2026.10.21
カテゴリ: 新作
ウブロ 新作「クラシック・フュージョン トリビュート」が繋ぐ、創業者の哲学と未来への継承
1980年、スイス時計界に「ゴールドとラバー」というかつてない異素材の組み合わせを持ち込み、静かな革命を起こしたウブロ。その原点とも言えるファーストモデルの精神を現代に蘇らせた「クラシック・フュージョン トリビュート」が発表されました。過去のアーカイブをなぞるだけにとどまらず、現在のマニュファクチュールが誇る高度な時計製造技術によって、ムーブメントからケースの仕上げに至るまで劇的な進化を遂げています。創業者カルロ・クロッコの先見性と、現代のウブロが掲げる「アート・オブ・フュージョン」の哲学が見事に交差する、唯一無二のタイムピースです。

ウブロの比類なき歴史は、1980年に産声を上げた一本のタイムピースから始まりました。それから46年という歳月を経た2026年秋、イタリア・ミラノの地で、メゾンの原点に立ち返る特別なモデル「クラシック・フュージョン トリビュート」が発表されました。イエローゴールドとホワイトゴールドで展開される本作は、過去のアーカイブをなぞった復刻版の枠に留まりません。ウブロの代名詞とも言える「アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)」という哲学の出発点となったゴールドとラバーの大胆な組み合わせを、現代のマニュファクチュールが誇る最高峰の時計製造技術によって再構築。創業者への深い敬意を込めながら、素材、構造、そしてムーブメントのすべてをさらなる次元へと引き上げた、現在のウブロの真髄を示すタイムピースです。
創業者であるカルロ・クロッコが1980年のバーゼルフェアで発表した最初の時計「ウブロ」。当時としては考えられなかった貴金属(ゴールド)とカジュアルなラバーストラップの融合は、保守的なスイス時計界の常識を打ち破る歴史的な事件でした。船の舷窓(げんそう)をモチーフにしたビス留めベゼルや、装飾を極限まで削ぎ落としたミニマルなブラックダイアルなど、ラグジュアリーの本質だけを抽出した独自のデザインコードは、瞬く間に世界中の時計愛好家を魅了しました。今回登場した「クラシック・フュージョン トリビュート」は、その圧倒的な個性を放つオリジナルデザインを現代の感性で蘇らせたものです。46年の間に培われた洗練されたクラフツマンシップが隅々にまで注がれており、一目見るだけでメゾンが歩んできた革新の歴史を直感的に感じ取ることができます。
クラシック・フュージョン トリビュート
全体的な意匠において、本作は1980年のファーストモデルが持っていた鮮烈な美しさを極めて忠実に踏襲しています。重厚な輝きを放つゴールドのケースと、しなやかなブラックラバーストラップが織りなす緊張感のあるコントラスト。この研ぎ澄まされたブラックとゴールドの力強い対比こそが、創業時から現在に至るまで変わることのない、ウブロというブランドの揺るぎないアイデンティティです。
外観のディテールには、現代の実用性とオリジナルへの敬意が絶妙なバランスで共存しています。ケース径は現代のライフスタイルに合わせて36ミリから38ミリへとわずかに拡大されましたが、オリジナルが持つ完璧なプロポーションは損なわれていません。立体的に仕上げられたベゼル上の12本のビスは、インデックスのないダイアルにおいて時刻を読み取るための重要な道標としても機能します。さらに、3時位置に配された日付表示や、堅牢な10気圧防水を実現するねじ込み式リューズなど、実用面でのアップデートも抜かりがありません。また、現行モデルでなじみ深いストラップ交換機構「ワンクリック」システムをあえて採用せず、ラグを露出させた当時の構造を維持している点からも、オリジナルのDNAを重んじる設計者の強いこだわりがうかがえます。
一方、ケースの内部には、半世紀近い時を経て進化したマニュファクチュールの技術力が結集されています。1980年当時はクォーツ式であったムーブメントは、最新の自社製自動巻きキャリバーへと完全に刷新されました。輪列の最適化によって約60時間という実用的なパワーリザーブを確保し、日常的な使い勝手を大幅に向上させています。また、時計の裏側に設けられたサファイアクリスタルのケースバックからは、ウブロの頭文字である「H」をかたどった美しいオープンワークのローターが精緻に時を刻む様子を鑑賞できます。外観のクラシカルな魅力とは裏腹に、その心臓部には極めて現代的でシャープなメカニズムが脈打っています。
