Brand JOY

ピアジェとアンディ・ウォーホルの新作「カモフラージュ」、27ピースの天然石マルケトリで描く世界限定86本のアートウォッチ

アートと時計製造が交わるとき、作品のイメージをそのまま装飾へ置き換えるのではなく、素材や技法を通じて別の表現へと導くこともできます。ピアジェがアンディ・ウォーホル美術財団とのコラボレーション第二弾で選んだのは、1986年に制作された自画像シリーズ「カモフラージュ」です。顔の上に重ねられた迷彩模様を、ゴールドとオーナメンタルストーンによる文字盤へと再構築。色彩の重なりや輪郭の奥行きを、異なる素材の質感と精緻な手仕事で表現しています。アートの引用にとどまらず、ピアジェが長年培ってきた色石とゴールドの創造性を通して、ウォーホルの作品に新たな立体感を与えた世界限定86本のタイムピースです。

#G0A51242 ピアジェ アンディ・ウォーホル ウォッチ「カモフラージュ」 

#G0A51242 ピアジェ アンディ・ウォーホル ウォッチ「カモフラージュ」 ¥15,200,000(税込)世界限定86点

1986年にアンディ・ウォーホルが制作した自画像シリーズ「カモフラージュ」。その独特な色彩とパターンを、ピアジェはゴールドとオーナメンタルストーンのマルケトリによって腕時計の文字盤へと再構築しました。アンディ・ウォーホル美術財団とのコラボレーション第二弾となる「アンディ・ウォーホル カモフラージュ」は、世界限定86本。作品のイメージを時計という立体的なフォルムに置き換え、従来にない奥行きを備えたタイムピースへと仕上げています。

1986年の自画像シリーズを時計の文字盤へ、ピアジェがアンディ・ウォーホル美術財団と手掛ける第二弾コラボレーション

ピアジェとアンディ・ウォーホルの関係は、今回のコラボレーションから始まったものではありません。ポップアートを代表するアーティストであり、時計のコレクターでもあったウォーホルは、ピアジェの時計を7本所有していました。その中には、当時メゾンのアーティスティック・ディレクターを務めていたジャン=クロード・ゲイトが手掛けたモデルも含まれています。型番「15102」は、1972年から1977年にかけて限定生産されたモデルで、45mmの丸みを帯びたクッション型ケースが特徴です。1874年にスイスのラ・コート・オ・フェで創業したピアジェとウォーホルの間には、時計を介した特別なつながりが育まれていました。

現在の「アンディ・ウォーホル」ウォッチへと続く系譜は、2014年に「ブラックタイ ヴィンテージ」として復刻されたことをひとつの節目としています。その後、文字盤の素材や色彩、ケースの表現にさまざまなバリエーションが加わりました。大きな転機となったのは2024年。ピアジェはアンディ・ウォーホル美術財団と正式なライセンス契約を結び、アーティストの名を冠したコレクションとして展開する権利を得ました。これに伴い、コレクション名も「アンディ・ウォーホル」へと正式に変更されています。さらに、ウォーホルの作品を着想源としたタイムピースを毎年1点制作する取り組みも可能となり、アーティストの創作とメゾンの時計製造を結ぶ新たな枠組みが生まれました。

作品を忠実に再現するのではなく、そこにある発想を自らのデザインへと取り込むこと。それが今回のクリエイションにおいて、ピアジェが大切にした考え方です。アーティスティック・ディレクターのステファニー・シヴリエールは、「私たちの狙いは、アンディ・ウォーホルのクリエイションからインスピレーションを得ることであり、彼の作品をそのまま文字盤に忠実に再現することではありません」と説明しています。ウォーホルとピアジェを結び付ける要素として彼女が挙げるのは、色彩への関心です。とりわけオーナメンタルストーンを用いた文字盤は、色の組み合わせによって個性を生み出すピアジェの表現を象徴するものとなっています。

