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ルイ・ヴィトンのモノグラム130年、ゼンデイヤ、カトリーヌ・ドヌーヴ、リウ・イーフェイ、ホヨンが纏う名品バッグ

旅先でついた小さな傷や、ハンドルに刻まれた手の跡。長く持ち歩いたバッグには、持ち主の時間が静かに染み込んでいきます。ルイ・ヴィトンがモノグラム誕生130周年を祝して展開する新キャンペーンは、そんなパーソナルな記憶に光を当てるものです。ゼンデイヤ、カトリーヌ・ドヌーヴ、リウ・イーフェイ、ホヨンといった世界的アイコンたちは、スピーディやアルマ、ノエ、ネヴァーフルといったメゾンのアイコンバッグと共に、自らの歩んできた道のりをさりげなく映し出します。ラゲージとして生まれたバッグが日々のスタイルの一部となり、やがて次の世代へと受け継がれていく。その連なりを視覚化する今回のビジュアルは、モノグラムというモチーフが、過去と現在、そして未来を結ぶコードであることをあらためて感じさせます。

ルイ・ヴィトンがモノグラム誕生130周年を記念して展開するキャンペーンでは、ゼンデイヤやカトリーヌ・ドヌーヴ、リウ・イーフェイ、ホヨンが登場

ルイ・ヴィトンは、メゾンの象徴であるモノグラム誕生130周年に合わせて、1年間にわたるトリビュートキャンペーンを展開しています。その新たなチャプターとして発表されたのが、フォトグラファーのグレン・ルックフォードが撮影し、ロマン・コッポラが監督を務めた最新ビジュアルです。そこに登場するのは、世界的なセレブリティやメゾンのアンバサダー、そしてフレンド・オブ・ザ・ハウスと呼ばれる面々で、単なるイメージモデルとしてではなく、それぞれが歩んできた人生とモノグラムのバッグとの関係性に焦点を当てています。アイコンとしてのモノグラムではなく、一人一人の物語に寄り添う存在として描き直すことで、130年続く意匠に改めて温度を与える試みと言える内容です。

キャンペーンに登場する人物たちが語るのは、自分の愛用するモノグラムのアイコンバッグにまつわる個人的な記憶です。それはバッグを所有物として眺める視点ではなく、日々の移動や人生の節目に立ち会う心強い存在として捉えたストーリーです。長く使われてきたバッグは、旅の途中で刻まれた出来事や感情を帯びながら世代を越えて受け継がれ、家族やパートナーとの間で静かにバトンのような役割を果たします。そうした時間の重なりが、ルイ・ヴィトンのモノグラムが体現する伝統の継承や長く使える堅牢さというレガシーを、単なる機能ではなく情緒ある価値として浮かび上がらせています。スタイルとライフストーリーが自然に結びついている点が、このキャンペーンの魅力と言えます。

この物語の先頭を飾るのは、メゾンのアンバサダーであるゼンデイヤです。彼女が担う役割は、1930年代初頭に誕生したバッグ「スピーディ」に新たな息吹を吹き込むこと。「スピーディ」は、当時としては画期的なモダニティと移動の自由を象徴するバッグとして構想されました。もともとはコンパクトで汎用性の高いソフトラゲージとして構築され、柔らかな使い心地や大きく開くファスナー付きコンパートメント、印象的なハンドルのバランスによって、アクティブなライフスタイルを楽しむ世代の自由な感性を体現した存在です。現在のゼンデイヤの多忙な活動と重ね合わせることで、「スピーディ」がラゲージからデイリーバッグへと進化しながら、今も変わらず都市を縦横に行き交う人々のリズムを支えていることが読み取れます。

その「スピーディ」がモノグラム・キャンバスをまとって新たな表情を見せたのは1959年のことでした。以来、バッグは大胆なグラフィティモチーフや鮮やかなカラーで再解釈されたバージョンなど、クリエイターたちの解釈を受け止める生きたキャンバスとして役割を広げてきました。今回のキャンペーンでは、ゼンデイヤのダイナミックなライフスタイルとともに、「スピーディ」が時代の変化に対応しながらも輪郭を変えずに存在し続ける様子が描かれています。スニーカーにもドレスにも寄り添うその柔軟さは、トレンドが巡り変わるなかでも、自分のペースで動く人の足元を支えるバッグとして常に選択肢に上がる理由を物語っています。

