2025.11.10
カテゴリ: イベント
リシュモン ジャパン ジャガー・ルクルト銀座並木ブティックで「1931 POLO CLUB」展開催、レベルソの美学を巡る旅
銀座の並木通りに佇むジャガー・ルクルトのブティックに、「1931 POLO CLUB」と題したトラベリングコレクション展が到着しました。ポロ競技から着想を得て誕生したレベルソは、反転式ケースという機構的発明とアールデコの美意識を融合させた存在として、時計史だけでなくスタイル史にも名を刻んできたモデルです。本展では、その歩みを4つの視点からひもときながら、最新クリエーションまでを一望できる構成に。クラフツマンシップを装いの一部として愉しむ人にこそ訪れてほしい、知性とエレガンスが交差する時間のギャラリーです。

銀座並木ブティックで開催されている「1931 POLO CLUB」トラベリングコレクション展は、レベルソという一本の時計を通じて、ジャガー・ルクルトの精神を立体的に語りかける舞台です。1931年のパリに象徴されるアールデコの成熟期と、ポロ競技のダイナミズムから生まれた反転式ケース。その背景にある「エレガンスと実用性を両立させる」という発想が、4つの章立てで丁寧に紐解かれています。歴史資料的な展示にとどまらず、現在のコレクションまで一気に俯瞰できる構成は、ハイエンドウォッチを選ぶ際に“どの物語を身にまとうか”を重視する現代の愛好家にとって、説得力あるガイドとなるはずです。
4つの章で紡ぐレベルソの軌跡
第1章「アイコンの物語」では、1931年製の初号機を通してブランドが掲げた時計としての価値を再発見。
第2章「デザインとスタイルの物語」では、アールデコの意匠を受け継ぐプロポーションやスタイルの進化。
第3章「革新の物語」では、1990年代に入りメゾンが複雑機構の探究を飛躍的に加速させた時代に焦点を当て、ミニッツリピーター、ジオグラフィークなどのアーカイブピースを特別展示。
第4章「クラフトマンシップの物語」では、現代の職人技が結晶した新作レアピースを通じて、伝統と創造が交錯する今日のタイムピースの魅力を掘り下げます。
また、それぞれの章に紐づくレベルソの最新コレクションも紹介。
会場を象徴する一本として紹介される「レベルソ・トリビュート・ジオグラフィーク」は、レベルソの機構美を現代のトラベラーのために洗練させたモデルです。反転式ケースの片面にはホームタイムとセカンドタイム、もう一方には都市名ディスクが整然と配され、一体のケースに世界を内包するようなコンセプトが表現されています。アールデコならではの直線的なラインと、その内部に秘められた複雑な機構が矛盾なく共存する姿は、機能を重ねても造形の美しさを崩さないメゾンの哲学を示すもの。旅やグローバルなワークスタイルを日常とする人にとって、単なる便利機能を超え、アイデンティティを託す一本として選びたくなる存在と言えます。
「レベルソ・トリビュート・モノフェイス・スモールセコンド」は、よりミニマルな表現で1930年代の気配を今日的に映し出すタイムピースです。繊細なグレインダイヤルが光を柔らかく受け止め、ミラネーゼブレスレットのしなやかな編み目が、アールデコの幾何学性をさらりと日常に落とし込んでいます。余白を生かしたモノフェイスの構成は、派手な主張に頼らず、装いの完成度を静かに高めるタイプのドレスウォッチを求める人にふさわしいバランス。機構や意匠の説明に触れつつも、手首に収まった瞬間に感じる「整っている」という感覚こそが、このモデルの強みとして印象に残ります。
最新メイド・オブ・メイカーズ™:第9の芸術
今年の「メイド・オブ・メイカーズ™」プログラムでは、ウェブコミックデザイナーOliveCoatが新たに参加し、レベルソの世界をデジタルアートとして再構築しました。彼が描く物語では、時計のメカニズムが詩的なビジュアルとして展開され、クラフツマンシップとストーリーテリングが融合しています。専門的な技術の中に芸術性を見いだすこのアプローチは、ジャガー・ルクルトが持つ創造的挑戦の精神を象徴し、ブランドの新たな側面を示しています。
1833年の創業以来、ジャガー・ルクルトが追い求めてきたのは、探究心と革新の共鳴です。レベルソ誕生から受け継がれる発明の精神が、「1931 POLO CLUB」という名のもとに、時を超えるデザイン哲学として息づいています。アールデコのエレガンスと現代的な感性が交錯する本展は、時計を超えた“時の芸術”としてのメゾンの存在を再確認する場ともいえます。
この展示を解説付きでご案内するツアー(日本語)は、こちらからご予約下さい(サイト内英語のみ)
https://online-booking.jaeger-lecoultre.com/atelier/174
ジャガー・ルクルト <1931 POLO CLUB>
日時:11月6日(木)~30日(日)11:00~19:00
場所:ジャガー・ルクルト 銀座並木ブティック
住所:東京都中央区銀座6-7-15 岩月ビル1F
お問合せ先:ジャガー・ルクルト 0120-79-1833
公式LINEアカウント:
https://page.line.me/?accountId=jaegerlecoultre
【Editor's View】
「1931 POLO CLUB」展は、時計という枠を超え、ジャガー・ルクルトが体現する“時間の芸術”を再発見するための舞台です。銀座という洗練の街で開催されることによって、クラシックな美学と都市的なモダニティがひとつに溶け合い、来場者に特別な体験をもたらします。レベルソが誕生した1931年から続く革新の系譜は、今も変わらずメゾンの鼓動として刻まれています。伝統を現代に引き寄せ、日常の中に静かな高揚を添えるその存在こそ、ジャガー・ルクルトが長く愛されてきた理由といえるでしょう。
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