2026.01.21
カテゴリ: 新作
ゼニス「デファイ スカイライン 36」と「デファイ リバイバル A3643」、LVMHウォッチウィーク 2026で輝くシルバートーンの新章
ストイックなシルバーの輝きは、ときにジュエリーより雄弁です。ゼニスがLVMHウォッチウィーク 2026で披露したのは、「デファイ スカイライン 36」と「デファイ リバイバル A3643」を中心に構成された、モダンとヘリテージが交差する新しいデファイの物語でした。都市的なシャープさをたたえるスカイラインと、1969年製モデルの精神を今に映すリバイバル。それぞれのケースや文字盤に宿るシルバートーンは、トレンドの枠を超えて、装いの余白を静かに整えるニュートラルカラーとしても機能します。タイムピースをアクセサリー感覚で楽しみたい人にとって、ワードローブの核になりうるモデルがそろった印象です。

2022年に登場した「デファイ スカイライン」は、ゼニスが1960年代後半のデファイで打ち出した先駆的なデザインコードを現代的に引き寄せ、ダイナミックで建築的なスピリットを具現化したコレクションです。モダンなライフスタイルと親和性の高いこのシリーズは、発表から間もないながらもゼニスのラインナップを支える重要な軸となり、サイズや素材、デザインのバリエーションを広げながら進化を重ねてきました。その流れの中で今回新たに加わるのが、洗練されたシルバートーン文字盤を備えた36mmモデルです。なめらかでミニマルな表情を持つモデルと、ブリリアントカット ダイヤモンドをセットした華やかなモデルという二つのスタイルで展開され、時計とジュエリーの境界を軽やかに行き来するような一本を求める人にふさわしい存在になっています。
「デファイ スカイライン 36」は、これまでディープブルー、アイスブルー、パステルグリーン、パステルピンクのカラーパレットでスタートし、フレッシュな色使いが話題を集めてきました。そこに今回、シルバーカラーの文字盤をまとった新しいスタイルが加わります。外観の印象を決定づけるのは、4つの点を結んだ星をエングレービングで描いたシグネチャーの幾何学モチーフです。このパターンは、1960年代に誕生した歴史ある「ダブルZ」ロゴを現代的に解釈して落とし込んだものであり、ゼニスというメゾンのヘリテージとコンテンポラリーな感性をひとつの文字盤の中で出会わせています。
暗所での視認性を支えるのは、夜光塗料を塗布したアワーマーカーと針です。コンパクトな36mm径のスチールケースにはファセットカットが施され、シャープなラインが際立つことで、現代の都市景観を思わせるシルエットが強調されています。12面ベゼルの造形を前面に押し出した洗練されたデザインのモデルと、ベゼルにブリリアントカット ダイヤモンドをセットしたモデルの二つが用意されるため、求める華やかさの度合いに応じて選ぶことができます。ねじ込み式リューズにより10気圧の防水性を確保したこのウォッチは、端正なルックスと日常使いに必要なタフさを両立させ、オンにもオフにも取り入れやすい一本に仕上がっています。

「デファイ スカイライン 36」を駆動するのは、自動巻キャリバー エリート 670です。ムーブメントの姿はシースルーケースバック越しに楽しむことができ、メカニズムへの興味を満たしてくれます。星形のオープンローターを備えたムーブメントは、全体をなめらかでモダンなシルバートーンに仕上げており、外装との統一感も印象的です。4Hzで駆動し、50時間のパワーリザーブを備えるスペックは、忙しい日常の中でも安心して着用できる実用性をもたらし、ゼニスの技術力をさりげなく主張しています。
コレクションの特徴である汎用性は、新しいシルバー文字盤モデルにもきちんと受け継がれています。実用性に優れた交換可能なストラップシステムを搭載し、ケース裏側のボタンを押すだけで、2連の一体型スチールブレスレットから、星模様をあしらった付属のブラックラバーストラップへとスムーズに付け替えることができます。ツールを必要としないこの仕様によって、その日の装いやシーンに合わせて表情を切り替えやすく、スポーティに寄せるか、ジュエリーライクな輝きを前面に出すかといったスタイルチェンジが自在になる点も、「デファイ スカイライン 36」が持つ大きな魅力といえます。
1969年の伝説的デザインがよみがえる、「デファイ リバイバル A3643」

