Brand JOY

ミラノの午後に集った視線は、フェンディの次なる季節へ向けられていました。シルヴィア・フェンディが纏め上げる2026年春夏は、都会のスピードとクラフツマンシップの呼吸を同じリズムで刻みます。会場には目黒蓮や川口春奈をはじめ、各国の顔が勢ぞろい。フロントロウの空気は華やかでありながら、メゾンの確かな美意識が隅々に宿り、装いの解像度を上げてくれます。次の季節をどう更新するか、そのヒントがランウェイと客席の間に静かに並びました。

左から：バンチャン、川口春奈、目黒蓮、ナオミ・ワッツ

フェンディ（FENDI）は2025年9月24日（水）午後02時00分（イタリア現地時間）、ミラノのショールームでシルヴィア・フェンディ（Silvia Venturini Fendi）による2026年春夏のウィメンズ・メンズコレクションを発表しました。実用性を意識した着こなしやすさと、フェンディらしいモードの表現を合わせ持つ構成です。

日本からはブランドアンバサダーの目黒蓮と川口春奈が特別に参加しました。さらにボーイズグループStray Kidsのバンチャン（Bang Chan）、女優のティファニー・タン（Tang Yan）、俳優のタン・ジェンツー（Tan Jianci）など、各国のアンバサダーが会場に集い、メゾンのグローバルな広がりを体現しました。

フロントロウにはITZYのユナ（YUNA）、ナオミ・ワッツ（Naomi Watts）、ヒラリー・ダフ（Hilary Duff）、サンダラ・パク（Sandara Park）、シェイリーン・ウッドリー（Shailene Woodley）らが着席し、トップモデルのビアンカ・バルティ（Bianca Balti）、歌手のアイタナ（Aitana）をはじめとする各界のゲストがコレクションの発表を祝福しました。視線が交差する最前列が、ショーの物語に立体感を与えました。

その他のゲスト（順不同・敬称略）：ミチ（Michi）、よしあき（Yoshiaki）、YAMATO（ヤマト）、なごみ（Nagomi）、Monako（モナコ）、イザベラ・メルセード（Isabela Merced）、ライアン・デスティニー（Ryan Destiny）、マティルダ・デ・アンジェリス（Matilda De Angelis）、ハート・エヴァンジェリスタ（Heart Evangelista）、オリー（Olly）、レバンテ（Levante）など。


【Editor's View】
今回のフェンディは、セレブリティの顔ぶれそのものがグローバルなムードボードでした。読者に提案したいのは、ミラノの空気を日常に持ち込む方法です。構築的なアウターに軽やかな小物を合わせる、あるいは中間色のセットアップに素材のコントラストを添えるだけで、来季の空気感がすぐに立ち上がります。ゲストの装い選びも含めて、次シーズンの実装例として観察したいところです。