Héritage L.Vuitton

③キーポルが選ばれる理由

著名人によるキーポルの使用例

ルイ・ヴィトンのキーポルは多くのセレブリティや著名人にも愛用されています。その大容量とスタイリッシュさから、空港でのスナップや旅先での写真によく登場するバッグでもあります。以下に、俳優・ミュージシャン・モデルなどによるキーポル使用の具体例をいくつか紹介します。

  • 平野紫耀 (Number_i)– 遊び心と個性を託す「カラーマニア」のキーポル。鮮やかな色使いで注目を集める「ルイ・ヴィトン カラーマニア キーポル・バンドリエール 50」。その大胆な「カラーマニア」を前にした平野紫耀さんの姿は、既存のイメージにとらわれない彼らしいスタイリングと見事にマッチしています。この画像と共に自身のインスタグラムで、ルイ・ヴィトンとパートナーシップを締結したことが発表されました。
【Instagram:平野紫耀の投稿が表示されます】

引用:Instagram@sho_h_desyo

  • 岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE) – 洗練されたオフスタイルに寄り添うシンプルなキーポル。今回注目したのは、彼が身につけていたプレーンなモノグラムのキーポル・バンドリエール50。 白いTシャツとアースカラーのパンツというシンプルな組み合わせに、 このアイコニックなモノグラム柄のバッグを肩にかけ、一見するとカジュアルな装いですが、そこには計算された洗練されたムードが漂っています。多忙な日常の合間に見せた静かなオフショットとして、軽やかさを感じさせながらも「大人の余裕」を体現するアプローチが際立っていいます。
【Instagram:岩田剛典の投稿が表示されます】

引用:Instagram@takanori_iwata_official

  • 玉森裕太 (Kis-My-Ft2) – プレイフルなムードと柔らかな雰囲気との絶妙なバランス。Kis-My-Ft2のメンバーとして活躍する玉森裕太さんは、ルイ・ヴィトンのキーポルをスタイリッシュに使いこなす姿で注目を集めています。手にしたのは、控えめな色使いが特徴のモノグラム・マカサー LVフレンズ キーポル バンドリエール40。軽量でありながら確かな収納力を備えており、機能性と楽しさのバランスが絶妙です。ひときわ目につく「LV フレンズ」のパペットやキャラクターの存在は、見る人にポジティブな印象を与えています。
【Instagram:玉森裕太の投稿が表示されます】

引用:Instagram@yuta_tamamori_kmf2

  • ケイト・モス(モデル) – 1990年代から2000年代にかけて、スーパーモデルのケイト・モスはプライベートでモノグラムのキーポルを愛用している姿が度々撮影されました。シンプルなTシャツにジーンズといったカジュアルな装いにヴィトンのボストンバッグを合わせるスタイルは当時のファッション誌でも取り上げられ、セレブの旅行コーデのお手本とも言われました。
  • キアラ・フェラーニ(インフルエンサー) – イタリア出身のファッションインフルエンサーであるキアラ・フェラーニは、自身の旅行の移動時によくモノグラム・キャンバスのキーポルを携行しています。空港で撮影された写真では、シンプルなキーポル・バンドリエールをトロリーバッグのハンドルに掛けたりする姿が確認できます。彼女のような世界的インフルエンサーが愛用することで、若い世代にもキーポルの人気が浸透しています。
【Instagram:キアラ・フェラーニの投稿が表示されます】

引用:Instagram@chiaraferragni

  • ベラ・ハディッド(モデル) – スーパーモデルのベラ・ハディッドもキーポルの愛用者です。特に村上隆とのコラボレーションであるチェリー(さくらんぼ)柄の限定キーポルを使用している姿がSNSやメディアで報じられています。モノグラムに赤いチェリーのイラストが散りばめられたポップなデザインのキーポルを、ベラは空港スタイルのアクセントとして取り入れ、その写真はファッションファンの間で話題になりました。
  • ミランダ・カー(モデル) –オーストラリア出身のスーパーモデル、ミランダ・カーは、ルイ・ヴィトンの「キーポル」を愛用することで知られています。2019年に成田国際空港で撮影された際には、ヴァージル・アブロー2019年春夏コレクションの「モノグラム・プリズム キーポル・バンドリエール50」をスタイリッシュに持ち歩く姿が報じられました。また、彼女は 2021年にルイ・ヴィトンのバッグ「カプシーヌ」のキャンペーンにも出演しています。
【Instagram:ミランダ・カーの投稿が表示されます】

