ヨウジヤマモト discord Yohji Yamamoto が示す2025-26年秋冬の造形美、TULIPSとINFINITEとCLASPが拓くモードの静かな変化

2025.11.19

カテゴリ: 新作

ヨウジヤマモト discord Yohji Yamamoto が示す2025-26年秋冬の造形美、TULIPSとINFINITEとCLASPが拓くモードの静かな変化

季節が移ろうたびに、バッグという存在は装いのバランスを軽やかに変える力を持ちます。discord Yohji Yamamotoが2025-26年秋冬に向けて提案する新作は、形の奥に潜む感情や動きの余韻が織り込まれ、手にするたびに静かな高揚を呼び起こすような仕上がりです。咲き始める蕾のように柔らかなフォルム、留める位置で風景が変わるディテール、体に沿うしなやかな膨らみ。そのどれもが、日々の装いに思考のゆとりをもたらす役割を担っています。派手さではなく、内側に宿る空気と造形で魅せるヨウジヤマモトの哲学が、秋冬のワードローブに確かな深みを与えてくれます。

ヨウジヤマモトdiscordが示す秋冬の造形美、TULIPSとINFINITEとCLASPが誘う新しいバッグの姿

discord Yohji Yamamotoは、2025-26年秋冬シーズンに向けてTULIPS、INFINITE、CLASPという三つの代表的モデルに新色を加えたコレクションを展開します。ブランドが大切にしてきた静謐なフォルムと構築美が、それぞれのモデルに異なる表情を授け、季節の装いに寄り添う存在へと進化しています。クラシックに根差しながらも、その見た目や使い方に新しい視点が芽生える点が、今回のラインナップの特徴です。

discord Yohji Yamamoto「TULIPS」

「TULIPS」
花の蕾を思わせるTULIPSは、手に掛ける角度やストラップの位置によって形が緩やかに変化し、3WAYで使えるショルダーバッグとしてデザインされています。底面のひねりが構造の起点となり、持ち手を重ねた瞬間にドレープのような陰影が生まれ、咲く前の花が持つ静まりの美しさが自然に立ち上がります。日常で使うたびに形がふと変わる感覚は、控えめながらも所作に柔らかさを添える役割を担っています。

TULIPS (L) ¥154,000(税込)
TULIPS (M) \154,000(税込)

discord Yohji Yamamoto「INFINITE」

discord Yohji Yamamoto「INFINITE」

「INFINITE」
INFINITEは、ドットのように並ぶスナップボタンがリズムを生み、留め方によって表情が移ろいます。リバーシブル仕様のため、ひとつのバッグで複数のムードを楽しめる点が特徴で、装いにさりげない変化を加えたい日に頼れる存在です。このモデルが持つ多面性は、ヨウジヤマモトのプロダクトが常に重視してきた「余白」を身近に感じられるもので、使い手の感性をそっと引き出す力があると感じます。取り入れやすさと造形的な遊び心の両立が、今季のバッグ選びに新しい視点をもたらしています。

INFINITE \154,000(税込)

discord Yohji Yamamoto INFINITE (S)

discord Yohji Yamamoto INFINITE (S)

INFINITE (S)

INFINITE (S) \132,000(税込)

「CLASP」

「CLASP」
CLASPは、口金のポケットをアクセントに、柔らかな素材感と包容力のある容量を備えたモデルです。体に沿うようにしなやかに寄り添う構造が組まれており、動きに合わせて風合いがわずかに変わることで、日常のスタイルに穏やかな奥行きを添えてくれます。荷物をしっかり収納しながら、重たさを感じさせないたたずまいが実現されており、飾り立てることよりも自然体で持ちたい日に向いた存在です。

CLASP SHOULDER BAG / TOTE BAG (LL) \97,900(税込)

discord Yohji Yamamoto 2025-26年秋冬コレクションの最新作は、2025年11月21日(金)より順次、discord Yohji Yamamoto全ストア及び公式オンラインストアでお求めいただけます。

discord Yohji Yamamoto取扱い店舗

GINZA SIX / SHIBUYA PARCO / 伊勢丹新宿店 / 阪急うめだ本店

公式オンラインストア
THE SHOP YOHJI YAMAMOTO

【Editor's View】
TULIPS、INFINITE、CLASPという三つのモデルは、それぞれに異なる美意識を宿しながら、ヨウジヤマモトらしい静かな造形の強さを共有しています。形がひとつに固定されず、使い方によって輪郭が揺れるバッグは、装いに寄り添うだけでなく、使い手の感覚や気分を反映する余白がある点が魅力です。日常の荷物を収める道具以上に、持つ人の佇まいや所作を整える存在として活躍し、小さな変化を楽しめる季節の相棒として長く愛せるコレクションだと感じられます。