2026.08.26
カテゴリ: キャンペーン
ロエベ モンブランの高地で描く2026秋冬、雪と霧の舞台で際立つ鮮烈なカラーとクラフト
ロエベの2026秋冬キャンペーンが、都会の喧騒から遠く離れたアルプスの高地を舞台に、新たな表情を見せています。タリア・チェトリットがカメラを向けたのは、モンブラン山群に位置する標高3,470メートルのポワント・エルブロンネ。雪と氷、花崗岩がつくる厳しい自然のなかで、ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスによるコレクションが鮮やかな色彩と豊かなテクスチャーを放ちます。鮮烈なイエローやシアリング、スエードのアマソナ180、さらにコジマ・フォン・ボニンの世界観を映したバッグまで。未知の景色へ踏み込むような躍動感が、今季のロエベを印象づけます。
エベの2026秋冬キャンペーンは、コレクションそのものを高地の自然へと放り込み、その存在感を引き出すアプローチで構成されています。撮影を手がけたのはタリア・チェトリット。舞台となったのは、モンブラン山群に位置するポワント・エルブロンネで、氷と雪、花崗岩の峰が連なる標高3,470メートルの景観が広がります。ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスによる最新コレクションは、この厳しくも壮大な環境のなかで、都会的なスタイリングとは異なる輪郭を見せています。
白く広がる雪景色を背景にすると、今季のロエベが持つ色と素材のコントラストがより鮮明になります。まばゆいイエローのニットウェア、柔らかなシアリングのミトン、クラフツマンシップを感じさせるシアリングコート、そしてスエードで仕立てたアマソナ180。大胆なカラーと新しい素材使い、再解釈されたシルエットが、風にさらされた山岳風景のなかで強い視覚的な差異を生み出します。ロエベ公式の2026秋冬ショーでも、フリンジや刺繍を施したレザー、刈り込みによって造形したシアリング、射出成型によるストーム ブーツなど、素材を変化させるクラフトへの探求が打ち出されており、今回のキャンペーンにもその姿勢が通底しています。
キャンペーンのキャストには、ロエベ ブランド アンバサダーのジュリア・ガーナーとテオドール・ペルランをはじめ、リル・ヨッティ、ライカ・ブラン=フランカール、ボウ・ガドスドン、モデルのニャワー・チュオル、カリン・ヘルヴェン、ジークフリート・ブランシュ、そしてアーティストのコジマ・フォン・ボニンが名を連ねます。フォン・ボニンの存在は今季のロエベを読み解くうえでも重要で、彼女の作品世界は2026秋冬ショーの空間演出だけでなく、シーズンのカプセルコレクションにも広がっています。公式のコレクション情報でも、フォン・ボニンの作品が同シーズンのクリエイションにインスピレーションを与えたことが紹介されています。
山の斜面を進むキャストの身体的な動きが、服に備わったスポーツウェアの軽快さを引き出します。雪を踏みしめながら大胆に歩く姿に合わせて、今季のストーム ブーツ、ダイブ スリングバック、顔を包み込むようなシールド サングラス、ボリュームを持たせたパーカジャケットが登場。機能性を想起させるアイテムでありながら、そこにはロエベらしい造形への意識があり、厳しい自然へ向けて進んでいくような躍動感をスタイリング全体に与えています。雪面と強い光がもたらす視覚的な緊張感も相まって、今季のスポーツウェア・コードがより大胆に立ち上がります。
ジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスが今回の撮影について掲げるのは、ロエベにおけるクラフトの探求をさらに高い場所へ運ぶという発想です。天候も視界も刻々と変わるモンブランの環境では、色やフォルムが日常とは異なる強度で浮かび上がります。だからこそ、コレクションにも予測できない状況へ身を置くような感覚を与え、見慣れたものを別の領域へ連れ出す。その考え方が、雪と霧に覆われた景観と、鮮烈な色彩や大胆なプロポーションとの対比として可視化されています。ロエベの2026秋冬ショーで示された「作るという行為」をめぐる遊び心と探求心も、このキャンペーンではより身体的な冒険へと展開されています。
写真のもうひとつの焦点となるのが、コジマ・フォン・ボニンの作品世界から着想を得たバッグのカプセルコレクションです。スペシャルエディションとして登場するアマソナ180、パズル、フラメンコには、彼女の視覚言語をロエベのレザークラフトへ落とし込んだ表現が施されています。脱力した表情の生き物、フローラルモチーフ、鮮やかな色の組み合わせ、グラフィカルなチェックパターンを、ロエベを象徴するインターシャ技法で描写。ロエベ公式の2026秋冬コレクションでもフォン・ボニンのアートがシーズンの重要な着想源として位置付けられており、アートとクラフトをバッグの上で交差させる試みが一段と明確になっています。
バッグを置く場所にも、今回のキャンペーンならではの視点があります。チェトリットは各バッグを山岳環境の建築的な要素の中に配し、革が持つ豊かな表情を際立たせました。鋭く硬質な面としなやかな面、光を吸収するマットな質感と反射する表面。その対照によって、レザーの柔らかさや構築性がより明瞭になります。さらに、マッコローとヘルナンデスが前シーズンから育ててきたモチーフも姿を変えて再登場。カラフルなアイスキューブは小さな山頂を思わせる形に、フルーツは霜に覆われた結晶のようなオブジェクトへと変わり、現実の山岳風景にシュールな要素を重ねています。
雪と霧によって数メートル先さえ見通せなくなる環境は、キャンペーンに偶然性と緊張感を与えています。タリア・チェトリットは、そうした不確かな視界のなかに、強い色彩、精緻なクラフト、躍動する身体、そして淡く幻想的なアルプスの空気を重ねました。結果として生まれたのは、商品を整然と並べるだけではない、映画の一場面のようなビジュアルです。自然が持つ予測不能な表情と、既知のものを別の姿へ変えていくロエベの創造性。その二つが交差することで、2026秋冬のキャンペーンは、好奇心と大胆さ、そして未知へ踏み込むスリルをひとつの風景として描き出しています。
2026秋冬コレクションは、8月27日(木)より全国の店舗およびオンラインストアにて発売されます。詳細は loewe.com をご覧ください。
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お問合せ先
ロエベ ジャパン クライアントサービス
03-6215-6116
www.loewe.com
【Editor's View】
今回のキャンペーンで印象的なのは、服やバッグを自然の中に置いたという以上に、ロエベのクラフトを「環境との対比」で見せている点です。通常なら素材の質感を室内のライティングで細部まで見せるところを、ここでは雪、岩、霧、光という予測できない要素のなかに置くことで、レザーやシアリングの柔らかさ、構築的なフォルム、鮮烈な色彩がむしろ強く浮かび上がります。また、コジマ・フォン・ボニンのユーモラスなモチーフをインターシャでバッグへ移植する試みは、アートとレザーという異なる表現を、素材そのものの技術によって接続したもの。ロエベが新体制のもとでクラフトを守るだけでなく、そこから未知の表現へ踏み込もうとしていることを、キャンペーンの風景そのものが物語っています。
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