引用:Instagram@mirandakerr

  • デビッド&ビクトリア・ベッカム夫妻 – イギリスの元サッカー選手デビッド・ベッカムとビクトリア夫妻もまた、ヴィトンのキーポルを愛用していることで知られるセレブリティカップルです。特にデビッドは空港にて黒のダミエ・グラフィット柄キーポルを手にしているところやモノグラム・マカサーの「キーポル」を持ち歩く姿が度々目撃されており、その洗練された着こなしと相まって注目を集めました。スポーツ界のスターによるハイブランド小物の使用例として、男性からの支持も高めています。
【Instagram:デビッド&ビクトリア・ベッカム夫妻の投稿が表示されます】

引用:Instagram@richinlove___

  • ジェイホープ(J-Hope、BTSメンバー) – 韓国の人気グループBTSのメンバーであるJ-Hope(ジェイホープ、本名チョン・ホソク)は、ルイ・ヴィトンの公式アンバサダーを務めています。2022年には彼が出演するルイ・ヴィトンのプロモーション動画で、ダンスとともに新作キーポルがフィーチャーされました。また、2023年の「キーポル」キャンペーン、2023秋冬メンズ·コレクション キャンペーンにも登場しました。彼のパフォーマンスと融合した演出により、キーポルの若々しくコンテンポラリーな魅力が表現されています。これによりK-POPファンなど新たな層にもブランドの認知が広がりました。【関連記事

ルイ・ヴィトン j-hopeが魅せる2023秋冬メンズ・コレクション
©Louis Vuitton

以上のように、モデル・アーティスト・スポーツ選手まで様々な分野の著名人がキーポルを愛用しています。彼らがメディアやSNSでこのバッグを使用することで、キーポルは単なる旅行鞄の枠を超えステータスシンボルやファッションアイテムとしての地位を不動のものとしています。

映画や広告に登場したキーポルのシーン一覧


キーポルは現実の著名人の愛用品であるだけでなく、フィクションの世界や広告キャンペーンにおいても象徴的な小道具として登場することがあります。ここでは、映画や広告ビジュアルにキーポルが登場した主なシーンを、ピックアップしてまとめます。

  •  『ダージリン急行』(The Darjeeling Limited, 2007年) – ウェス・アンダーソン監督の映画。劇中で主人公兄弟が持ち歩くルイ・ヴィトンの特注ラゲージセットが登場します。その中にはキーポル・バンドリエールを含む複数の鞄が含まれており、動物や木のイラストが描かれたユニークな柄が特徴です​。このラゲージセットは映画のために特別に制作されたもので、クラシックなLVモノグラムではなく独自デザインですが、旅情をかき立てる重要なアイテムとして印象に残ります。   
【Youtube:『ダージリン急行』の投稿が表示されます】


引用:YouTube@myMovieClipsArchive


  •  旅の本質を映す:ルイ・ヴィトン『コア・バリュー』キャンペーンに見るキーポルの存在感。ルイ・ヴィトンが2007年から展開している「コア・バリュー」広告キャンペーンは、旅をテーマに、世界的な著名人を起用したシリーズです。このキャンペーンでは、ブランドの象徴的なバッグ「キーポル」が小道具として登場し、旅の物語を豊かに彩っています。以下に、特に印象的な3つのキャンペーンを紹介します。

    2007年:ミハイル・ゴルバチョフ
    旧ソ連の元大統領であるミハイル・ゴルバチョフが登場したこの広告では、彼がベルリンの壁の前を通過するリムジンの中に座り、隣にはルイ・ヴィトンのモノグラム・キーポルが置かれています。このビジュアルは、歴史的な変革と個人の旅路を象徴しており、キーポルがその旅の伴侶であることを強調しています。