2つの個性、ひとつの原点
今回発表された2つの素材は、基本構造を共有しながらも全く異なるオーラを放ちます。なかでもイエローゴールドのモデルは、ウブロのファーストモデルに最も肉薄する一本です。独特のチャコール効果を持たせたブラックラッカー仕上げのダイアルや、ムーブメント内部にまで採用されたイエローゴールドのローターが、オリジナルが放っていた強烈な素材のコントラストを見事に再現しています。さらにダイアルの6時位置には、創業者カルロ・クロッコと彼が設立したブランド「MDMジュネーブ」へのオマージュとして、「MDM」のロゴがゴールドカラーで印字されています。このロゴは単なるブランド名にとどまらず、彼が1998年に設立し情熱を注いだ慈善団体「マン・ダン・ラ・マン財団」を象徴するものでもあり、デザインの背後に創業者への深い愛情と敬意が込められています。
ホワイトゴールドモデルは、イエローゴールドの華やかさとは対照的に、イタリアの伝統的なテーラリングを思わせるフォーマルな気品を漂わせています。深く艶やかなブラックオニキスのダイアルにブラックのビスをあわせることで、デザイン全体に洗練された奥行きを創出。さらに心臓部にはブラックのタングステン製ローターを採用し、モデルが持つ端正でストイックな個性を内側からも力強く強調しています。
外観から自社製ムーブメントに至るまで、1980年のDNAを色濃く受け継ぐ本作は、スイス・ニヨンの自社工房で構想から組み立てまでが一貫して行われています。長年にわたり愛用されることを前提に設計されており、「5+5年保証」プログラムによって最長10年間の動作保証が適用される点も大きな特徴です。卓越した精度と信頼性、そして時代を超える普遍的なデザインが、ウブロの時計製造における確固たる自信を物語っています。
ブランドの創設者であるカルロ・クロッコにとって、自身の名を冠した最初の時計は極めて個人的な挑戦の結晶でした。自身の手で情熱を注いだ「ゴールドとラバー」のアイデアを後進へ託すことには葛藤があったと語る一方で、現在のニヨン工房で受け継がれる卓越した技術とブランドの進化を目の当たりにし、当時の決断が最良であったと述懐しています。自身の哲学が「アート・オブ・フュージョン」として現代に蘇ったことに対し、深い誇りと感謝の意を示しました。
また、現在のウブロを牽引するCEOのジュリアン・トルナーレは、メゾンの原点を重んじる姿勢は決して時計の針を止めることではなく、絶え間ない進化の過程であると説きます。創業者が描いたミニマリズムと力強いビジョンを、現代のマニュファクチュールが誇る最高峰の技術で表現した本作は、1980年と現在を直接的に結びつける架け橋としての役割を担っています。
本作の発表にあたり、ウブロはカルロ・クロッコの理念に敬意を表し、彼が1998年に設立した「マン・ダン・ラ・マン財団(Main Dans la Main Foundation)」へ10万スイスフランを寄付することを決定しました。恵まれない子どもたちや支援を必要とする地域社会へ向けた人道・教育支援という、創業者が長年大切にしてきた社会貢献への取り組みを、ブランドとして力強く後押ししています。
イエローゴールドまたはホワイトゴールドの「クラシック・フュージョン トリビュート」は、ウブロブティックおよび日本公式サイトhublot.comにてご覧いただけます。
#HUBLOT #ウブロ
お問合せ先
LVMH Watches&Jewelry Japan ウブロ
電話番号: 03-5635-7055
URL : www.hublot.com
【Editor's View】
時計業界において、復刻版のリリースは決して珍しいものではありません。しかし、今回の「クラシック・フュージョン トリビュート」が特別なのは、外観のノスタルジーに浸るだけでなく、中身を最新の自社製キャリバーへと完全にアップデートしている点です。クォーツショックの渦中にあった1980年当時、薄型で実用的なクォーツムーブメントを採用してラグジュアリーの新たな形を提示したウブロが、現代においては高度な機械式自動巻きムーブメント(約60時間パワーリザーブ)を搭載して同デザインを再構築する。このコントラストそのものが、メゾンの技術的飛躍と時計界の歴史を物語っています。また、売上の一部を創業者の財団へ還元する姿勢からは、単なるビジネスを超えたブランドの深い愛情とリスペクトが感じられます。
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