2026.09.24
カテゴリ: 新作
ウブロ 膨らむ造形「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ」、身に着けるアート
風船でつくられた犬という親しみやすい形を、鏡面仕上げの彫刻へと変えたジェフ・クーンズ。その代表作「バルーン ドッグ」が、今度はウブロの時計として腕元へ移ります。「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ」は、既存の時計にアートのモチーフを加えたものではなく、時計そのものを“膨らんだ”造形へ組み直した新作です。ケースやサファイアクリスタル、ダイアル、ビス、リューズ、ストラップまで曲面を連ね、まるで内部から空気が押し広げたかのような輪郭を形成。シルバー、レッド、ブルーの3色を各200本限定で展開し、彫刻と機械式時計の境界を越える新しい表現を示しています。

日常のありふれたモチーフを、時代を超えて残るアイコンへと変えてきたジェフ・クーンズと、素材や技術を大胆に組み合わせながら独自の時計表現を築いてきたウブロ。その両者が今回、現代アートの彫刻と高級時計製造をひとつの作品へ重ねました。誕生した「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ」は、鏡面仕上げのステンレススチールによるシルバー、そしてレッドまたはブルーのアルマイト加工を施した3つのエディションで展開。クーンズの彫刻を想起させる丸みを帯びた造形を時計そのものへ取り込み、「時間」を立体的に捉え直したような存在感を備えています。
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新作の核となるのは、ジェフ・クーンズを象徴する「バルーン ドッグ」の膨らみを帯びたフォルムです。1990年代に生まれた彫刻の流線的な輪郭と鏡面の輝きを、従来の腕時計の中へ単純に再現するのではなく、ケースやベゼルを含む時計の構造そのものへ落とし込んでいます。各エディションは世界限定200本。シルバー、レッド、ブルーという3つの仕上げによって異なる表情を見せながらも、共通するのは空気で膨らませた風船のような柔らかなボリューム感です。鑑賞する彫刻から、身につけて楽しむオブジェへ。「バルーン ドッグ」のアイコニックなシルエットを、新たな文化的存在として提示しています。
クーンズの「バルーン ドッグ」は、1994年から2000年にかけて制作された「セレブレーション」シリーズに属する代表作です。誰もが一度は目にしたことのあるバルーンアートを題材にしながら、風船が本来持つ一時的で壊れやすい性質とは対照的に、半永久的に残る彫刻へと変換したところに、この作品の大きな特徴があります。子どもの遊びにも通じる親しみやすい形を、巨大なスケールと鏡面仕上げ、厳密に制御されたプロポーションによって別次元の存在へ導く。その変換によって、刹那的なモチーフが普遍的なアイコンへ変わるのです。今回の時計もまた、そうしたクーンズ独自の発想を、腕時計というさらに小さなスケールへ凝縮しています。
一瞬のものを、長く残るかたちへ変えるという発想は、ウブロが歩んできた時計製造とも重なります。1980年の創業時から、ゴールドのケースにラバーストラップを組み合わせるという当時として革新的な素材の取り合わせを打ち出し、既存の時計像に新しい価値を加えてきました。さらに2005年には「ビッグ・バン」を発表し、異なる素材や仕上げを重ねる「アート・オブ・フュージョン」を象徴する存在へと発展。2008年に登場した「クラシック・フュージョン」では、より端正な輪郭の中へウブロらしい素材感と構造を受け継ぎました。今回の「バルーン ドッグ」も、その延長線上でフォルムそのものを再設計し、時間を測る道具を彫刻的なオブジェへと変換しています。
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「バルーン ドッグ」を「クラシック・フュージョン」に重ねるためにクーンズが求めたのは、既存の時計へ彫刻の意匠を加えることではありませんでした。必要だったのは、風船が膨らむことで生まれる丸みや張りを、時計の構造そのものへ置き換えること。従来の「クラシック・フュージョン」が持つ比較的フラットで端正なプロファイルを大きく組み替え、ケースからベゼルまで、あたかも内部から空気が押し広げたかのような立体感を持たせています。結果として、時計の各パーツは単独の部品としてではなく、ひとつの膨張した彫刻作品を構成する要素へと変化しました。クーンズの言葉どおり、このモデルでは「アートを時計に載せる」のではなく、時計そのものをアートの論理でつくり直しています。
一見すると軽やかでユーモラスな造形ですが、その実現には高度な時計製造技術が必要でした。ウブロでは、従来の「クラシック・フュージョン」を構成する各部品を見直し、ふくらみのある輪郭や柔らかなドーム状の面を成立させるために設計そのものを再構築しています。ケースやベゼルの立体的な形状は5軸CNCによる精密な切削を経た後、職人の手作業によって仕上げられ、鏡面の光沢と曲面のつながりまで細かく整えられています。さらに、リューズには風船の空気注入口を思わせる造形を取り入れ、10時30分位置にはラバー製の「犬のしっぽ」を配するなど、クーンズの世界観は細部へも浸透。見た目の遊び心を成立させるために、時計製造の設計と仕上げを根本から見直したプロジェクトです。
HUBLOT「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ」
「クラシック・フュージョン」:空気が生み出す造形
