2026.09.15
カテゴリ: 新作
タグ・ホイヤー「カレラ クロノグラフ スポーツ」新作、TH20-00と新設計ブレスレットで高めた装着性
スポーツクロノグラフに求められるのは、力強い存在感だけではありません。瞬時に情報を読み取れること、腕に収まりやすいこと、そして長く使うほど魅力が深まること。そのすべてを突き詰めながら、タグ・ホイヤーが「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ スポーツ」を新たな姿へ更新しました。ケースは44mmから42mmへとコンパクトになり、厚さも抑えて装着性を向上。セラミックベゼルやモーターレーシングを想起させるプッシュボタン、自社製キャリバー「TH20-00」を備え、ブルー、ティールグリーン、シルバー、ブラックなど5つの表情を展開します。伝統的なレーシングクロノグラフのDNAを、現代の手元へつなぐ新作です。
F1®の新たな開催地としてマドリードが加わり、街がモーターレーシングの熱気に包まれるなか、タグ・ホイヤーは「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ スポーツ」の新世代モデルを発表します。舞台となるのは、「フォーミュラ1 タグ・ホイヤー スペイン グランプリ 2026」(F1® スペイングランプリ)の開催期間。グランプリのタイトルパートナー、そしてF1®の公式タイムキーパーを務めるタグ・ホイヤーが、スピード、精度、勝利への執念というモーターレーシングとの深い結び付きを、スポーツクロノグラフというかたちであらためて示します。
モーターレーシングの心臓部で鼓動するタグ・ホイヤー カレラタグ・ホイヤーのクロノグラフの原点をたどると、その背景には160年以上にわたる計時技術への探究があります。初期のダッシュボードタイマーから競技用の高振動ストップウォッチまで、用途に応じた精密な計時機器を生み出してきた同ブランドにとって、速度と時間が勝敗を左右するモータースポーツは重要な舞台でした。走行中でも瞬時に情報を読み取れることが求められるからこそ、視認性と精度は単なる性能ではなく、時計の設計そのものを決める要素となります。「タグ・ホイヤー カレラ」もまた、こうした計時への姿勢を受け継いで誕生したコレクションです。
1911年に登場した自動車・航空機用のダッシュボードタイマー「タイム・オブ・トリップ」は、その歩みを象徴する存在です。移動中に正確な時間を測るという目的から開発された計時機器は、速度と競技の現場に精密時計技術を持ち込む役割を果たしました。さらに1916年には、1/100秒単位の精度を持つストップウォッチを展開。国際的なスポーツ大会で使用されるまでになり、タグ・ホイヤーが競技の現場で求められる精密なタイムキーピングへと領域を広げていく基盤となりました。
「タグ・ホイヤー カレラ」の誕生は1963年です。ジャック・ホイヤーがプロのドライバーのために開発したクロノグラフは、過酷なロードレース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」から着想を得て設計されました。高速走行中でも必要な情報を迷わず読み取れるよう、ダイヤルの情報量を絞り、明瞭なインデックスと整然としたレイアウトを採用。時間を測るための機能だけでなく、その情報を一瞬で判読できることまで含めてデザインした考え方が、「タグ・ホイヤー カレラ」の個性を決定づけました。
誕生後の「タグ・ホイヤー カレラ」は、時代に合わせて機構や素材を更新しながら、その核となる考え方を守り続けています。手巻き式から自動巻クロノグラフムーブメントへと進化し、ケースや構造にも新たな技術を取り入れてきました。それでも、視認性とパフォーマンスを優先する姿勢に変化はありません。デザインの解釈が変わっても、走行中に時間を読み、瞬時に計測するというクロノグラフ本来の役割を中心に据えてきたことが、長年にわたる「タグ・ホイヤー カレラ」の一貫性につながっています。その精神を現代へ引き継ぎ、レーシングクロノグラフとして再構築したのが「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ スポーツ」です。今回の新世代モデルでは、これまでの「タグ・ホイヤー カレラ」を基盤にしながら、ケースのプロポーションや装着時の人間工学、クロノグラフ機能を細部まで見直しました。ジャック・ホイヤーが重視した視認性という原点を踏まえつつ、現在の着用環境に求められる快適性と洗練も追求。レーシングウォッチらしい力強さを保ちながら、日常の手元にも自然に馴染む存在へと進化しています。
