Brand JOY

タグ・ホイヤー アバクロンビー&フィッチ時代からコレクターズピースへ、「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラー」に受け継がれるセーリングの記憶

セーリングの世界観を日常のスタイルにそっと取り入れたいとき、選びたくなるのは情報量の多いダイバーズではなく、知性とストーリーを感じさせるクロノグラフかもしれません。タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラーは、1940年代のシーファーラーやアバクロンビー&フィッチとの協業モデルの記憶を、イントレピッド・ティールのダイヤルと潮汐表示に託した一本です。シャンパンゴールドのオパーリンダイヤルと7列ブレスレットが都会的な表情をつくり、ベージュのスポーツストラップに付け替えれば、海辺やリゾートの空気をさりげなくまとえるバランスに変わります。ムーブメントTH20-04のスペックと、マリンレガシーが重なり合うこのモデルは、クロノグラフを「計るため」と「装うため」の両面から楽しみたい人に向けた、カレラの新しい回答といえそうです。

シーファーラーのヘリテージを受け継ぐタグ・ホイヤー、カレラ クロノグラフ シーファーラーと新ムーブメントTH20-04

タグ・ホイヤーは、1949年に生まれた伝説的なセーリングウォッチを今の時代にふさわしい姿へとよみがえらせ、「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラー」として発表します。すでにメゾンは2023年に、1960年代の名作クロノグラフ「スキッパー」のレガッタ・カウントダウンタイマーを現代的に再解釈したモデルを送り出し、セーリングの世界との強い結びつきを改めて印象づけてきました。今回の新作は、その流れを受け継ぎながら、タグ・ホイヤー カレラの象徴となったグラスボックスデザインに、マリンカルチャーとリンクするディテールとコンテンポラリーな表情を重ねた一本です。クロノグラフとしての精度と、海とともに過ごす時間をイメージさせるストーリーが、ひとつのタイムピースの中に凝縮されています。

イントレピッド・ティールと潮汐表示、タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラーが描く海と時間の物語

今年、タグ・ホイヤーがもう一度視線を向けたのは、メゾンのアーカイブに刻まれた海との関係です。1949年に誕生した潮汐計測ウォッチ「シーファーラー」から着想を得て、歴史的なセーリングモデルを新たな解釈で現在に呼び戻しました。初代ホイヤー シーファーラー クロノグラフは、クロノグラフ機能を持たない姉妹モデル「ホイヤー ソルナール」とともに登場した背景があります。ソルナールという名称は、太陽を意味する「Solar」と月を示す「Lunar」を組み合わせた造語であり、特定の場所の満潮と干潮の時刻を表示することを目的としたタイムピースでした。今回のカレラ シーファーラーは、そのコンセプトを受け継ぎながら、現代の腕元にフィットするスタイルへと進化させた存在です。

7列ブレスレットとベージュストラップ、タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラーが示すツールウォッチの現在形

新作の特徴となる6時位置の潮汐表示機構には、ブランド外のパートナーシップから生まれた物語が受け継がれています。この機構の原案を考案したのは、アバクロンビー&フィッチ社の社長を務めていたウォルター・ヘインズでした。彼は自身が抱いたコンセプトを形にするため、開発と製造をホイヤーに託します。こうして誕生したホイヤー ソルナールは、当時アメリカを代表する高級スポーツ用品小売店であったアバクロンビー&フィッチのニューヨーク店を通じて展開され、セーラーやアウトドアを愛する人々の手元に届けられました。海や自然と向き合うライフスタイルの中で活躍したこの時計のスピリットが、新作にも息づいています。

潮汐表示というアイデアそのものはヘインズによるものでしたが、その機構の精度を高めるプロセスには、若き日のジャック・ホイヤーも関わっていました。学生だった彼は、自身の物理教師とともにこの時計について議論を重ね、歯車比を見直すことで表示機構の精度を向上させています。こうしたエピソードは、タグ・ホイヤーが早い時期から科学的アプローチと実用性を重視しながら時計づくりに取り組んできたことを物語る一幕であり、新作カレラ シーファーラーにも受け継がれるメゾンの姿勢を端的に示しています。

ホイヤー ソルナールに潮汐表示が初めて取り入れられてから数えて77年、そのメカニズムは「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラー」として新たな姿をまといます。本モデルは、2023年に登場し高い評価を得た汎用性の高いグラスボックスデザインをベースにしており、その現代的な骨格に、オリジナルのシーファーラーを象徴するデザインコードが巧みに重ねられています。歴史ある機能を受け継ぎながら、カレラならではのスポーティな洗練とマリンテイストを融合させたことで、陸でも海でも活躍するクロノグラフとして新たな魅力を放っています。