ターコイズとソーダライトが描く立体的な迷彩模様、ピアジェの技術が結実したアンディ・ウォーホル限定ウォッチ

100時間以上を費やした文字盤製作の舞台裏、ピアジェがアンディ・ウォーホルの「カモフラージュ」を再解釈

今回の文字盤を形づくるうえで、ピアジェが採用したのは、絵画の模様をそのまま写し取る方法ではありません。ウォーホルの作品をいったん色と構成の要素に分け、メゾン独自の素材使いによって組み直すアプローチです。ステファニー・シヴリエールが語る「私たちはアンディ・ウォーホルのオリジナル作品をあえて一度解体し、ピアジェ独自のコンテンポラリーな視点を通して再解釈しました」という言葉にも、その意図が表れています。文字盤には、ソーダライトとターコイズを採用。これらをサテン仕上げのイエローゴールド、そして磨き上げられたピンクゴールドと組み合わせることで、異なる素材の境界や重なりが際立つ構成に仕上げました。温かみのある2色のゴールドに対し、セルリアンブルーのターコイズと深い青をたたえたソーダライトが鮮明なコントラストを描きます。合計27ピースのオーナメンタルストーンを組み合わせたストーンマルケトリは、単に色を並べるのではなく、カモフラージュ模様に建築的な立体感を与えるための精緻な仕事です。ゴールドの表情を自在に操る技術と、石の色や形を緻密に組み上げる職人技が、文字盤に複雑な奥行きを生み出しています。ピアジェが色彩とゴールドを大胆に組み合わせ始めたのは1960年代初頭のこと。以来、ラピスラズリ、オパール、翡翠、サンゴなど、50種類ものオーナメンタルストーンを作品に取り入れてきました。色石を時計の表現に生かすこの姿勢は、長い年月をかけてメゾンを象徴する美的なシグネチャーへと育っています。

文字盤の完成までに費やされた時間は、研究と設計、そして手作業による制作を合わせて100時間以上に及びます。27ピースのオーナメンタルストーンとゴールドを組み合わせ、カモフラージュの図柄を立体的な造形へと変換する工程は、ピアジェが培ってきたサヴォアフェールの集積です。完成した文字盤は、迷彩模様の再現にとどまらず、抽象芸術としての表情も備えています。その周囲を囲むのは、本エディションのために特別に製作されたホワイトゴールド製のクッション型ケース。ケースに施された名高いゴドロン装飾が、まるで絵画の額縁のように文字盤を縁取ります。時刻を示すドーフィン針と、内部に搭載されたピアジェ自社製自動巻ムーブメント「501P1」も、デザインと時計製造の両面を支える要素です。さらにケースバックには、アンディ・ウォーホルのサインと限定シリーズ内での個体番号を刻印。作品の着想から文字盤の仕上げ、ケースの意匠、ムーブメントに至るまで、アートと時計製造を一体化したコレクターズ・エディションです。

ピアジェのクリエイションを語るうえで欠かせないのが、時計製造の技術と大胆な美的表現を並行して追求してきた歩みです。1874年、創業者ジョルジュ=エドワール・ピアジェは、スイスのジュラ山脈にあるラ・コート・オ・フェの家族農場に工房を設け、高精度のムーブメントや部品の製作を始めました。1950年代後半には薄型ムーブメントの開発に力を注ぎ、1957年に発表した「9P」は、後の「アルティプラノ」へとつながる技術的な礎となっています。一方、デザイン面では、ゴールドに多彩な色石を組み合わせた文字盤や、従来の枠にとらわれないケースフォルム、高価な宝石を用いた装飾など、独自の表現を追求してきました。そうした創造性とクラフツマンシップは、「アルティプラノ」「ピアジェ ポロ」「ライムライト ガラ」「シックスティ」「ポセション」「ピアジェ サンライト」「ピアジェ ローズ」「エクストリームリー ピアジェ」といった多彩なコレクションにも受け継がれています。精密な時計製造を出発点としながら、ジュエリーやアートの領域にも表現を広げてきたことが、ピアジェならではのスタイルを形づくっています。


www.warholfoundation.org

WWW.PIAGET.JP

WWW.INSTAGRAM.COM/PIAGET

https://lin.ee/p77qv8V

#MAISONOFEXTRALEGANZA
#HOUSEOFGOLD
#PIAGET



【Editor's View】
アンディ・ウォーホル美術財団との協業を理解するうえでは、作品のライセンス提供だけでなく、財団が担う文化的な役割にも目を向けたいところです。ウォーホルは20世紀を代表するアメリカのアーティストとして、既存の芸術の枠組みにとらわれず、広告や大衆文化、著名人のイメージなどを作品に取り込んできました。その遺志を受け、アンディ・ウォーホル美術財団は1987年に設立され、実験的な表現や、まだ十分に認知されていない作品、挑戦的な創作活動を支援する団体として活動しています。これまでに3億ドルを超える助成を行い、現代美術の創作、展示、記録を後押ししてきました。また、今回のようなライセンス事業から得られる収益も、助成金の原資となる基金を支えています。ピアジェとウォーホルの関係には、時計を通じた個人的な交流という背景もあります。ピアジェの公式資料によれば、ウォーホルは1973年に「ブラックタイ」のゴールドウォッチを購入し、1979年にはニューヨークでイヴ・ピアジェと出会った後、メゾンの交流組織「ピアジェ・ソサエティ」の常連メンバーとなりました。今回の限定モデルは、そうした両者の歴史を土台に、ウォーホルの作品を新しい素材と技術で表現すると同時に、アートを次世代へつなぐ財団の活動にも結び付くコラボレーションです。

BRAND SEARCH

CATEGORY

ABOUT

「BRANDJOY.JP」はラグジュアリーブランドなどの最新動向に関連するニュースをセレクトしてお届けしています。新作やコレクションを中心に、新規オープン、ビジネス・業界情報をまとめてチェック。

ARCHIVES



月間 TOP 10 ARTICLES

TOP