究極のスポーツクロノグラフ「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ スポーツ」の新世代モデルが目指したのは、スポーツクロノグラフをあらためてコレクションの前面へ押し出すことです。2020年に発表された「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ スポーツ」を起点に、仕上げ、プロポーション、操作性、機能的なディテールを一つずつ検証し、それぞれに明確な役割を与えて再設計しました。過去のDNAを残すだけではなく、現在の基準でその魅力を磨き直すことで、スポーティな機能性とエレガントな佇まいを両立。レーシングスピリットを宿したクロノグラフとして、新たな段階へ踏み出しています。
今回の進化を最も端的に感じられるのがケースです。ケース径は44 mmから42 mmへと小型化され、ラグからラグまでの長さも49.8 mmから48.6 mmへ短縮。さらに厚さは15.48 mmから14.17 mmへ抑えられ、手首に収まりやすいプロポーションへ改められました。単にサイズを小さくしたのではなく、装着時のバランスと汎用性を高めることを目的とした変更です。ケースサイドにはサテン仕上げを施し、スポーツウォッチらしいテクニカルな表情を強調しながら、全体の輪郭はより端正に。これにより、「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ スポーツ」は力強い存在感を保ったまま、日常にも取り入れやすいコンパクトなシルエットを獲得しています。ケースのサイズダウンによって得られた端正さは、ベゼルの設計にも明確に表れています。新作では、より薄く洗練されたベゼルを、外側に見えるステンレススティール製のクレードルとポリッシュ仕上げのセラミック製インサートによって構成。クレードルがベゼルを支える一方、セラミックのインサートが奥行きを生み、輪郭をすっきりと見せています。金属の力強さとセラミックのシャープな質感を組み合わせることで、モーターレーシング由来のスポーティさを残しながら、日常のスタイルにも取り入れやすい端正な表情へと整えました。
ベゼルとケースの造形に続いて目を引くのが、クロノグラフを操作するプッシュボタンです。形状にはピストンや高性能エンジンの部品から着想を得たデザインを取り入れ、ケース側面に機械的なアクセントを加えています。正面から見たときだけではなく、横から眺めた際にもモータースポーツとのつながりが感じられるよう設計されており、クロノグラフとしての機能を視覚的なキャラクターへ結び付けています。ケース右上のラグには、控えめながら意味を持つ「勝利の冠」のモチーフを刻印しています。このシグネチャーは近年のタグ・ホイヤー カレラを特徴づけるストーリーコードのひとつであり、サーキットで追求されてきた「成功」というテーマを腕元へ引き継ぐものです。大胆なベゼルやプッシュボタンに比べると小さなディテールですが、モーターレーシングと深く結び付いてきたコレクションの背景を、ケースそのものにさりげなく刻み込んでいます。
駆動を担うのは、自社製ムーブメントのキャリバー「TH20-00」です。ケースバックからその構造を眺められるオープンケースバックを採用し、機能だけでなくムーブメントそのものも時計の魅力として楽しめる構成にしています。約80時間のパワーリザーブを確保し、タグ・ホイヤーのシールド型ローターを搭載。クロノグラフの操作性と信頼性を支える自社製ムーブメントに、5年保証も組み合わせています。
手首へのフィット感を左右するブレスレットも、新作に合わせて設計を更新しました。H型のステンレススティール製ブレスレットは、従来の存在感を保ちながら先細りのフォルムへ変更。よりすっきりとした輪郭によって、装着時の快適性とエレガントな印象を高めています。さらに新たにイージーリンク調整システムを採用し、工具を使わず自宅でサイズを調整できる仕様に。ラインナップにはクラシックなモータースポーツを想起させるパンチングレザーストラップ仕様も用意され、新開発のピンバックルを備えたフォールディングバックルを組み合わせています。
レーシングシグネチャーを余すところなく表現今回のコレクションは、同じ「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ スポーツ」という名前のもとで、5つの異なる表情を展開します。象徴的なブルーダイヤルにはサンレイ加工サテン仕上げを施し、シルバーのカウンターとグレーの分目盛り、クロノグラフ針を配置。プッシュボタンにはブルーのラッカー仕上げを施し、ベゼルもブルーのセラミックで統一しています。ステンレススティール製ブレスレットに加えて、ブラウンのパンチングレザーストラップも選択でき、同じカラーコードの中でも異なるスタイルを楽しめます。
