2026.01.19
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ルイ・ヴィトン モノグラム130周年、キーポルからスピーディ P9まで巡る「ルイ・ヴィトン ホテル」ポップアップ体験
ラゲージやバッグを選ぶとき、デザインやサイズだけでなく、そのメゾンがどのように持ち主との時間を育てようとしているかという視点も気になってきます。モノグラム誕生130周年を祝うルイ・ヴィトンの取り組みは、アイコンバッグを「買う」だけでなく「共に歳を重ねる」体験へと広げている点が興味深いところです。世界各地で展開される「ルイ・ヴィトン ホテル」をテーマにしたポップアップでは、キーポルやスピーディ、ネヴァーフルなどおなじみのバッグが、それぞれのストーリーを宿した部屋の主役として登場します。ケアやパーソナライゼーションのサービスを通して、自分のバッグと向き合う時間そのものが、ラグジュアリーの定義を静かに更新しているように映ります。

ルイ・ヴィトンを象徴するモノグラムが誕生から130年という節目を迎えるにあたり、メゾンは世界中の都市を舞台に特別なプロジェクトを始動します。企画の中心となるのは、これまでにないスケールで展開されるウィンドウ・ディスプレイと、ブランドの世界観に浸ることのできる没入型ポップアップイベントです。グローバルに連動するこのセレブレーションを通じて、モノグラムが築いてきた伝統と不朽のレガシーに改めて光が当てられると同時に、ルイ・ヴィトンのサヴォアフェール(匠の技)と革新性の本質へと近づいていく、ユニークな旅に招かれる構成になっています。
1月1日からは、世界各地のルイ・ヴィトンのウィンドウが一斉に姿を変え、誕生以来受け継がれてきたモノグラムの真髄を映し出すインスタレーションとして登場します。そこでは、メゾンがものづくりにおいて真の価値を追求してきた姿勢が視覚的に語られ、あらゆるルイ・ヴィトンのバッグが長年にわたり使い続けることを想定して作られていることが示されています。ディスプレイには、モノグラムが初めて商標登録された当時のデザインを忠実に再現したピースが並び、さらに数十年もの間実際に使用されていた歴史的な木製モノグラム・スタンプをもとにした複製も展示。ブランドの原点を目前に感じられる、アーカイブに触れるような体験が用意されています。
ウィンドウの空間演出は、まるでルイ・ヴィトンが手掛けるホテルのロビーに迷い込んだかのような、遊び心たっぷりのムードでまとめられています。アニバーサリーのテーマを体現するキャラクター「グルーム」たちがそこかしこに現れ、これから始まるポップアップでの体験をさりげなく予告する存在として配されています。さらに、1897年に特許を取得したモノグラム・キャンバスを封じた封蝋を思わせるモチーフがディテールとして加えられ、記念すべき年にふさわしい祝祭感と物語性をウィンドウ全体に添えています。
モノグラム誕生130周年の祝祭は、やがて「ルイ・ヴィトン ホテル」をコンセプトにした3つの個性的なポップアップストアへと舞台を移します。1月1日(木)からスタートする上海・徐匯区の会場を皮切りに、1月8日(木)にはニューヨーク・ソーホーとソウル・ドサンでもポップアップがオープンし、それぞれの都市ごとに異なる表情を見せる構成です。内部に設けられた各「ルーム」では、アイコニックなモノグラムのバッグにフォーカスが当てられ、訪れる人々はメゾンの愛されてきたクリエーションを巡りながら、世界中を旅するかのような感覚で比類ないストーリーに触れることができます。
ロビーに足を踏み入れると、来場者を最初に迎えるのはメゾンを代表するバッグ「キーポル」です。この空間では、アイコニックなモノグラムのプロダクトを対象としたケアサービスに加え、ホットスタンピングなどのオーダーメイドのパーソナライゼーションサービスが用意されています。さらに奥に設けられた専用のケアサービスエリアでは、ルイ・ヴィトンが誇るサヴォアフェールの精神をより強く感じられる仕立てになっており、持ち込まれたヴィンテージのアイテムを選ばれた職人たちが丁寧に修復します。そうすることで、長く連れ添ってきたアイコンバッグが新たな表情をまとい、持ち主とともに次の世代へ受け継がれていくプロセスを支えているのが印象的です。
ケアルームでは、ルイ・ヴィトンのバッグをこれからも愛用していくために必要なケアを提案する多彩なサービスメニューが用意されています。ゲスト一人一人のニーズに寄り添いながら、最適なメンテナンス方法をガイドし、サヴォアフェールに基づいた修復や手入れを行う構成です。さらに、この体験を特別なものにするのが、ポップアップストア限定で展開されるホットスタンプや特徴的なパッチによるエクスクルーシブなパーソナライゼーションサービスです。こうしてカスタマイズされたバッグは、ディテールに個性が宿り、持ち主だけの物語を映し出す唯一無二の存在として仕上がります。
物語はやがて、ベッドルームを思わせる空間へと続きます。そこでは「スピーディ」が主役として展示され、ベッドサイドには多彩なチャームが並び、バッグを自分らしくアレンジするカスタマイズオプションが紹介されています。さらに奥へ進むと、バルコニーからは洗練されたパリの街並みが広がり、その景色を背景に「アルマ」のシルエットが一層引き立つように演出されています。旅先のホテルに滞在しているかのようなムードの中で、日常と非日常をつなぐアイコンバッグの魅力を改めて感じられる構成になっています。
次に現れるジムルームでは、「ネヴァーフル」が最大100kgもの荷物を運べるとされる強度と収納力を持つバッグであることにフォーカスし、そのタフさと頼もしさが紹介されています。続いて訪れるバーエリアでは、「ノエ」を主役とした祝祭的な空間が展開され、グラスを片手にくつろぐようなイメージとともに、バッグのストーリーが語られます。最後にたどり着くセーフルームには、ルイ・ヴィトン史上最高のクリエーションとして位置付けられた「スピーディ P9」が厳重に保管されており、まるで貴重なアートピースを収蔵する金庫室を覗き込むような感覚で、その存在感を味わえる締めくくりとなっています。
All photos courtesy of LOUIS VUITTON
詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。
【Editor's View】
モノグラム誕生130周年を祝うこのプロジェクトは、ルイ・ヴィトンがアイコンバッグを単なるプロダクトではなく、時間とともに育てていく存在として捉えていることをわかりやすく示しています。「ルイ・ヴィトン ホテル」という舞台装置を通じて、キーポルやスピーディ、ネヴァーフルといったバッグが、それぞれ異なる部屋の主役として登場し、ケアやカスタマイズのサービスによって持ち主との関係性が更新されていく過程を体感できる構成です。ウィンドウやポップアップでの体験は、単に新作を見るだけではなく、すでに手元にあるバッグを見直し、これから先の旅や日常のシーンにどう寄り添ってもらうかを考えるきっかけにもなります。ファッションとしてのときめきと、長い時間軸で物を大切にする感覚を両立させたい人にとって、印象深いセレブレーションになりそうです。
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