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ダンヒル 新キャンペーン発表、創業者の精神を映すブリーフケース「アルフレッド」に注目

歴史あるブランドがアーカイブを語る機会は少なくありません。しかし、その過去を現在のライフスタイルへ自然につなげることは容易ではありません。ダンヒルが発表した「ヘリテージ・イン・モーション」は、自動車文化、職人技、英国デザインというブランドの根幹を改めて見つめ直しながら、それらを現代のプロダクトへ落とし込む試みです。第1章で登場するブリーフケース「アルフレッド」も、過去の名作を再現するのではなく、その思想を今日の使い方へ適応させた存在として映ります。長い歴史を背景に持ちながらも古さを感じさせない点に、このキャンペーンの価値があります。

【Youtube:ダンヒルの投稿が表示されます】

130年以上にわたるダンヒルの歩みを軸に構成された新キャンペーン「ヘリテージ・イン・モーション」が始動します。全4章で展開されるこのプロジェクトは、自動車、クラフトマンシップ、英国デザインの関係性に焦点を当てたものです。1893年、アルフレッド・ダンヒルが父の馬具製造業を自動車時代に対応する事業へ発展させた歴史を起点とし、その精神をレザーグッズやフットウェア、アウターウェアへ反映。動画と静止画を通じてブランドの世界観が描かれます。

ダンヒルが描く130年の軌跡、「ヘリテージ・イン・モーション」とアルフレッドの魅力

ダンヒル「ヘリテージ・イン・モーション」始動、自動車文化と英国デザインを辿る新キャンペーン

第1章で主役となるのは、現代のビジネスシーンを見据えて生まれたブリーフケース「アルフレッド」です。英国伝統のドキュメントケースとダンヒルの自動車用ラゲッジという二つのアーカイブを参照しながら製作されました。創業者アルフレッドの名を冠したこのモデルには、「耐久性と美しさが完全に調和していなければならない」という創業初期から続く哲学が息づいています。実用品としての役割と造形の完成度を高い次元で両立させた点が印象的です。

「実用的であること。確かな機能を備えていること。美しいこと。そして長く使い続けられること。それは、そのカテゴリーの中で最高のものでなければならない。」アルフレッド・ダンヒル

しなやかな構造と緻密なフォルムを備えた「アルフレッド」は、初期の自動車向けに作られた立体的なトランクから着想を得ています。ヘリテージ・アタッシェを思わせるハンドルや、職人の手仕事によるサドルステッチなど、随所にダンヒルの歴史を感じさせる意匠が盛り込まれています。一見すると端正な輪郭を描きながらも、使い込むほど革が身体になじんでいく点も特徴です。時間の経過による変化まで含めて楽しめる仕上がりとなっています。

ダンヒルの歴史を現代へつなぐ「ヘリテージ・イン・モーション」英国美学が息づく新章

細部へのこだわりはクロージャーにも表れています。1926年のユニークライターと1956年のローラガスライターに見られる幾何学的な意匠を想起させるロッククロージャーを採用しました。さらに、リードパターンを施したメタルパーツには、100年以上に及ぶ金属加工技術を象徴するエンジンターン仕上げの精神が反映されています。ポリッシュ仕上げのヴィンテージパラジウム製ハードウェアはレザーとの調和を重視しており、静かな存在感を手元に残します。


【Editor's View】ダンヒルの「ヘリテージ・イン・モーション」が興味深いのは、ブランドの歴史を年代順に紹介する企画ではなく、現在の製品と過去の価値観を結び付けている点です。第1章の「アルフレッド」は、自動車用ラゲッジの機能性、英国らしい実用美、そして長年培われた職人技を一つのプロダクトへ集約しています。ライターやアタッシェケースなどアーカイブ由来の要素も自然に溶け込み、歴史を知る人にも初めてダンヒルに触れる人にもブランドの本質を伝える存在となっています。創業以来続く革新性と実用性の両立こそが、ダンヒルを象徴する価値です。

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