42mmケースの「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ」は、ジェフ・クーンズの造形感覚を時計の構造そのものへ落とし込んだモデルです。従来の「クラシック・フュージョン」が持つ滑らかで端正な輪郭をベースにしながら、ケース、ベゼル、ダイアルへ膨らみを持たせ、ドーム状の面と丸みを帯びたラインを連続させています。まるで内側から空気を送り込んで形づくったかのような視覚効果によって、時計そのものが立体的なオブジェへと変化。遊び心を感じさせる外観の一方で、その実現には高度な設計と仕上げの技術が求められています。
「バルーン ドッグ」の特徴である丸みと張りを時計全体で表現するため、細部に至るまで形状を再設計しています。サファイアクリスタルやチタニウム製ビスのヘッドにも丸みを持たせ、ケース外周からダイアルに至るまで、ふっくらとしたドーム状のフォルムを連続させました。特にダイアルは外側へ向かって緩やかに膨らむ構造とし、ケースの立体感と呼応するように設計。各パーツの表面も個別に加工することで、どの角度から見ても内部から圧力がかかっているような一体感を生み出しています。
膨らみを感じさせる表現は、ケースだけで終わりません。メタリックレザーを用いたストラップにはクッションのような厚みを持たせ、ラグも丸みのある柔らかなラインに仕上げています。さらに、バルーンの空気注入口を思わせるラバー成形のアルミニウム製リューズや、10時30分位置に配した犬のしっぽを模したラバー製パーツなど、「バルーン ドッグ」の姿を連想させるディテールを随所に配置。秒針にはバルーン ドッグをかたどったカウンターウェイトを採用し、インデックスと針にも立体的な丸みを与えたうえでスーパールミノバを施しています。ひとつひとつの要素が、時計を小さな彫刻作品へと変える役割を担っています。
3つのエディションは、それぞれ異なる素材と色彩によって個性を表現しています。鏡面仕上げのステンレススチールによるシルバーに加え、クーンズの作品を象徴する鮮やかな色彩を映し出すレッドとブルーのポリッシュ仕上げアルマイト加工アルミニウムを展開。ケースだけでなくダイアルやベゼルにも丸みを持たせ、色と光沢が立体的なフォルムに沿って広がる構成です。さらに、内部にはマニュファクチュール自動巻きムーブメントHUB1710を搭載し、約50時間のパワーリザーブを確保。ケースバックからは、丸みのある特注のタングステン製ローターを眺めることができます。各エディションは世界限定200本で展開されます。
時計を収めるボックスにも、「バルーン ドッグ」の世界観は続いています。タイムピース本体と同じく膨らんだような柔らかな造形を取り入れた専用ボックスには、犬のモチーフを立体的に表現し、クローム仕上げを施しています。その色調もシルバー、レッド、ブルーという時計の各エディションに合わせて仕上げられ、時計とパッケージを一つの作品として構成。ラバーのような質感を思わせる表面仕上げによって、視覚だけでなく触感にも遊び心を加えています。身につける時計だけでなく、それを手に取る瞬間からクーンズの造形世界が広がる仕立てです。
空気で膨らませたような立体的なケースから、特別設計のローターを備えたマニュファクチュール自動巻きムーブメントまで、「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ」は、ウブロの技術と大胆な発想を一つの作品へ集約しています。ニヨンのマニュファクチュールで設計、開発、組み立てられるこのタイムピースは、外観のユニークさだけでなく、時計としての精度や信頼性まで含めて完成度を追求。2026年1月1日以降に購入された対象時計には5年間の国際保証が適用され、Hublotistaへの登録によってさらに5年間延長できる「5+5年保証」も用意されています。彫刻的なデザインを成立させる技術力と、長く愛用するための品質への自信。その双方によって、アートと時計製造の境界を越える新作が完成しています。
世界限定200本の「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ by ジェフ・クーンズ」は、ウブロブティック、もしくは正規販売店にてご覧になれます。
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#HUBLOT #ウブロ
お問合せ先
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ
電話番号: 03-5635-7055
URL : www.hublot.com
【Editor's View】
「クラシック・フュージョン バルーン ドッグ」の面白さは、クーンズの彫刻を小さく再現したのではなく、時計という別の媒体そのものを「バルーン ドッグ」の論理で作り替えたことにあります。42mmのケースからサファイアクリスタル、ダイアル、ビス、リューズ、ストラップまで、平面的な輪郭を膨らませることで、腕時計でありながら彫刻を見るときの視覚体験をつくっています。しかも、遊び心を前面に出した外観を成立させるため、5軸CNCによる切削や手作業による仕上げなど、極めて精密な工程が必要とされています。ウブロとクーンズに共通するのは、既存の形をそのまま受け継ぐのではなく、素材や構造を組み替えて新しい価値を生み出す姿勢です。今回のコラボレーションは、その考え方を「時間」という概念にまで広げ、身に着けるプロダクトそのものを現代アートとして捉え直した作品と言えます。
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