3つ目のモデルでは、ティールグリーンのサンレイ加工サテン仕上げダイヤルを採用し、シルバーのカウンターとグレーのアクセントを組み合わせています。プッシュボタンにはグリーンのラッカー仕上げを施し、ベゼルも同色のセラミックでまとめることで、現代的なスポーティさを際立たせました。4つ目はシルバーダイヤルにブラックカウンターを組み合わせた「パンダ」レイアウト。ブラックのラッカー仕上げを施したプッシュボタンとブラックのセラミック製ベゼルが、往年のレーシングクロノグラフを思わせるコントラストを生み出します。そして最後のブラックオパーリンモデルでは、ブラックのダイヤルを背景に赤いクロノグラフのディテールを際立たせ、5モデルの中でも特に力強いレーシングスピリットを表現しています。
ファストレーンへの帰還「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ スポーツ」は、モーターレーシングを背景に育まれてきたクロノグラフの個性を、現代の基準で磨き直したモデルです。ケースをコンパクトに整え、ベゼルやプッシュボタン、ブレスレットまで各部の役割を見直すことで、スポーツウォッチらしい力強さと日常的な装着性を両立。さらに5つのカラーとディテールによって異なるキャラクターを与えました。F1®の新たな舞台となるマドリードで発表されることも、モーターレーシングとの結び付きを象徴するものです。長く受け継がれてきた「タグ・ホイヤー カレラ」のDNAを守りながら、スポーツクロノグラフとして新たな段階へ踏み出す一本です。
タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ スポーツ
CDB2110.BA0054 / 998,800円(税込)/ 2026年9月発売
自動巻 / ブラックオパーリンダイヤル / ステンレススティール製ケース / ケース径 42 mm / 100m防水 / ステンレススティール製H型ブレスレット
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CDB2111.BA0054 / 998,800円(税込)/ 2026年9月発売
自動巻 /ブルーダイヤル / ステンレススティール製ケース / ケース径 42 mm / 100m防水 / ステンレススティール製H型ブレスレット
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CDB2111.FC8378 / 962,500円(税込)/ 2026年9月発売
自動巻 /ブルーダイヤル / ステンレススティール製ケース / ケース径 42 mm / 100m防水 / カーフレザーストラップ
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CDB2112.BA0054 / 998,800円(税込)/ 2026年9月発売
自動巻 /グリーンダイヤル / ステンレススティール製ケース / ケース径 42 mm / 100m防水 / ステンレススティール製H型ブレスレット
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CDB2113.BA0054 / 998,800円(税込)/ 2026年9月発売
自動巻 /シルバーダイヤル / ステンレススティール製ケース / ケース径 42 mm / 100m防水 / ステンレススティール製H型ブレスレット
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LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
TEL : 03-5635-7030
www.tagheuer.com
【Editor's View】
今回の新作で印象に残るのは、サイズを小さくすることを単純なダウンサイジングとして扱わず、時計全体のバランスを組み直す契機にしている点です。44mmから42mmへ、厚さも15.48mmから14.17mmへと変更したケースは、レーシングウォッチらしい存在感を残しながら、より日常へ近づいた印象があります。その一方で、セラミックベゼルやエンジンパーツを思わせるプッシュボタン、パンチングレザーなど、モータースポーツを連想させる要素は明確に残されています。5色の展開も単なるカラーバリエーションではなく、ブルーの王道感、ティールグリーンの現代性、パンダのヴィンテージ感、ブラックと赤の攻撃的なコントラストというように、それぞれ異なるレーシングクロノグラフ像を提示しているところが魅力です。
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