2026.09.06
カテゴリ: 新作
ジョージ ジェンセン AW26、新たなジュエリーで受け継ぐ北欧デザインとアーカイブの美学
100年以上にわたって積み重ねてきたデザインの記憶を、ジョージ ジェンセンがAW26シーズンのジュエリーへ新たな形で映し出します。中心となるのは、パウラ ジェルバーゼが手がける「ウェフト バイ ジョージ ジェンセン」。シルバーのワイヤーを織りの発想で組み上げたコレクションに、ペンダント、ネックレス、イヤリングが加わります。さらに、ヴィヴィアンナ トールンやハラルド ニールセンのアーカイブ作品を現代へ蘇らせ、ジャクリーヌ ラバンの「Mercy」にも新しい構造を導入。過去を保存するのではなく、異なる時代の造形を現在の感覚でつなぐコレクションです。

1904年にコペンハーゲンで創業したジョージ ジェンセンが、AW26シーズンに新たなジュエリーを発表します。今回のラインアップで目を引くのは、現代のデザイナーによる新作と、メゾンの歴史を形づくってきたアーカイブ作品が一堂に並ぶ構成です。北欧デザインを象徴するシルバーの扱いを軸に、異なる時代の造形を現在の感覚へつなげています。創業者ジョージ ジェンセンが、自然のフォルムを取り入れながら美しさと機能性を両立させたデザインを追求したことは、現在のメゾンにも受け継がれています。AW26では、その精神を多様なデザイナーの仕事を通して映し出しました。
ウェフト バイ ジョージ ジェンセン コレクション
新作の中心を担うのが、クリエイティブディレクターのパウラ ジェルバーゼが手がける「ウェフト バイ ジョージ ジェンセン」です。SS26で発表されたこのコレクションは、織物の構造をシルバーへ置き換えたもの。シルバーのワイヤーからリンクをつくり、内側を走るチェーンの周囲へ手作業で編み込むことで、強さと軽やかさが共存するオープンな構造を生み出しています。AW26では、そのデザイン言語を受け継ぎながら、ペンダント、ネックレス、イヤリングへと広がり、身体の動きに合わせて表情を変えるジュエリーとして新たな展開を見せます。
アーカイブからの復刻
今回の新作には、メゾンと長い関係を築いてきたヴィヴィアンナ トールン ビュロー=ヒューベのアーカイブも含まれます。スウェーデン出身のトールンは、自然界の形から着想を得た有機的なジュエリーで知られ、ジョージ ジェンセンとは1967年から協働を開始しました。世界的に認知された先駆的な女性銀細工師の一人として、装飾を過剰に重ねるのではなく、素材とフォルムそのものの美しさを際立たせるデザインを追求した人物です。今回の復刻は、その静かな造形美を現在のコレクションへ引き継ぐ試みでもあります。
トールンの作品から復刻されるのは、スターリングシルバーにスイス・トパーズを組み合わせたネックリング、イヤリング、バングル、リングです。深みのあるブルーのストーンがシルバーの質感と呼応し、色と金属のコントラストを端正に際立たせます。さらに、1920年代から1930年代にかけて活躍したハラルド ニールセンのアーカイブ作品も登場。ネックレス、ブレスレット、イヤリングには、幾何学的なダイヤモンドシェイプが一貫して取り入れられています。ニールセンはジョージ ジェンセン創業期から関わった重要な協働者の一人で、その造形は現在もメゾンのデザイン史を象徴しています。
ジャクリーヌ ラバンによるジュエリー
もう一つの軸となるのが、ジャクリーヌ ラバンとの長年にわたる協働から生まれた「Mercy」です。ラバンが手がけてきた彫刻的で有機的な造形は、今季さらに身体との関係を意識した構造へ進化します。注目は、新たに採用されたフレキシブル構造のネックリングとバングル。クラスプに頼らず、着用する人の首や手首のラインに自然に沿うよう設計されています。時間の流れや人間の感情をテーマにしてきた「Mercy」らしく、装飾として固定されたジュエリーではなく、身体とともに形が決まる存在へと発展しています。
AW26 新作ジュエリー ラインナップ(一部抜粋)
Weft by Georg Jensen(ウェフト バイ ジョージ ジェンセン)
発売日:2026年9月2日
新作展開数:6型
TORUN (トールン)
発売日:2026年9月2日
新作展開数:5型
Harald Nielsen(ハラルド ニールセン)アーカイブ
発売日:2026年9月2日
新作展開数:4型
MERCY(マーシー)
発売日:2026年8月5日
新作展開数:9型

株式会社 ジョージ ジェンセン ジャパン
〒102-0084 東京都千代田区二番町11−19興和二番町ビル 4階Tel. 0120-637-146(カスタマーサービス)
www.georgjensen.com
【Editor's View】
AW26のジョージ ジェンセンで注目したいのは、アーカイブを懐古的に並べるのではなく、異なる時代のデザイン思想を現在進行形のジュエリーへつなげている点です。「ウェフト バイ ジョージ ジェンセン」は、織りという古くからある手仕事の構造を銀のワイヤーとチェーンへ置き換え、内部構造まで見せることでクラフツマンシップそのものを造形化しています。一方、トールンの作品には自然を起点とした柔らかな有機性があり、ハラルド ニールセンには幾何学的で端正な輪郭があります。さらに「Mercy」では、ラバンが身体のラインと時間の感覚を彫刻的なフォルムへ変換してきました。異なる個性を一つのシーズンに並べることで浮かび上がるのは、ジョージ ジェンセンにとっての伝統とは、決まった形を守ることではなく、シルバーや身体、自然、技術との関係を何度でも更新することだという考え方です。
BRAND SEARCH
CATEGORY
ABOUT
「BRANDJOY.JP」はラグジュアリーブランドなどの最新動向に関連するニュースをセレクトしてお届けしています。新作やコレクションを中心に、新規オープン、ビジネス・業界情報をまとめてチェック。





