2025.07.18
カテゴリ: Open
TIFFANY & CO. アジア最大の旗艦店「ティファニー 銀座」オープン、五感で堪能する新たな空間
銀座の街に、新たなランドマークが静かにその姿を現しました。「ティファニー 銀座」は、建築、アート、クラフト、そして記憶が折り重なるように構成された空間。五番街の伝統を受け継ぎながらも、日本という文化的土壌の上に根を下ろし、訪れる者に静謐な感動をもたらします。単純にジュエリーを展示するスペースではなく、そこに込められた時代の美意識や人の手が生む温度を、空間を通して伝えようとする姿勢。それはまるで、ジュエリーが語る詩を身体で聴くような体験です。感性を研ぎ澄ませながら歩く銀座、その道中にあるこの場所は、訪れた人の記憶に残る輝きとなるでしょう。
ティファニーが2025年7月11日に開業した新たな旗艦店「ティファニー 銀座」は、アジア最大規模を誇る店舗として注目を集めています。その建築コンセプトには、ニューヨーク五番街の本店「ザ ランドマーク」の最新デザインが息づいており、クラフトマンシップ、アート、そしてヘリテージが有機的に融合した空間が誕生しました。高さ66メートルを誇る建物の外観は、日本を代表する建築家・青木淳によるデザイン。波が寄せるようなリズムを描くガラスファサードとショーウィンドウが、銀座の街並みに圧倒的な存在感を放っています。単なるジュエリーブティックの枠を超え、訪れる人々に没入体験をもたらす建築は、ファッションとアートを求める層に新たな刺激を与えています。
建物全体に息づくデザインの中でも特筆すべきは、ルイス・コンフォート・ティファニーの藤のランプからインスパイアされたディテールです。日本人アーティスト、藤村喜美子とのコラボレーションにより完成したショーウィンドウは、自然の美しさとティファニーの伝統を融合させた視覚的な詩といえる存在。藤村の現代的な自然表現と、ブランドの卓越したクラフトマンシップが出会い、アートとジュエリーの境界を軽やかに飛び越えるような没入感を演出しています。芸術的な視点と物語性が重なるこの演出は、感度の高いファッションラバーにとっても新鮮な驚きをもたらすはずです。



店内デザインは、世界的建築家ピーター・マリノによるもの。エントランスを一歩入った瞬間から、ティファニーの世界観が豊かに広がります。空間の随所には日本文化へのリスペクトが込められ、伝統と革新が共存する空気感が漂います。ススム・カミジョウの作品を含む日本人アーティストたちによる展示に加え、ジュリアン・シュナーベルやダミアン・ハースト、ヴィック・ムニーズなど国際的に著名なアーティストの作品も並び、全体で50点以上にのぼるアートが空間を彩ります。さらに約200年の歴史を持つティファニーのアーカイブから選ばれた65点の名品も展示され、その半数は日本初公開。文化とクラフツマンシップが交差する空間は、アートとジュエリーを愛する来場者に深い印象を与えることでしょう。
5つのフロアとストア デザインに宿る、ティファニーの世界と日本へのオマージュ
1 階「WORLD OF TIFFANY」
1階の「WORLD OF TIFFANY」フロアでは、ブランドを象徴するアイコニックなダイヤモンド ジュエリーと主要コレクションが一堂に揃い、ティファニーならではの洗練と輝きを体感できます。入り口では、ミケランジェロ・ピストレットが手がけたティファニーブルーとミラーを用いたアート作品が、来場者を出迎えます。ブランドの美意識を芸術的に昇華させた空間は、ジュエリーそのものをアートピースとして鑑賞するような贅沢な時間を演出しており、上質な体験を求める感度の高人びとに響く場となっています。
天井にあしらわれたダイヤモンドモチーフのアートワークは、複雑な光の反射によって空間に煌めきをもたらし、まるで空から宝石が降り注いでいるかのような幻想的なムードを醸し出しています。また、1階から3階へと続く階段の壁面には、デジタルパネルを使って二の丸庭園の豊かな緑を再現。自然と都市の融合を表現するこの演出は、外の景色と呼応するような解放感を生み出し、銀座の中心にいながらも自然の息吹を感じさせる、新たなラグジュアリーの形を提示しています。
地下1階「GOLD & DIAMOND ICONS」
