2026.02.17
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ティファニー製ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー、第60回スーパーボウルでシアトル・シーホークス優勝を祝福する
アワードシーズンのドレスのように、スポーツの世界にも特別な夜を象徴するアイコンが存在します。アメリカンフットボールにおけるその象徴こそが、ティファニー製のヴィンス・ロンバルディ・トロフィーです。第60回スーパーボウルで頂点に立ったシアトル・シーホークスが掲げたスターリングシルバーの輝きは、勝利の瞬間だけでなく、そこに至るまでの時間と覚悟までも映し出しているように感じられます。1960年代に誕生したデザインが今も受け継がれ、熟練の職人の手で毎年新しく生まれ変わるというストーリーは、ハイジュエリーの世界と同じく「クラフトと伝統」が主役であることを物語っています。

第60回スーパーボウルで優勝を飾ったシアトル・シーホークスの手に掲げられたのは、ティファニーが制作するヴィンス・ロンバルディ・トロフィーでした。スポーツ競技界において最も注目を集めるトロフィーの一つとして知られるこのスターリングシルバーのオブジェを通じて、ジュエリーハウスであるティファニーは、シーズンを駆け抜けたチームの栄光の瞬間を祝福しました。
現在ヴィンス・ロンバルディ・トロフィーと呼ばれているこのトロフィーは、当初からアメリカンフットボールの頂点を象徴する存在として位置づけられてきました。1967年の第1回スーパーボウルのためにティファニーが初めてデザインを手掛け、職人による手作業で制作されたことに始まり、その3年後の1970年には、第1回と第2回スーパーボウルでグリーンベイ・パッカーズを優勝へ導いた故ヴィンス・ロンバルディ監督に敬意を表して、現在の名称が与えられました。こうして歴史の節目ごとに意味を重ねながら、アメリカンフットボールの栄光の象徴として歩み続けています。
このトロフィーの原案を生み出したのは、ジュエリーハウスを支えてきた元ヴァイス プレジデントのオスカー・リードナーです。1966年、当時のNFL®コミッショナーであったピート・ロゼールと打ち合わせを行っていた際に、テーブルにあったナプキンへ描きとめたスケッチがデザインの出発点になりました。そのアイデアをもとに形づくられた現在のトロフィーには、キックポジションに配置されたレギュラーサイズのフットボールが印象的に表現されており、競技そのものの躍動感を一つのオブジェとして凝縮しています。
ロードアイランド州に位置するティファニーのホローウェア工房では、ヴィンス・ロンバルディ・トロフィーを含め、毎年100個を超えるトロフィーが熟練の職人たちの手作業によって生み出されています。その中でも象徴的な存在であるこのトロフィーの制作は、最も経験豊かな職人に託され、完成までに約4カ月という時間が費やされます。スピニングや銀細工、彫金浮彫り、手作業によるエングレービング、さらに研磨といった伝統的な技法に加え、最新の技術も取り入れながら、重さ約3.2キログラム、高さ約56センチメートルのスターリングシルバー製トロフィーが仕上げられます。長い工程を経て生まれるその造形は、スポーツの頂点を讃えるオブジェであると同時に、クラフトマンシップの結晶としても心をとらえる存在になっています。
@tiffanyandco #TiffanyTrophies
【Editor's View】
ティファニーが手掛けるヴィンス・ロンバルディ・トロフィーには、スーパーボウルという一夜のドラマを超えた時間の厚みが刻まれています。1960年代のナプキンから始まったスケッチが、アメリカンフットボールの歴史とともに育まれ、今もロードアイランド州の工房で一つひとつ手作業で形づくられている事実は、ハイジュエリーの制作背景と重なる部分が多いように感じられます。第60回大会でシアトル・シーホークスが掲げたトロフィーは、その年だけの特別な象徴であると同時に、初代から続くデザインコードと職人の技術が受け継がれた連なりの一部でもあります。ファッションやジュエリーを愛する視点から眺めると、スポーツトロフィーでありながら、オブジェとしての存在感や素材の美しさを読み解く楽しみが広がり、スポーツとデザインが交差する興味深い物語として立ち上がってきます。
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