2022年、メゾンは「デファイ リバイバル A3642」を世に送り出しました。1969年に誕生したデファイ初期モデルのひとつを忠実に現代へよみがえらせたこのタイムピースは、シグネチャーである八角形ケースと14面ベゼル、グラデーション文字盤、アイコニックなラダーブレスレットを備え、オリジナルの空気感を現在のクオリティで体現しています。翌年には、マニュファクチュールが1971年のリファレンスA3691を再解釈し、ひと目で印象づけるルビーカラーの文字盤を再現しました。そして2026年、LVMHウォッチウィークの舞台でその物語に続きが描き加えられます。1969年の重要なもうひとつのピースを復刻した「デファイ リバイバル A3643」は、時代を超えて愛用しやすい洗練されたシルバートーンの文字盤をまとい、デファイのヘリテージを静かな輝きで伝えるモデルとして登場します。
1969年は、ゼニスにとって大きな転換点の年でした。この年、マニュファクチュールは画期的なエル・プリメロ キャリバーを発表するとともに、大胆な幾何学性と、構築的で一体感のあるデザイン、揺るぎない耐久性を追究した「デファイ」コレクションを世に送り出しました。「銀行の金庫」や「ボルト」という愛称で呼ばれたオリジナルモデルは、シャープなラインやファセットカットが印象的な外観と、建築物を思わせる存在感によって、新しいデザインコードを確立しました。その精神は、現在のデファイにも息づいており、モードな装いに合わせても埋もれない強さを持ちながら、どこかクラシックな気配を漂わせるタイムピースとして受け継がれています。
「デファイ リバイバル A3643」は、初期のデファイをアイコンへと押し上げ、今のコレクションにも影響を与え続けている特徴を細部まで丁寧に受け継いでいます。堅牢な37mmのスチールケースには、近年の「リバイバル」エディションのためにアップデートされた構造が取り入れられ、ヴィンテージの雰囲気と現代的な装着感のバランスが図られています。シルバートーンの文字盤には、歴史的リファレンスが持っていた控えめで知的な気品が反映されており、派手さよりも長く付き合える落ち着いた印象を求める人に寄り添う表情に仕上がっています。

ヴィンテージモデルを高精度でスキャンし導き出された文字盤は、その構造を極めて忠実に再現しています。アプライドアワーマーカーは、サテン仕上げのセンターパーツと、その下で支える光沢あるブラックラッカー仕上げのパーツから成る2層構造になっており、奥行きとコントラストに富んだ表情を生み出しています。ブロック状でファセットカットを施した針には夜光塗料が塗布され、暗い環境でも優れた視認性を確保しています。さらに、秒針には鮮やかなオレンジのレクタングルパーツをあしらい、視認性を高めながら、盤面にほどよい躍動感と遊び心を添えています。
1969年製のオリジナルモデルはソリッドケースバックを採用していましたが、「デファイ リバイバル A3643」ではサファイアガラスのシースルーケースバックに置き換え、自社製自動巻ムーブメント エリート 670の動きと、ゼニススターをかたどったオープンワークローターを裏側から眺める楽しみを加えています。4Hzの振動数で動作し、50時間のパワーリザーブを備えるこのムーブメントは、時・分・秒に加え日付を表示し、日常のリズムに寄り添う実用性を備えています。1969年にゲイフレアー社がゼニスのために特別にデザインしたアイコニックなラダーブレスレットも再現されており、袖口からのぞいたときに、当時の空気と現代の仕上げが共存する表情を楽しむことができます。
デファイ スカイライン 36
リファレンス:03.9400.670/01.I001

