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ルイ・ヴィトン 新アンバサダーに女優チェイス・インフィニティを起用、映画界の新星が体現するフェミニニティの進化

キャリアの初期から視線を集める俳優に、歴史あるメゾンが早い段階で寄り添うことは、今のファッションシーンではひとつの物語の始まりを告げる合図のようなものです。ルイ・ヴィトンが新たなアンバサダーに迎えたのは、映画界で存在感を増すチェイス・インフィニティ。ドラマや映画の中で、複雑な感情の揺れを繊細に映し出す彼女の表現力は、スクリーンの外でもスタイルに対する姿勢として表れています。レッドカーペットで纏うルイ・ヴィトンのドレスは、その瞬間の役柄や物語と呼応しながら、彼女自身の個性を静かに際立たせるツールのような役割を担ってきました。メゾンが次の時代を託す顔としてチェイスを選んだことは、ファッションと映像表現がより緊密に結びついていく現在の潮流を象徴しているように感じられます。

ルイ・ヴィトンは、新たなアンバサダーとして米国人女優のチェイス・インフィニティを迎え入れました。次世代を担う才能とメゾンが公式にタッグを組むことで、映画とファッションの領域を横断するストーリーテリングがこれからさらに豊かに展開していくことが期待されます。

ルイ・ヴィトン、新アンバサダーに女優チェイス・インフィニティ起用、スクリーンとメゾンの世界をつなぐ存在に

チェイス・インフィニティは、映画界の期待を背負う新人であり、多才なアーティストとしても目覚ましいステップを重ねています。スクリーンの中で見せる印象的な存在感で知られ、デビッド・E・ケリーが制作総指揮を務めるテレビシリーズ「推定無罪」(2024年)や、ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画「ワン·バトル·アフター·アナザー」(2025年)での演技によって、一気に注目度を高めました。ジャンルを横断する作品への出演歴は、彼女が持つ表現の幅広さと柔軟さを物語っており、ルイ・ヴィトンのキャンペーンやイベントにおいても、多面的な女性像を映し出す存在となっていきそうです。

観客の視線を奪うチェイス・インフィニティの演技は批評家からも高く評価され、2025年度ゴッサム・インディペンデント映画賞ブレイクスルー・パフォーマー賞にノミネートされました。今後は「ハンドメイズ・テイル / 侍女の物語」の続編である「Testaments」への出演も予定されており、物語性の強い作品の中でさらなる飛躍を遂げることが予感されます。その歩みは、絶えず進化しながらもタイムレスな魅力を追求するルイ・ヴィトンと共鳴するものであり、彼女のアーティスティックな感性がメゾンにも新鮮なダイナミズムと、未来に視野を向けた視点をもたらしていきます。

ルイ・ヴィトンがチェイス・インフィニティを新アンバサダーに起用、映画界の新星と歩むタイムレスなストーリー

チェイス・インフィニティがルイ・ヴィトン新アンバサダーに就任、映像表現とメゾンの美学が交差する瞬間

チェイス・インフィニティは、ルイ・ヴィトンと自身を結ぶ共通の価値観に深く共感し、メゾンが掲げる力強くタイムレスなフェミニニティを自然体で体現する人物です。ルイ・ヴィトンとの関係は2024年から育まれており、最近ではニコラ・ジェスキエールによる2025秋冬および2026春夏ウィメンズ・コレクションのファッションショーに出席しました。後者は9月にルーヴル美術館で発表され、歴史的な空間とコンテンポラリーなクリエーションが交差する場で、彼女のスタイルもまた鮮やかに印象を残しました。ランウェイを見つめる視線の奥に、女優として、ひとりの女性としてファッションをどう自分のものにしていくかという意志が感じられます。

映画「ワン·バトル·アフター·アナザー」のワールドプレミアに姿を現したチェイス・インフィニティは、1860年のアーカイブから着想を得たルイ・ヴィトンの特注ドレスをまといました。精緻なエンブロイダリーが際立つシャンパンカラーのサテンのドレスは、彼女の透き通るような雰囲気と絶妙に呼応する一着です。さらに、今年10月にロサンゼルスで開催された第5回アカデミー映画博物館ガラでは、オーバーステッチのプリーツが印象的なガーメントダイ(製品染め)のグリーンのシルクタフタ ビスチェドレスを選択し、メゾンとの関係性を一層深めました。レッドカーペットにおけるこうしたルックの積み重ねは、ルイ・ヴィトンがチェイスの歩みをどれほど真摯に支えているかを物語っています。

「チェイスのデビューを、喜びの気持ちを込めて見つめてきました。彼女が演じるどの役柄も魅惑的で、思わず心を奪われます。並外れた才能にとどまらず、観る人の記憶に残る真正性を発信する存在です」と、ウィメンズ アーティスティック・ディレクターのニコラ・ジェスキエールは語ります。このコメントからも、彼女がメゾンにとって単なるキャンペーンモデルではなく、創作のパートナーとして位置付けられていることが伝わります。

ルイ・ヴィトンは、卓越性の追求を核とするメゾンの価値観と美しく調和する、力強いエネルギーをまとったチェイス・インフィニティと共に歩むこれからのコラボレーションを心待ちにしています。映画という物語性の高い世界で鍛えられた感性と、メゾンのクラフツマンシップが交差することで、キャンペーンビジュアルやイベント、レッドカーペットの装いにおいても新たな女性像が描かれていくはずです。ファッションを通じて自分らしさを更新したい世代にとって、ルイ・ヴィトンとチェイスの関係は、これから注目が欠かせないパートナーシップになっていきます。

All photos courtesy of  LOUIS VUITTON

詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。


【Editor's View】
チェイス・インフィニティを新アンバサダーに迎えた今回の発表は、ルイ・ヴィトンが次の時代にどのような女性像を託そうとしているかを端的に示しています。単に名の知れたスターではなく、ストーリー性のある作品で複雑な感情を演じきる力を持つ俳優を選んだことは、メゾンのキャンペーンやレッドカーペットで描きたいのが「強さとしなやかさを併せ持つ現代のフェミニニティ」であることの表れです。アーカイブを引用したサテンドレスや、ガーメントダイのシルクタフタ ビスチェドレスといったルックは、その場限りの話題性ではなく、彼女のキャリアの節目と密接に結びついています。ルイ・ヴィトンにとってチェイスは、アイコンバッグのようにブランドの精神を映す存在であり、20代から40代の女性が自分の生き方と重ね合わせながら眺めたくなる、新しいロールモデルとしての魅力を備えていると言えます。

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