2025.07.30
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ヴァレンティノ ガラヴァーニ アン・ハサウェイが選んだ新作バッグ「パンテア」と進化する名品「ネルコート」
女優アン・ハサウェイが撮影中に見せた、あるバッグスタイルが話題を呼んでいます。舞台はニューヨーク、作品は「プラダを着た悪魔2」。彼女が手にしていたのは、ヴァレンティノ ガラヴァーニの新作「パンテア」と、長年愛され続ける「ネルコート」。過去と未来が融合するようなバッグ選びに、ファッションへの洞察がにじみます。時代のムードを敏感に捉える彼女の装いは、今を生きる女性たちにとって、自己表現のヒントとなるかもしれません。そんなバッグがもたらす美意識のシフトに注目です。
2025年7月24日（木）、ニューヨークで進行中の映画「プラダを着た悪魔2」の撮影現場にて、俳優アン・ハサウェイが姿を見せました。そのスタイリングで注目されたのが、ヴァレンティノ ガラヴァーニ（Valentino Garavani）の2025-26年秋冬コレクション「ル メタ テアトロ デ アンティミテ」に登場した2種のバッグ。ひとつは新作「パンテア（Panthea）」、もうひとつはブランドの定番として知られる「ネルコート（Nellcôte）」です。シーンの枠を越えた彼女の選択は、バッグそのものの芸術性を際立たせていました。
新作「パンテア」は、今季のコレクションでも特に際立っていた存在です。ブランドの歴史のなかで象徴的に描かれてきた“パンサー”から着想を得たデザインには、ヴィンテージジュエリーのような精緻なパンサーのヘッドが装飾としてあしらわれ、バッグの表情を豊かにしています。ボディには質感の異なる2種のナッパレザーを組み合わせ、シェブロン型に配置することで、クラシックとコンテンポラリーを絶妙に融合。チェーンハンドルに加え、スタッズが施されたストラップもセットされており、取り外し可能でスタイリングの幅を広げてくれます。
一方で、「ネルコート」ファミリーは、1960年代後半の自由な空気をモチーフとするアイコンバッグとして、ヴァレンティノのコレクションで中核を担ってきました。そのDNAは今季も健在で、ヒッピーシックなスピリットを継承しながら、新たな素材感や装飾性の高いディテールによって現代的な表情を獲得。毎シーズン、異なる顔ぶれで展開される多彩なバリエーションは、時代とともに進化するバッグの在り方を体現しています。クラシカルな中にも、自由な感性を求める現代の大人の女性にふさわしい仕上がりです。
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