2025.11.29
カテゴリ: 新作
ヴァレンティノ ガラヴァーニがアレッサンドロ・ミケーレによる新作バッグ 「ドゥ ヴェイン」 を発売
クラッチバッグに求めるのは、ドレスアップの仕上げとなる存在感か、それとも日常のスタイルに寄り添う軽やかさか。「ドゥ ヴェイン」は、その二つをしなやかに行き来するヴァレンティノ ガラヴァーニの新作です。アレッサンドロ・ミケーレが紡ぎ出したのは、90年代の自由なスピリットをどこかに宿しながらも、今の視点で描かれたフェミニニティ。その輪郭はソフトクラッチというミニマルなフォルムに凝縮され、素材や刺繍、プレシャスなスキンによって多面的に展開されます。イニシャルを刻めるレザータグまで含めて、持つ人のストーリーを重ねていけるバッグとして、コレクションに加えたくなる一品です。

ヴァレンティノ ガラヴァーニ(Valentino Garavani)から、新たなバッグコレクションとして「ドゥ ヴェイン(DeVain)」が発表されました。メゾンのクリエイティブ ディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が構想したこのバッグは、ふっくらとしたフォルムが印象的なソフトクラッチとして仕上げられています。シルエットやディテールには、現代におけるフェミニニティをどうとらえるかという問いが織り込まれており、強さとしなやかさが同居する新しいビジョンを映し出すプロダクトとして位置づけられています。
「ドゥ ヴェイン」が初めて姿を見せたのは、2025年のフォールコレクションのランウェイです。その後、バッグのもつ本質的な魅力を際立たせるために、ラインやディテールが再構成され、「ヴェイン」ファミリーの世界をさらに広げる存在として磨き上げられました。構造をいったん解きほぐすようなアプローチから生まれたシルエットは、ヴァレンティノ ガラヴァーニならではの品格や優雅さを保ちながら、柔らかく折りたたまれたようなニュアンスをまとい、手に持ったときのしなやかな表情が強調されています。
“divine(神聖さ)”という言葉から着想を得て名付けられた「ドゥ ヴェイン」というネーミングは、神聖という概念を自分なりの感覚で捉え直す自由を連想させます。完璧さを追い求めるのではなく、優雅さと自然体のあいだにある微妙な緊張感を受け入れることで、このバッグの個性が立ち上がります。どこか懐かしさを感じさせる90年代の軽やかなムードと、今を生きる人のリアルな感覚が交差する地点で、「ドゥ ヴェイン」は自分の声を見つけているような印象を与えます。
「ドゥ ヴェイン」の魅力は、多面的なバリエーション展開にも表れています。しっとりとした肌触りの単色ナッパレザーや、光を受けて表情を変えるメタリックレザー、抜け感を添えるデニムなど、素材違いで選べる構成です。さらに、クロシェラフィアの編み目が際立つデザインや、マルチカラーの装飾を施した華やかなシアリングもラインナップに加わります。プレシャススキンをはじめ、糸やビーズによる繊細な刺繍、ガーランドとベルベットを組み合わせたロマンティックな表現なども登場し、ひとつのモデルでありながら、幅広いスタイルの可能性を見せるコレクションとなっています。
すべての「ドゥ ヴェイン」クラッチバッグには、レザータグがセットされています。このタグにはアンティークブラス調のイニシャル刻印を入れることができ、持ち主の頭文字を添えることでバッグがよりパーソナルな存在へと変化します。こうしたパーソナライゼーションサービスは、世界各国にある厳選されたヴァレンティノのストアに加え、公式サイトのValentino.comでも展開されており、自分だけの「ドゥ ヴェイン」を選びたい人のニーズに応える仕組みになっています。
軽やかでソフトなつくりの「ドゥ ヴェイン」は、持ち方やスタイリングを固定することなく、日々のさまざまなシーンに自然と溶け込むようにデザインされています。ドレスアップした夜の席にも、デニムやニットを合わせたリラックスしたスタイルにもなじみ、ルールに縛られない使い方ができるところが魅力です。肩肘を張らずに手に取っても、全体の印象をさりげなくクラスアップしてくれる佇まいがあり、自分らしい着こなしを楽しみたい人のワードローブに寄り添います。
11月下旬からは、ヴァレンティノ ガラヴァーニ「ドゥ ヴェイン」のバリエーションが一気にそろいます。登場するのは全27種類という豊富なラインナップで、世界各国のヴァレンティノ ストアとValentino.comにて展開されています。素材やカラー、装飾の違いから、自分のライフスタイルに合う一品を選べる構成となっており、現代のワードローブの中で長く楽しめるコレクタブルなバッグとして位置づけられています。
#ValentinoGaravani
#DeVainBag
【Editor's View】
「ドゥ ヴェイン」は、ヴァレンティノ ガラヴァーニにとって、アレッサンドロ・ミケーレが描く新時代のフェミニニティを象徴するプロジェクトのひとつといえます。フォルムはあくまでソフトで、手に持ったときに身体になじむ軽さがありながら、素材や装飾の選び方でキャラクターが大きく変わるため、同じモデルでも人によって印象がまったく違って見えるのが面白いところです。イニシャル刻印ができるレザータグは、ラグジュアリーブランドのバッグでありながら、より親密な距離感で楽しみたいというニーズに応えるディテールでもあります。オンタイムのジャケットスタイルからオフのドレスアップまで、ひとつのクラッチがその日の気分に寄り添ってくれる「自由度の高いアイコン」として、今後のスタンダードになっていきそうです。
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