2025.09.05
カテゴリ: 新作
ヴァン クリーフ&アーペル 新作コレクション「フラワーレース」を発表
花は時代を超えて人の心を魅了し続けるモチーフ。ヴァンクリーフ&アーペルはその象徴的存在として、創業以来数々の花のジュエリーを生み出してきました。今回発表された新作「フラワーレース」は、花の生命感とクチュールのしなやかな美学を重ね合わせた意欲的なコレクション。イエローゴールドとダイヤモンドを主役に据えた作品群は、軽やかさと華やかさを同時に纏い、身につける人のスタイルを際立たせます。手仕事の粋を凝縮したディテールの数々は、ファッションを愛する人にとって日常に詩情を添える特別な一品となるでしょう。
自然の豊かな息吹を創作の源泉としてきたヴァンクリーフ&アーペルが、新作コレクション「フラワーレース」を発表しました。今回のジュエリーは、花の持つ優美さと生命感を余すことなく形にした作品群であり、長年培ってきた宝石の専門知識と職人技を見事に体現しています。創業以来メゾンを象徴してきた花のモチーフが、再び新しい表現をまとって登場しました。
フラワーレースが紡ぐ 軽やかなエレガンス
「フラワーレース」は、透かし模様のオープンワークを用いて花冠の輪郭を軽やかに浮かび上がらせたコレクションです。イエローゴールドの温かみある輝きにダイヤモンドの透明感が重なり、自然の力強さと優雅さを鮮やかに描き出しています。
花びらの丸みを帯びたシルエットは陽光に照らされたかのような輝きを放ち、柔らかな曲線はリボンを思わせるしなやかさを表現しています。ここにはヴァンクリーフ&アーペルが大切にしてきたクチュールの要素が巧みに取り入れられ、花とファッションの融合がジュエリーという形で提示されています。





新作はリング、アントレ レ ドア リング、イヤリング、ペンダント、そして2通りの装いが楽しめるクリップペンダントの全5点で構成されます。特にクリップペンダントは、形を変えるジュエリーにこだわりを持つメゾンならではのアイデアを感じさせます。いずれの作品も職人の技と感性を集結させた結晶といえるでしょう。
製作には伝統的なロストワックス鋳造法が用いられています。ワックスで彫刻したモチーフを鋳型に置き換え、溶かした金属を流し込むことで精緻なパーツを得ます。その後、熟練の宝飾職人が手作業で加工を施し、宝石をセットし、丹念に研磨する工程を経て作品が完成します。


花びらのカーブが生むボリューム感は作品に立体的な表情を与えています。中心部にはゴールドビーズと大小さまざまなダイヤモンドが配置され、自然の不均整を思わせるアシンメトリーが巧みに取り入れられています。この構造は緻密な手作業研磨を必要とし、特に高い集中力と繊細さが求められます。
イエローゴールドの光沢を高め、ダイヤモンドの強い輝きと調和させるためには、緻密で根気のいる工程が欠かせません。用いられるダイヤモンドはカラーDEF、クラリティIF~VVSといった厳格な基準を満たすものだけ。セッティング職人が多彩な技術を駆使し、ひとつひとつ丹念に留めています。
プロングセッティングの球状仕上げによって、曲線美をさらに強調しています。アントレ レ ドア リングでは、向かい合う花のモチーフと中央のダイヤモンドが調和し、しなやかな茎を際立たせています。クローズドセッティングとビーズセッティングを組み合わせることで、細部へのこだわりと芸術性が際立っています。
メゾンのスタイルを映し出すコレクション

このコレクションには、ヴァンクリーフ&アーペルの美学を象徴する2つの系譜が受け継がれています。そのひとつが1930年代後半に登場した「シルエットクリップ」で、当時のアールデコ後期のスタイルを背景に伝統的な花の表現から脱却した先駆的な作品でした。
細やかなゴールドの縁取りと宝石の輝きが組み合わさった花は、素材の密度と空白の空間が調和を生み、独特の美を描き出しています。そこに見られるリボンの曲線は、メゾンのヘリテージを象徴する重要なモチーフであり、ファッションとジュエリーをつなげる表現として現代にも生き続けています。
さらに「フラワーレース」は、2007年に発表された同名のハイジュエリーコレクションとも共鳴しています。ホワイトゴールドとダイヤモンドを用いたそのコレクションが放つ洗練された気品と呼応しながら、新作は自然とクチュールのテーマを再び融合し、現代にふさわしい花のジュエリーを提示しています。
#VCAflowerlace #VCAflora
@vancleefarpels
BRAND SEARCH
CATEGORY
ABOUT
「BRANDJOY.JP」はラグジュアリーブランドなどの最新動向に関連するニュースをセレクトしてお届けしています。新作やコレクションを中心に、新規オープン、ビジネス・業界情報をまとめてチェック。