特長:36mmのユニセックスサイズ。星空を描いた文字盤。ねじ込み式リューズ。交換可能なストラップシステム。
ムーブメント:エリート 670、自動巻
振動数:毎時28,800振動(4Hz)
パワーリザーブ:50時間
機能:中央に時針と分針。センターセコンド。3時位置に日付表示。
仕上げ:サテン仕上げの星形ローター
税込価格:1,260,600 円
素材:ステンレススチール
防水機能:10気圧
ケース:36mm
文字盤:サンレイパターンを施したシルバートーン文字盤
アワーマーカー:ロジウムプレート加工、ファセットカット、スーパールミノバ SLN C1を塗布
針:ロジウムプレート加工、ファセットカット、スーパールミノバ SLN C1を塗布
ブレスレット&バックル:フォールディングバックル付きステンレススチールブレスレット、星空を描いたフォールディングバックル付きブラックラバーストラップ
デファイ スカイライン 36
リファレンス:16.9400.670/01.I001

特長:36mmのユニセックスサイズ。星空を描いた文字盤。ねじ込み式リューズ。交換可能なストラップシステム。
ムーブメント:エリート 670、自動巻
振動数:毎時28,800振動(4Hz)
パワーリザーブ:50時間
機能:中央に時針と分針。センターセコンド。3時位置に日付表示。
仕上げ:サテン仕上げの星形ローター
税込価格:1,785,300 円
素材:ステンレススチール、ダイヤモンドセッティングベゼル
カラット:約1.00カラット
カラーグレード:F-G
ベゼル:ブリリアントカット ダイヤモンド 52個(VVS)
防水機能:10気圧
ケース:36mm
文字盤:サンレイパターンを施したシルバートーン文字盤
アワーマーカー:ロジウムプレート加工、ファセットカット、スーパールミノバ SLN C1を塗布
針:ロジウムプレート加工、ファセットカット、スーパールミノバ SLN C1を塗布
ブレスレット&バックル:フォールディングバックル付きステンレススチールブレスレット、星空を描いたフォールディングバックル付きブラックラバーストラップ
デファイ リバイバル A3643
リファレンス:03.A3642.670/01.M3642

特長:リファレンス A3643(1969年)の復刻版。アイコニックな14面ベゼルを備えた八角形ケース。
ムーブメント:エリート 670、自動巻
振動数:毎時28,800振動(4Hz)
パワーリザーブ:50時間以上
機能:中央に時針と分針。センターセコンド。4時半位置に日付表示。仕上げ: コート・ド・ジュネーブ装飾を施したローター
税込価格:1,039,500 円
素材:ステンレススチール
防水機能:30気圧
直径:37mm
文字盤:サンレイパターンを施したシルバー文字盤
アワーマーカー:ロジウムプレート加工、ファセットカット、スーパールミノバ SLN C1を塗布
針:ロジウムプレート加工、ファセットカット、スーパールミノバ SLN C1を塗布
ブレスレット&バックル:ステンレススチール製「ラダー」ブレスレット
【Editor's View】
ゼニスの「デファイ スカイライン 36」と「デファイ リバイバル A3643」は、LVMHウォッチウィーク 2026という国際的な舞台で、メゾンのヘリテージと現代性をシルバートーンでつなぐ存在として登場しました。前者は都市的でグラフィカルなデザインに、多彩なストラップチェンジ機構や36mmというサイズ感を備え、ジュエリー感覚で日常に溶け込む一本として魅力を放ちます。後者は1969年のデファイが持っていた剛健さやラダーブレスレットの個性を、シースルーケースバックやエリート 670の搭載によって今のライフスタイルに合う形で表現しています。どちらも大ぶりすぎないプロポーションとニュートラルなシルバートーンが、ジェンダーやシーンの枠を越えたスタイリングを後押しし、装いに静かな強さを添えるウォッチとしてワードローブに迎えたくなるコレクションといえます。
BRAND SEARCH
CATEGORY
ABOUT
「BRANDJOY.JP」はラグジュアリーブランドなどの最新動向に関連するニュースをセレクトしてお届けしています。新作やコレクションを中心に、新規オープン、ビジネス・業界情報をまとめてチェック。