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラーの内部で鼓動を刻むのは、潮汐表示機構の搭載を前提に開発された新しい自社製ムーブメント「TH20-04」です。9時位置には専用の「TIDE」プッシャーが設けられ、このボタンを操作することで潮汐ディスクの設定が行える構造になっています。複雑な機能でありながら、ユーザー自身が直感的に扱いやすいよう配慮された仕様であり、計器としての信頼性と日常での使いやすさの両方を満たす設えになっています。

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラー、イントレピッド・ティールが導く新たなマリンレガシー

潮汐ディスクは一度設定を済ませると、4分割された表示部が回転し、あらかじめ把握している満潮と干潮の時刻に対応する位置へ調整されます。このディスクは29.53125日で一周するサイクルを持ち、その期間を通じて正確に満潮および干潮のタイミングを示します。港への出入りや、潮流のある河川、入江などに向かう際のタイミングを判断するうえで、視覚的に分かりやすい指標となる仕様です。セーリングやウォーターアクティビティを暮らしに取り入れる人にとって、実用性とロマンの両方を感じさせるディテールといえます。

グラスボックス構造の要となる、湾曲したダイヤルフランジとドーム型サファイアクリスタルは、高い視認性を確保するうえで重要な役割を担っています。この立体的なフェイスデザインによって、潮汐表示に加え、60秒積算計や30分積算計もクリアに読み取ることが可能です。船上のように揺れを感じる環境でも、必要な情報を素早く確認しやすい構成になっており、カレラがもともと重視してきた「一 glance で読み取れる」視認性の哲学を、マリンスポーツの文脈で再解釈した仕様といえます。

カレラにおいて視認性は常に核となる要素であり、タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラーでは、ダイヤルカラーの選定によってその特長がより強く打ち出されています。中でも象徴的な存在となるのが「イントレピッド・ティール」と名付けられたカラーです。この色調は、1967年のアメリカズカップで優勝を飾ったヨット「イントレピッド」に由来しており、その翌年にジャック・ホイヤーがオリジナルのスキッパー クロノグラフを生み出すきっかけともなりました。海原を思わせるティールのトーンがダイヤルに広がることで、セーリングの歴史とカレラのヘリテージが視覚的に結び付き、腕元にさりげないストーリーを添えています。

イントレピッド・ティールと名付けられたカラーは、時分針、30分積算計、そして潮汐表示ディスクのそれぞれに用いられています。そこに組み合わされるのが、オリジナルモデルを思い起こさせるダークイエローのアクセントです。この二つの色調は、18K 3N イエローゴールドプレート仕上げのインデックスと響き合い、現行のタグ・ホイヤー カレラに共通する12時位置の三角形マーカーとも自然に調和します。機能を読み取りやすいコントラストと、マリンムードを漂わせるカラーストーリーがひとつの文字盤に集約され、シーファーラーの系譜を視覚的に物語るダイヤルに仕上がっています。

ケースは42mmのステンレススティール製で、外装にはサテン仕上げとポリッシュ仕上げが組み合わされています。光を受ける角度によって表情を変えるこの仕上げは、シャンパンゴールドのオパーリンダイヤルとの間に美しいコントラストを生み出し、全体に上質で洗練された印象を与えます。マリンルーツを持つツールウォッチでありながら、スーツやジャケットスタイルにも自然となじむバランスでまとめられており、海辺だけでなく都市のシーンにも連れ出したくなるクロノグラフとなっています。

ケースバックにはサファイアクリスタルが配され、自社製ムーブメントTH20-04の姿をじっくり眺めることができます。その地板には、カレラのスピリットを象徴する「勝利の冠」のモチーフが刻まれています。垂直クラッチとコラムホイールを組み合わせた構造により、クロノグラフのスタートやストップ、リセットは滑らかな操作感と高い信頼性を両立しています。約80時間という余裕のあるパワーリザーブを備え、腕から外した状態でも3日以上動き続ける点も心強い仕様です。自動巻きはタグ・ホイヤーのシールドロゴをかたどったローターによって行われ、裏側から見たときにもブランドのアイデンティティを感じさせる意匠となっています。