    ルイ・ヴィトン コア・ヴァリュー広告キャンペーン 2007年-ミハイル・ゴルバチョフ
    ©Louis Vuitton


    2008年:サー・ショーン・コネリー
    映画『007』シリーズで知られるサー・ショーン・コネリーが登場するこの広告では、バハマの桟橋に佇む彼の隣に、防水仕様のキーポルが置かれています。「人生という旅において本当に大切なもの」というコピーとともに、海辺の情景とヴィトンのバッグが映し出され、旅の本質とキーポルの信頼性が強調されています。

    ルイ・ヴィトン コア・ヴァリュー広告キャンペーン 2008年 サー・ショーン・コネリー
    ©Louis Vuitton

      

    2010年:ディエゴ・マラドーナ、ジネディーヌ・ジダン、ペレ
    サッカー界の伝説的な3人、マラドーナ、ジダン、ペレが登場するこの広告では、マドリードのカフェでテーブルサッカーを楽しむ彼らの姿が描かれています。ジダンのイニシャル「ZZ」が刻まれたモン・モノグラムのペガスの近くにキーポルがさりげなく置かれ、ライバルとの友情と旅の情熱が融合したシーンとなっています。

    ルイ・ヴィトン コア・ヴァリュー広告キャンペーン 2010年 ディエゴ・マラドーナ&ジネディーヌ・ジダン&ペレ
    ©Louis Vuitton

     

    これらのキャンペーンを通じて、ルイ・ヴィトンのキーポルは単なる旅行バッグ以上の存在として描かれています。各界の著名人とともに旅の物語を紡ぎ出すキーポルは、時代を超えて愛される旅の象徴としての地位を確立しています。ルイ・ヴィトンの「コア・バリュー」キャンペーンは、旅の本質とその価値を再認識させてくれる、印象的なシリーズです。

  • 「Horizons Never End」キャンペーン
    2023年:リオネル・メッシ
    マーク・ニューソンによってデザインされたラゲージ・コレクション「ホライゾン」のトラベル・キャンペーン「Horizons Never End」では、空港ターミナルのベンチに座り、「キーポルバンドリエール60」の傍らで、ローリングラゲージ「ホライゾン」の上に足を伸ばすサッカー界のレジェンド メッシの様子が捉えられています。【関連記事


    「Horizons Never End」キャンペーン 2023年:リオネル・メッシ
    ©Louis Vuitton

  • レアル·マドリードの男女サッカーチームが、海外遠征に臨むために特別に製作されたプレタポルテ·コレクション。

    海外遠征に臨むチームのために特別に製作されたプレタポルテ·コレクションは、力強いラインとタイムレスなスタイルが特徴。ワードローブを完成させるのが、キリアン・エムバペが手にする機内持ち込み可能な、「キーポルバンドリエール50」。アイコニックなモノグラム·キャンバスに、クラブカラーであるホワイトとゴールドカラーのストライプや、「RM」のイニシャルがアクセントになっています(非売品)。

    レアル·マドリードの男女サッカーチームが、海外遠征に臨むために特別に製作されたプレタポルテ·コレクション。
    ©Louis Vuitton



  •   その他の映画・ドラマ – 上記以外にも、ルイ・ヴィトンのキーポルは様々な映像作品に登場しています。例えば、英国ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』で主人公がストーリーのキーとなる荷物として発見するバッグがモノグラムのキーポルであったり、邦画でも高度経済成長期を描いた作品の空港シーンでキーポルが小道具に用いられることがあります。こうした場面は一々挙げればきりがありませんが、総じて「旅慣れた人物」「個人のスタイルや美意識」を視覚的に示す記号として演出に組み込まれるケースが多いようです。


参考資料・出典:Louis Vuitton公式サイト、Sotheby’s記事​、Weekly Lux Drop記事​、その他ブランド解説サイト 

STORY

  • ルイ・ヴィトン200年の物語
  • Héritage(エリタージュ)LV

このコラムについて

この、Héritage(エリタージュ)L.Vuittonのコラムでは、14歳で故郷を旅立った少年、ルイ・ヴィトンの夢が世界を魅了するまでの、200年のストーリーをたどります。

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