モノグラムのストーリーに続いて登場するのが、バッグ「アルマ」とその持ち主として描かれるカトリーヌ・ドヌーヴです。彼女が語るパーソナルなエピソードを通して、パリの空気を帯びた「アルマ」の佇まいが浮かび上がります。「アルマ」は、アール・デコの影響を受けたメゾンのバッグ「スクワイア」の流れを汲み、1992年に発表されたモデルです。建築的なラインを思わせる構築的なフォルムでありながら、丸みを帯びたトロンハンドルやカーブを描く底部が柔らかな印象を添え、モノグラム・キャンバスがその輪郭を際立たせています。精密さと落ち着いた華やかさが調和したデザインは、長年スクリーンに登場してきたカトリーヌ・ドヌーヴの存在と自然に重なり、クラシックなハンドバッグを今のスタイルに取り入れたい人にとっても、ひとつの理想形として映るはずです。

続いて焦点が当てられるのは、メゾンのアンバサダーであるリウ・イーフェイとバッグ「ノエ」です。1932年にシャンパンボトルを運ぶためのバッグとして誕生した「ノエ」は、機能性を出発点にしながら、しなやかなレザーとドローストリング仕様のクロージャー、優美なフォルムによって、実用性を情緒のある美しさへと昇華させました。軽く、耐久性に優れたうえ、モノグラム・キャンバスがカジュアルにもシックにも対応する表情を与えています。「ノエ」が備える肩の力が抜けた洗練と、自分の道を自分の歩幅で進むような自立したムードは、リウ・イーフェイのキャリアとも自然にリンクします。バッグそのものがはじけるような創造性と長く愛される魅力を象徴し、デイリーなスタイルに詩的な余韻を添える存在として描かれています。

キャンペーンの締めくくりとして登場するのは、メゾンのアンバサダー ホヨンとトートバッグ「ネヴァーフル」です。「ネヴァーフル」は、ルイ・ヴィトン初期の「キャリーオール」を現代の感覚で再構築し、2007年に発表されたモデルです。非常に軽量でありながら高い耐久性を備えたこのバッグは、ハンドルに施されたハンドステッチや、サイド部分に配された調節可能なレース、メゾンのヴィンテージトランクから着想を得たストライプ柄のテキスタイルライニングなど、細部にまでこだわりが宿っています。大容量で実用的でありながら、シルエットは軽やかで、ホヨンが見せる現代的なスタイルに欠かせないリラックスしたムードも併せ持ちます。仕事や撮影、旅先といったシーンをシームレスに行き来するライフスタイルに寄り添い、世界を横断する人の頼れる荷物運び役としての一面も印象的です。

メゾンが初めて世に送り出したトランクがそうであったように、今回フィーチャーされたモノグラムのバッグ群も、根底には革新を追い求める同じ精神があります。ルイ・ヴィトンにとって、ラゲージやバッグは単なる移動のための道具ではなく、ヘリテージとモダニティが交わる場であり、旅そのものを表現へと高めるキャンバスでもあります。スピーディ、アルマ、ノエ、ネヴァーフルといったアイコンは、130年にわたって紡がれてきたモノグラムの歴史を背景に、持ち主それぞれのパーソナルスタイルを映し出す象徴として機能しています。モノグラムが刻む130年の旅路は、過去から未来へと続く時間のレイヤーを重ねながら、これからも新しい持ち主の記憶を受け止めていくことを予感させます。

Courtesy of LOUIS VUITTON

詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイト louisvuitton.com をご覧ください。


【Editor's View】
モノグラム誕生130周年を祝う今回のルイ・ヴィトンのキャンペーンは、単にアーカイブを振り返る企画ではなく、スピーディ、アルマ、ノエ、ネヴァーフルというアイコンバッグを、それぞれの持ち主のライフストーリーと強く結びつけて見せている点が特徴的です。ゼンデイヤのアクティブな日常を支えるラゲージ発祥のスピーディ、カトリーヌ・ドヌーヴの気配と溶け合う建築的なアルマ、リウ・イーフェイの自立した歩みを映すノエ、そしてホヨンの移動の多い日常に欠かせないネヴァーフル。それぞれのバッグが異なるライフスタイルを受け止めながらも、共通しているのは、モノグラムが持ち主の変化に寄り添い続けるコードとして機能していることです。ファッションの視点で見れば、今回のビジュアルは、アイコンバッグを特別な日のためだけでなく、日々のスタイルの中心に据え、時間と共に自分の表情を刻んでいく「パートナー」として再解釈する提案にもなっています。モノグラムを選ぶことは、歴史あるメゾンの物語の一部を引き継ぎながら、自分なりの章を書き加えていく行為なのだと感じさせるキャンペーンです。

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