた自然のモチーフが手描きで施され、花々や蝶が舞うような穏やかな世界観が広がります。
2階では、厳選された宝石だけを用いたマリッジリングやソリティアリングのコレクションを展開しています。ジュエリー制作と時計製作の技巧が融合する「ポエティック コンプリケーション コレクション」も揃い、時間そのものをアートとして捉えるメゾンの哲学を体感できます。光が柔らかに差し込む空間の中で、宝石たちが静かに息づいています。
ブティックの奥には、メゾンの歴史や創造の軌跡を伝える書籍やオブジェを配したプライベートスペースが設けられています。2つのVIPルームも完備され、1階の「アールデコ サロン」は幾何学模様とゴールドトーンが調和するモダンな印象。2階の「ポエティック サロン」は柔らかな色調で統一され、壁には花や動物をモチーフにした手刺繍のパネルが飾られています。それぞれの空間が、異なる美の世界を優雅に描き出しています。
2つのサロンを包み込む穏やかな光と色彩の中では、正面の装飾パネルに自然をテーマとした詩的な映像が映し出されています。自然へのオマージュを軸にしたこの空間は、ヴァン クリーフ＆アーペルの美学を象徴する場所です。卓越した職人技と創造性、そしてエレガンスが共鳴するブティックとして、訪れる人に静かな感動をもたらします。
ヴァン クリーフ＆アーペル 銀座１丁目店
東京都中央区銀座1-7-10
03-3563-1906
www.vancleefarpels.com
営業時間
11:00 - 19:00
不定休
【Editor's View】
ヴァン クリーフ＆アーペルが手がける新ブティックは、単なるジュエリーショップではなく、メゾンの哲学を体現する舞台ともいえる存在です。そこにあるのは、宝石やデザインだけでなく、光や素材、香りまでもが調和する“体験としての美”。自然を愛し、詩的な情景を大切にするメゾンの姿勢が、空間全体に息づいています。銀座という街の洗練と呼応するこの新しい場所は、時を超えて輝きを受け継ぐ人々に、静かで深い余韻を残すことでしょう。
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