地下1階に広がる「GOLD & DIAMOND ICONS」フロアは、日本的な素材とモダンなラグジュアリーが融合する空間に仕上がっています。天井に施された和紙による折り紙モチーフは、伝統工芸の要素を取り入れながら、洗練されたミニマリズムを感じさせるディテールとして空間全体に優雅さを添えています。エレベーター前のロビーには、ダミアン・ハーストのアートワークが目を引き、訪れた人々に強い印象を残します。また、2つのVICサロンには、カスタムメイドのインテリアが施され、まるで静寂に包まれた隠れ家のような上質な空間が広がっています。特別な体験を求める顧客にとって、心を解きほぐすプライベートな時間がそこには用意されています。
2階「LEGENDARY ICONS & DESIONERS」
2階のフロアには、「ティファニー ロック」や「ティファニー ハードウェア」といったブランドを代表するアイコニックなコレクションが並びます。この空間を見上げると、金沢で受け継がれる伝統技術「縁付金箔製造」によって制作された円形装飾が天井を彩り、静かに日本の手仕事への敬意を表しています。「ウォッチ ギャラリー」では、ティファニーが積み重ねてきた時計づくりの技術が凝縮された歴史的タイムピースを展示。ジュエリーとはまた違う角度から、ブランドの精緻なクラフツマンシップを体感できる場所として、タイムピースにこだわる大人の女性にも訴求する内容になっています。
3階の「LOVE & ENGAGEMENT」
3階は「LOVE & ENGAGEMENT」の名の通り、人生の節目に寄り添うブライダル リングのフロア。ティファニーならではの希少性と輝きに満ちたリングが、多様な愛のかたちに寄り添うように揃えられています。天井には、アーティスト阿部幸子と佐々木元によるアルミ箔を用いたインスタレーションが展示され、光と質感が織り成す静謐な美を空間に添えています。また、ハイジュエリー サロンでは、1点物の芸術品ともいえるハイジュエリーが並び、隣接するVICルームには、ジャン・シュランバージェの創造的なジュエリーがショーケースに並びます。幻想と現実を行き来するようなこの空間は、真のラグジュアリーを求める方にとって格別な体験の場になるはずです。
4階「HOME & ACCESSORIES」
4階に設けられた「HOME & ACCESSORIES」では、ティファニーが提案するライフスタイルアイテムが一堂に揃います。ジュエリーの世界観を日常に落とし込んだ洗練のアイテムたちは、ギフトにも自分へのご褒美にもぴったり。さらに、同フロアに併設される「ブルー ボックス カフェ」は、2025年8月のオープン予定。シェフ庄司夏子による監修のもと、ティファニーの世界を味覚でも堪能できるこのカフェは、ブランドファンにとって夢のようなスポット。銀座という土地で、五感すべてにアプローチするティファニーの試みに、大きな期待が寄せられています。
オープンを記念した限定商品
「ティファニー 銀座」だけで手に入る特別なアイテムとして、限定デザインの4つのジュエリー&ウォッチコレクションも展開されます。「ティファニー ロック」からは、ローズゴールドに一粒のダイヤモンドが輝くペンダントが登場。シュランバージェによる伝説的デザイン「16ストーン バイ ティファニー」は、イエローダイヤモンドを取り入れて新たな息吹を宿しています。また、「カラット 128 アクアマリン ウォッチ」はザ ティファニー ダイヤモンドにインスパイアされた逸品。さらに、ティファニーの象徴的モチーフが文字盤を飾る「バード オン ア フライング トゥールビヨン」もラインナップに。これらの限定アイテムは、ブランドの伝統と革新を象徴する贈り物となりそうです。
「ティファニー 銀座」は、まさにブランドの次なる時代を象徴する舞台です。1972年に日本に初上陸してから53年を経た今、銀座6丁目に新たなフラッグシップが姿を現したことは、ティファニーが日本市場をいかに重視してきたかの証でもあります。その佇まいには、これまでの軌跡と未来への意志が静かに息づいており、ティファニーの哲学を空間ごと体現したこの場所は、ブランドとともに生きるすべての人々にとっての新たな目的地となることでしょう。ファッションとアート、文化の接点として、ここから始まる新しい物語に期待が高まります。
「ティファニー 銀座」店舗 概要
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-9-2
お問合せ電話番号:0120‐488‐712
営業時間:10:30~20:30
定休日:不定休
「ティファニー 銀座」の詳細は公式オンライン ストアにて随時更新いたします。
www.tiffany.co.jp/stories/tiffany-ginza/
@tiffanyandco #TiffanyAndCo
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