2026.06.15
カテゴリ: 新作
ヴァン クリーフ&アーペル 「エジプトの魅惑」発表、約180点で構成する新ハイジュエリー コレクション
文明の記憶は、ときに芸術や装飾の中で新たな生命を得ます。ヴァン クリーフ&アーペルが発表したハイジュエリー コレクション「エジプトの魅惑」は、古代エジプトが長きにわたり人々を惹きつけてきた理由を、宝石と金工技術によって再解釈した壮大な試みです。神話や王族、建築、自然など多層的な文化資産を題材にしながらも、作品群は歴史の再現にとどまらず現代の感性へと接続されています。約180点におよぶ創作の背後には、色彩への探究心と卓越したクラフツマンシップが息づき、見る者を豊かな想像の旅へと誘います。

古代エジプトは長い年月にわたり芸術や文化の源泉として人々を魅了してきました。ヴァン クリーフ&アーペルは、その豊かな遺産への敬意を込め、新たなハイジュエリー コレクション「エジプトの魅惑」を発表します。約180点で構成される作品群は、神話的な象徴から日常の情景まで幅広い題材を取り上げ、抽象表現と写実表現を交えながら古代文明の美意識を現代へと結び付けています。歴史的なモチーフを現代的な造形へ昇華した点こそ、本コレクションの大きな見どころです。
コントラスト豊かな宝石のパレット
創業以来培われてきたカラーストーンへの深い知見も、本コレクションを支える重要な要素です。ルビーやサファイア、ダイヤモンド、エメラルドに加え、ラピスラズリやターコイズなど多彩な素材を組み合わせることで、豊かな色彩世界を構築しています。デザイナーたちは歴史資料や芸術作品、映画からも着想を得ながら創作を進め、宝石鑑定家はその構想に応える石を厳選。個性的なセンターストーンや珍しい組み合わせが随所に用いられ、自由な発想と高い審美眼が際立っています。
サヴォアフェールの卓越性
選び抜かれた宝石は、熟練職人たちの技術によってさらに輝きを増します。制作工程では石に合わせたリカットが行われ、快適な装着感にも配慮しながら台座が形作られます。作品にはゴドロン装飾やエングレービング、ビーズモチーフなど細やかな意匠が施され、立体感あふれる造形へと仕上げられています。ゴールドの表情も多彩で、伝統技法による質感表現が宝石の色彩と調和。さらに全作品には、ヴァン クリーフ&アーペルのモノグラムを表したヒエログリフのカルトゥーシュが刻まれています。
作品
フルール ドゥ ロータス ミステリユーズ クリップ
「フルール ドゥ ロータス ミステリユーズ クリップ」は、古代エジプトで特別な意味を持つハスを題材にした作品です。側面から見た3輪の花をモチーフとし、ダイヤモンドとルビー、そして1933年に特許取得したトラディショナル ミステリーセットを組み合わせています。石留めの金属を見せない技法によって、花びらはベルベットを思わせる滑らかな表情を獲得しました。一方で鏡面仕上げの貴金属部分が存在感を放ち、自然の生命力と幾何学的な美しさが共存する印象的な作品に仕上がっています。
ボーテ レジェンデール ネックレス
「ボーテ レジェンデール ネックレス」は、古代エジプト王族の胸飾りを現代的に再構築した作品です。中央には10.02カラットのファンシービビッドイエローダイヤモンドを配し、その鮮やかな輝きが視線を引き寄せます。ダイヤモンドで彩られた構造体は柔軟性を備えた二重連結システムによって形成され、快適な装着感と優雅な動きを実現。交差するイエローゴールドのラインと対称的な配置が壮麗な印象を生み出し、隠されたハスの花形クラスプが物語性を添えています。
ミューズ エテルネル クリップ
「ミューズ エテルネル クリップ」は、古代エジプトを象徴する存在への敬意を形にした作品です。ローズカット ダイヤモンドで描かれた顔立ちは、1940年代から続く女性モチーフの系譜を受け継いでいます。モデルとなったクレオパトラは、生命を意味するアンク十字と王笏を手にし、その地位と威厳を表現。頭飾りから足元までダイヤモンドと貴金属で彩られた姿に、流れるようなイエローゴールドの装飾が加わり、強い存在感を放っています。
ペイザージュ メルヴェイユー ブレスレット
エジプトのフレスコ画から発想を得たブレスレットは、幻想的なピラミッドの風景を描き出した作品です。1920年代に制作されたエジプト風カフブレスレットの精神を受け継ぎながら、柔軟な連結構造によって手首に自然に沿う仕様となっています。彫刻的なゴールドの装飾には多様な仕上げ技法が施され、カラーサファイアやブラックスピネルが織り成す色彩と対照的な表情を形成。裏面のオープンワーク構造が光を取り込み、細密な風景描写をいっそう際立たせています。
オルヌマンドゥ サフィール 形を変えるロングネックレス
ロングネックレスの伝統と古代エジプトの胸飾りを融合した作品では、イエローゴールドとホワイトゴールドによる構成に加え、1980年代のメンフィス・グループを思わせる大胆な造形が採用されています。中央には6.59カラットのスリランカ産オーバルカットサファイアを配置し、その深いブルーを最大限に引き出す調整が施されています。ラピスラズリやルビー、ダイヤモンドが彩りを添え、「コルド」チェーンによって多彩なスタイルへ変化。ネックレスやブレスレット、クリップとして使用できる高い可変性も特徴です。
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