2026.04.20
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オーデマ ピゲが示す時計製作の未来、ウォッチズ&ワンダーズ 2026で響き合う職人たちの情熱
ジュネーブの地で、今年も世界の時計愛好家が熱い視線を注ぐ祭典が幕を開けます。オーデマ ピゲがウォッチズ&ワンダーズ 2026で提示するのは、単なる技術の誇示ではなく、人と人との絆が紡ぎ出す至高のストーリーです。かつてジュウ渓谷の厳しい冬に育まれた独立職人たちの知恵と情熱は、今や革新的なアトリエの設立によって新たな命を吹き込まれました。伝統への深い敬意を抱きつつ、未来的なデザインへと昇華させるその姿勢は、私たちの手元に寄り添うタイムピースに、計り知れない豊かさとドラマを添えてくれます。知的好奇心を刺激する展示から、街角で触れる教育的アプローチまで、多角的な視点で時計製作の扉を開くオーデマ ピゲの世界。その奥深い魅力と、今見るべき理由について、感性を揺さぶる最新ニュースをお届けします。
2026年4月14日から20日まで、ジュネーブのPalexpoを舞台に開催される「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」にて、オーデマ ピゲは比類なき存在感を放ちます。「ハウス オブ ワンダーズ」というテーマを掲げた展示スペースは、過去の遺産と未来への展望を交錯させる没入型の空間となっており、訪れる人々を機械式時計の深淵なる芸術性へと誘います。特筆すべきは、新たな創造の拠点となる「アトリエ デ エタブリスール」の発表であり、これは長年大切にされてきた協働の精神と希少な技への敬意を具現化したものです。さらに、ジュネーブ市内のPont de la MachineにはAP LABが誕生し、教育プログラムを通じて次世代のファンを育む試みも同時進行します。時計を愛するすべての人との対話を重んじるこの姿勢は、知的な装いを愉しむ大人の好奇心を満たす素晴らしい機会となるはずです。

時計コミュニティを称えて
ジュウ渓谷の厳しい冬を乗り越えるために生まれた、農家兼職人たちの分業システム「エタブリサージュ」。オーデマ ピゲが創業初期から重んじてきたこの協働の伝統を、現代の解釈で蘇らせたのが「アトリエ デ エタブリスール」という画期的なプロジェクトです。かつて、特定の部品を専門とする独立職人たちを束ね、一つの完成された時計へと導いた「エタブリスール」の役割を、現在はミュゼ アトリエ オーデマ ピゲの歴史的建物内で再現しています。マニュファクチュールの内外を問わず、卓越した才能を持つクラフツマンたちが一堂に会し、最先端テクノロジーと前衛的な意匠を融合させることで、既存の概念を覆す3つのクリエイションが結実しました。長い年月をかけて育まれた集団の力が、技術的な限界を優雅に飛び越え、伝統工芸をさらなる高みへと押し上げる様子には、確かな本質を求める美意識の高い人々も感銘を覚えるに違いありません。



エタブリスール ガレ
穏やかに流れるジュウ湖のほとりで、水に洗われ角が取れた小石のような造形美。新作「エタブリスール ガレ」は、18Kイエローゴールドのケースに天然石のオーバルダイヤルが調和し、ブレスレットには多種多様なフォルムの天然石が配されています。不規則な形状のリンクをゴールドの繊細な珠で繋ぎ合わせることで、まるで水辺を転がる石のようにしなやかな着用感を実現しました。石細工と宝飾、そして精密な時計製作が三位一体となったこのタイムピースは、一人の時計師が組み立てから調整、ケーシングまでを一貫して手がける贅沢な工程を経て完成します。2026年に順次登場する5つのバリエーションは、自然が生み出す唯一無二の表情を湛え、手元を彩る頼れる味方として、まとう人の個性を優雅に際立たせるでしょう。
エタブリスール ノマド
「エタブリスール ノマド」が提示するのは、現代のライフスタイルに寄り添う自由な時間の楽しみ方です。クローズ、オープン、そして置き時計のようなペンデュラムという3つの形態を自在に行き来できる設計は、ポケットに忍ばせたり、デスクに置いたりと、シーンに応じた使い分けを可能にしています。ファセットカットが輝く金属と希少な天然石のコントラストが美しく、専用のチェーンがその洗練された佇まいをいっそう引き立てます。内部で時を刻むのは、2022年発表のキャリバー7121をベースに、糸鋸を用いた手作業でスケルトン加工を施したキャリバー7501。ブリッジ自体をインデックスに見立てた対称的なデザインは、緻密な美学を追求する視線に心地よく、2026年にデビューする5つのバリエーションは、知的なワードローブの核として長く愛される存在になりそうです。
エタブリスール ピーコック
まるで精緻な彫金が施されたホワイトゴールド製のかぶと虫が、ワンプッシュで絢爛豪華な孔雀へと姿を変えるシークレットウォッチへのオマージュ。それが、2027年に向けて披露される「エタブリスール ピーコック」です。開かれた羽根の間からは、ハンドエングレービングによる繊細なエナメルダイヤルが現れ、孔雀の鮮やかな尾として時を告げます。エナメル職人やエングレーバー、ジュエラーといった多分野のスペシャリストがその技を凝縮させ、瞳にセットされたカラーストーンが神秘的な輝きを放つこの作品は、もはや計時器具の枠を超えた工芸品と言えます。技巧を尽くした遊び心と圧倒的な美の追求は、身に着ける人の所作をいっそう美しく整え、心に豊かな充足感をもたらしてくれるのではないでしょうか。
AP LAB 、ジュネーブに期間限定オープン
ジュネーブの街全体が時計の熱気に包まれる中、Pont de la MachineにオープンするAP LABは、マニュファクチュールの情熱を直接肌で感じられる特別な場所です。4月8日から6月28日まで開催されるこの体験型イベントは、かつて東京で大きな反響を呼んだ革新的なコンセプトを継承しており、ゲーム感覚で時計製作の奥深い世界を学べる仕掛けが満載です。最新の素材開発やデザイン、複雑な機構の仕組みをインタラクティブに体験できるこの取り組みは、エキスパートだけでなく初心者にとっても、時計との距離を一気に縮めるきっかけとなるでしょう。専門的な知識がなくても楽しめるエンターテインメント性は、時計を身近な文化として愉しむ新しいスタイルを確立し、多くの人々の日常に瑞々しい刺激を与えてくれそうです。


https://www.audemarspiguet.com/com/ja/home.html
【Editor's View】
今回のオーデマ ピゲの発表において最も注目すべきは、伝統的な分業体制であるエタブリスールという概念を、現代的なラグジュアリーの文脈で見事に再定義した点にあります。アトリエ デ エタブリスールから誕生した新作群は、どれもが単なる時間の表示にとどまらず、ジュエリーとしての輝きや、空間を彩るオブジェとしての機能、そして驚きに満ちたオートマタのようなギミックを備えています。これは、モノに溢れた現代において、私たちが時計に求める価値が「正確さ」から「情緒的な結びつき」へとシフトしていることを、オーデマ ピゲが鋭く察知している証と言えるでしょう。特に、一つとして同じものがない天然石を用いたガレや、自在な使い方を提案するノマドは、自分らしさを大切にする洗練された大人のワードローブに自然と溶け込み、日常の何気ない所作を特別な瞬間へと変えてくれます。時計製作という極めて専門的な世界を、教育やエンターテインメントを通じて開かれたものにしようとするAP LABの試みも含め、オーデマ ピゲは未来の時計愛好家を育むための豊かな土壌を、ジュネーブの街から世界へと広げていこうとしているように感じられます。
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