2026.06.02
カテゴリ: 新作
ダニエル・ロート 新作「エクストラ プラット プラチナ」を発表、技術的規律と美的抑制が美しく融合した至高の限定時計
真のラグジュアリーを知る大人が時計に求めるもの、それは華美な装飾ではなく、静謐な佇まいの奥に潜む圧倒的なクラフツマンシップと独自のストーリー性です。独立系ウォッチメイキングの先駆者として時計愛好家から熱い視線を集め続けるダニエル・ロートから、息をのむほどエディトリアルな美貌を放つ最新のタイムピースが到着しました。ブランドの美学を凝縮したフォルムに、職人の情熱と高精度なエンジニアリングを吹き込んだ意匠は、手元へ添えるだけで纏う人のアイデンティティを雄弁に物語ります。急速なデジタル化が進む現代だからこそ、あえて選びたい不朽のサヴォアフェール。日常のあらゆる瞬間をドラマティックにクラスアップする、新たな伝説の幕開けです。
稀少性と伝統的なサヴォアフェールを象徴する素材として長く用いられてきたプラチナで仕上げたこの最新作は、さりげなくも確供な存在感を手元にもたらし、目の肥えた愛好家にこそその真価が伝わる1本となっています。独立系ウォッチメイキングのスピリットのもと、ダニエル・ロートはエクストラ プラットコレクションに新たな表現を加え、このアイテムの特別感をさらに高めながらも、外観は控えめに仕上げています。技術的な規律と美的な抑制が完璧なバランスで融合しており、輝く表面の奥にある本質を形づくるのは、キャリバーDR002の構造と仕上げです。
動きを伴う構造
DR002を設計するにあたり、マスター・ウォッチメーカーのエンリコ・バルバシーニとミシェル・ナバスは、どこまで進めるべきか、そしてどこで止めるべきかを自らに問いかけました。ロート氏のウォッチメイキングの哲学を受け継ぎ、キャリバーDR002は、プロポーションの明快さと均衡を重視して設計されており、すべての構成部品が意図をもって精緻に配置されています。エクストラ プラットウォッチは、薄さという制約の中で、独自の哲学を体現しており、70を超える個別の工程を必要とする仕上げは、すべて手作業で施され、卓越の域まで磨き上げられています。
テンプ自体もカウンターウェイトを備えた可変慣性構造へと改良され、ムーブメントのスリムな構造はそのままに、その性能をさらに高めています。ムーブメントの開発に際し、エンリコ・バルバシーニとミシェル・ナバスは、クロノメーターの精度とパワーリザーブのバランスを追求しました。そのために、4 Hzのテンプを採用して振動数を高めましたが、これにより、高い振動数を維持しながらも、エネルギー効率やムーブメントの全体的な安定性を損なわないための異なるアプローチが求められました。
細部に宿るエレガンス
従来の面取りの少なくとも2倍の時間を要する緻密な工程は、手作業による仕上げの奥深さを物語ります。オープンケースバック越しに、丹念に施された面取りを見ることができますが、なかでも、最も高度な技術を必要とするのが、丸みを帯びた形状で表現された内部角です。この圧倒的なこだわりは、時計を外した瞬間にまで所有する喜びをもたらす、時計愛好家にとって至高のディテールと言えます。
角度の付いた面は、カブロンという工具を用いて、自社内で手作業によって1つ1つ丹念に成形・研磨が施されます。この伝統的なウォッチメイキングの装飾は、平らで角のある面取り部分ではなく、曲面やエッジを仕上げるために用いられるもので、ブリッジの縁全体に施されることで、丸みを帯びた輝きのある輪郭を生み出します。この技法によって、自動化された工程では実現できないレベルの精度と均一性がもたらされます。
プラチナで刻まれる時
その製作にはゴールドの3倍の時間を要することも少なくありません。ダブルエリプス形状のプラチナ製ケースは、控えめでありながら特別な存在感を放ちます。プラチナはゴールドよりもはるかに高密度で加工が難しく、工具への負担も大きいため、低速での熟練の職人技が求められます。最高峰のマテリアルが放つ静謐な輝きは、モダンなジャケットスタイルからフォーマルなシーンまで、まとう人の装いを最も洗練された形で引き締める要となります。
ライトタンカラーのレザーストラップを支える基盤として洗練されたコントラストを生み出すのは、下向きのアーチを描くラグであり、着け心地を向上させると共にケースのシルエットを引き立てます。ダイアルのベースはソリッドゴールド製で、時刻表示とダニエル・ロートの名を示すブラックのタイポグラフィを配したゴールドのミニッツディスクが添えられ、その縁にはフィレ・ソテ模様が施されています。ダイアルを彩るピンストライプギョーシェ模様はローズエンジン旋盤を用いてすべて手作業で施され、1本1本のラインが個別に刻まれており、この工程では、表面全体の均一性を確保するため、深さと間隔を精密にコントロールする必要があります。
TECHNICAL SPECIFICATIONS
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ケース
素材 プラチナ
寸法 38.6 x 35.5 mm
厚さ 7.7 mm
反射防止コーティングされたフラットなサファイアクリスタル
サファイアクリスタルのスケルトンケースバック
針 ゴールド
ダイアル ピンストライプギョーシェを施したホワイトゴールドベース
ゴールド製ミニッツトラック
ブラックの転写フォント
ラグ幅 20 mm
ストラップ素材 カーフレザー
防水 30 m
ムーブメント
キャリバーDR002 ミシェル·ナバスとエンリコ·バルバシーニ監修の下、
開発、組立てられた手巻き機械式ムーブメント
パワーリザーブ
振動数 65時間 – 4Hz
寸法 31 x 28 mm
厚さ 3.1 mm
部品数 – 石数 143 - 21
発売時期 2026年5月
価格 65,000スイスフラン(税抜)
All photos courtesy of LOUIS VUITTON
詳細は、ダニエル·ロート 公式サイト www.danielroth.comをご覧ください。
【Editor's View】
1988年の設立以来、オーデマ ピゲやブレゲで培った複雑機構の技術をベースに、独立系ウォッチメイキングの世界に革命をもたらしてきたダニエル・ロート。2023年にラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトンの支援のもとで復活を遂げ、イエローゴールドやローズゴールドのトゥールビヨンモデルで世界を揺るがしたブランドが、今作のエクストラ プラット プラチナで到達したのは、引き算の美学がもたらす究極の洗練です。象徴的なダブルエリプスケースに収められたインハウス製ムーブメントDR002の精密な美しさと、ソリッドゴールドのダイアルに手作業で刻まれた精緻なピンストライプは、まさに芸術品としてのウォッチ(La Montre Objet d’Art)そのもの。卓越したアルチザンたちの手が施すビジブルな面取りや、肌に吸い付くようなラグの構造は、着用したときの所作までをも優雅に変えてくれます。流行に左右されず、本質的な価値を守り続けるこのタイムピースは、知的なエグゼクティブのワードローブにおいて、世代を超えて受け継がれるべきものとなるでしょう。
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