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラーは、潮汐表示という個性的な機能を備えつつ、本格的なクロノグラフとしての性能も妥協していません。ツールウォッチとしての完成度を高めるために採用されたのが、7列構造のステンレススティールブレスレットです。これは、伝統的なビーズオブライススタイルを現代的に解釈したもので、細かな駒が連なることで手首にしなやかに沿い、快適な装着感を実現します。同時に、立体的な面構成が光を繊細に反射し、スポーティでありながら品格のある外観をつくり出しています。

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラー、TH20-04ムーブメント搭載、海と都市をつなぐタイムピース

この7列ブレスレットは、2025年にコレクションに導入された比較的新しい要素です。サテン仕上げとポリッシュ仕上げのリンクを巧みに組み合わせることで、タグ・ホイヤー カレラのグラスボックスモデルが持つヘリテージ感と、現代的なシャープさをどちらも引き立てるように考えられています。単体で見ても存在感のあるブレスレットですが、ケースサイドやベゼルの仕上げと呼応することで、カレラ全体のフォルムをより引き締める役割を担っています。

さらに、タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラーには、全モデルに共通してベージュカラーのスポーツストラップが付属します。伝統的なボートの索具を思わせる色合いと質感で、海とつながる物語をさりげなく演出するパーツです。ストラップの裏地には、ダイヤルのイントレピッド・ティールと呼応するカラーが配されており、手首を返したときにだけ見える密かなアクセントになっています。ステンレススティール製のフォールディングバックルが採用され、陸上でも海上でも安定したホールド感を得られる仕様となっています。

オリジナルのシーファーラーは、1970年代半ばまでアバクロンビー&フィッチのカタログに掲載され、ケース形状やダイヤルデザインの異なる多彩なバリエーションが展開されていました。当時ホイヤーは、自社名義で「マレオグラフ」を、さらにアメリカのスポーツ用品店オービス向けには「ソルナグラフ」という名称のモデルも提供しています。いずれも、潮汐表示という特別な機能を備えたスポーツウォッチとして、セーラーやアウトドアを楽しむ人々に親しまれた存在でした。

こうした歴代モデルは現在、ヴィンテージ市場においてコレクターから高い人気を集めています。その流れを正統に汲み取った新作、タグ・ホイヤー カレラ シーファーラーは、セーリングウォッチのヘリテージを現代的なカレラのデザインと技術で表現した一本です。歴史的背景に支えられたストーリーと、実際の使用に耐えるスペックを併せ持つことで、コレクションの中でも特別な位置づけとなるタイムピースに仕上がっています。

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラー、7列ブレスレットとベージュストラップで楽しむ二つの表情

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラー、潮汐表示とイントレピッド・ティールが導く新世代セーリングウォッチ

 <タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ>

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ CBS2016.EB0430

タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ CBS2016.EB0430 背面


https://www.tagheuer.com/CBS2016.EB0430.html

CBS2016.EB0430 / 1,270,500円(税込予価)/ 2026年3月発売予定
自動巻 / シャンパンゴールドダイヤル / ステンレススティール製ケース / ケース径 42 mm / 100m防水 / ステンレススティール製ブレスレット


X:@TAGHeuerJapan ‏, Facebook:@TAGHeuer , LINE:@tagheuer
#TAGHeuer #タグホイヤー

お問い合わせ
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー 
TEL : 03-5635-7030

www.tagheuer.com


【Editor's View】
タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ シーファーラーは、海を愛する人のためだけに向けられた専門的なツールというよりも、セーリングの歴史と都市のライフスタイルを行き来できるクロノグラフとして完成しています。イントレピッド・ティールとダークイエローの配色、シャンパンゴールドのダイヤル、サテンとポリッシュを織り交ぜた42mmケース、7列ブレスレットとベージュストラップという組み合わせは、オフィスにもマリーナにも自然になじむバランスです。ケースバックからのぞくTH20-04ムーブメントや「勝利の冠」の刻印は、クロノグラフ好きの心をくすぐりつつ、潮汐表示という機能が海辺の週末を具体的に支えてくれる実用面も備えています。トレンドとしてのマリンではなく、長い時間軸の中で育まれたストーリーを軽やかに腕元に取り入れたい人にとって、シーファーラーはタグ・ホイヤー カレラの中でも特に記憶に残る選択肢になるはずです。

BRAND SEARCH

CATEGORY

ABOUT

「BRANDJOY.JP」はラグジュアリーブランドなどの最新動向に関連するニュースをセレクトしてお届けしています。新作やコレクションを中心に、新規オープン、ビジネス・業界情報をまとめてチェック。

ARCHIVES



月間 TOP 10 ARTICLES

TOP