2026.11.07
カテゴリ: 新作
オーデマ ピゲの38mm CODE 11.59に天然石ダイヤルの新作、ゴールデンオブシディアンとブラックオニキスが登場
時計のダイヤルは、時刻を読み取るための機能を担うと同時に、その時計の個性を決定づける重要なデザイン要素です。なかでも天然石を用いた文字盤は、鉱物が長い時間をかけて育んだ色や内包物、光の反射をそのまま意匠に取り込めることが魅力。オーデマ ピゲが発表した38mmの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック」は、ゴールデンオブシディアンとブラックオニキスという異なる天然石を採用した2モデルです。18Kゴールドのケースやダイヤモンドのインデックス、アリゲーターストラップとの組み合わせによって、素材が持つ個性を異なる方向から引き出しています。自然の造形とオートオルロジュリーの技術が交わる新作です。
オーデマ ピゲは2026年11月2日、天然石をダイヤルに用いた38mmの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック」2モデルを発表しました。採用したのは、鉱物の反射が表情を生むゴールデンオブシディアンと、深い黒の艶をたたえたブラックオニキス。自然が長い時間をかけて形づくった素材を、メゾンの時計製造技術によって異なる表情へと仕上げています。
ゴールデンオブシディアンの魅力は、暗い色調のなかに現れる金色の鉱物内包物です。火山活動によって生まれた黒曜石の表面に宿る微細な反射を引き出すため、ダイヤルにはサンバースト仕上げを採用。18Kイエローゴールドケースとの組み合わせによって、光を受けたときの輝きと深い陰影が際立ちます。ラメ加工を施したブラックアリゲーターストラップも、ダイヤルとケースが織りなす光の表情に呼応します。
もう一方は、深く均一な黒と艶やかな表面を持つブラックオニキスのダイヤルが主役です。鏡面仕上げによって磨き上げた天然石に、バゲットカットダイヤモンドのインデックスを配し、18Kピンクゴールドケースと組み合わせました。オニキス本来の色調と光沢を美しく引き出すには、仕上げの段階で高度な技術と細やかな作業が求められます。ピンクゴールドの柔らかな色味、ダイヤモンドの輝き、石の深い黒が互いを引き立て、ブラックアリゲーターストラップまで一貫したトーンでまとめています。
今回の2モデルは、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック」における天然石ダイヤルの選択肢を広げる新作です。地質の営みが生み出した色彩や質感を、世代を超えて受け継がれてきたメゾンのサヴォアフェールによって時計の表情へと昇華。自然素材の個性と現代的な時計デザインを結び付けています。
https://www.audemarspiguet.com
【Editor's View】
天然石を時計のダイヤルに用いる表現は、オーデマ ピゲにとって新しい試みではありません。メゾンの公式アーカイブによると、1960年代から1970年代にかけても、タイガーアイ、ラピスラズリ、アベンチュリン、オパール、オニキス、ルビーなどを用いたダイヤルがカタログに登場していました。鉱物が持つ色彩や模様を時計の意匠に取り込む発想は、長く受け継がれてきたものです。一方、天然石は素材ごとに硬さや性質が異なり、薄く加工する工程にも繊細さが求められます。オーデマ ピゲは公式サイトで、オニキスやジャスパー、ルビーなどの天然石をダイヤルに用いるカスタマイズの可能性を紹介しており、素材選びから装飾、針やインデックスとの組み合わせまでを時計づくりの一部として捉えています。また、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」のケースは、曲線を描くラグ、極薄のベゼル、八角形のケース中間部、円形のケースバックを組み合わせた複雑な構造が特徴です。さらに、内側がドーム状で外側は縦方向にカーブするダブルカーブのサファイアクリスタルも採用されています。今回の38mmモデルは、こうした立体的なケース構造のなかに、自然が生んだ石の表情を収めたもの。ゴールデンオブシディアンの不規則な反射と、ブラックオニキスの均質で艶やかな黒という対照的な素材を選んだことで、同じコレクションに属しながら異なる個性を楽しめる2本に仕上がっています。
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