2025.11.29
カテゴリ: 新作
ウェッジウッド ジャスパー製「帯留め アラベスク」、数量限定の和装アクセサリーとWedgwood KIMONOコレクション
着物をまとうとき、帯や小物の選び方ひとつで、その人の美意識がふっと浮かび上がります。英国生まれのウェッジウッドが、ジャスパー250周年という節目に日本へ贈るのは、クラシカルなレリーフをまとった「帯留め アラベスク」と、代表的なパターンを反映させた「Wedgwood - KIMONO COLLECTION」。西洋のテーブルウェアで親しまれてきたモチーフが、帯周りやきもの全体にさりげなく溶け込み、和装ならではの余白や間を引き立てます。世代を超えて受け継がれるきものに、英国のアートピースをひとつ添える感覚で選びたい、そんな大人の女性に向けた提案です。
フィスカースジャパン株式会社は、英国のライフスタイルハウス「ウェッジウッド」が誇るオリジナル素地ジャスパーの誕生250周年に合わせて、新たな和装アイテムを打ち出します。ブランドを象徴するこの素材を用いたジャスパー製の和装アクセサリー「帯留め アラベスク」が、数量限定で登場します。また、このアニバーサリーを機に、日本のきもの文化との本格的なコラボレーションも始動しました。京都府に本社を置く京都丸紅株式会社とライセンス契約を結び、ウェッジウッドの代表的なコレクションを着物の文様として再解釈した「Wedgwood - KIMONO COLLECTION」が開発されています。この新コレクションは、東京都に本社を構えるツカモト市田株式会社を通じて展開され、帯留めとともに、和と洋が出会う装いを提案していきます。
ジャスパー250周年
2025年は、ウェッジウッドにとって、ブランドの代名詞ともいえるオリジナル素地「ジャスパー」が誕生してから250年の節目の年です。ジャスパーは、“英国陶工の父”と称される創設者ジョサイア・ウェッジウッドが、幾度となく研究と試作を重ねて生み出した独自の粘土であり、ブランドの歴史を支えてきた重要な存在です。現在もその制作は、誕生当時と同じレシピとプロセスを守りながら、英国バーラストン工場で行われています。熟練した職人たちがひとつひとつ手作業で成形し、繊細なレリーフを施すことで、独特の質感と奥行きのある表情が生まれ、ジャスパーという素材の価値を今も更新し続けています。
ジャスパーについて
ジャスパー250周年を迎えた2025年には、この節目を祝うためのコレクターズピースが次々と発表されています。ジャスパーの歴史を語るうえで象徴的な存在である「ポートランド ベース」には新色が加わり、人気の花器シリーズ「マグノリア」には、ニュアンスのあるトーンが魅力の「マグノリア ブロッサム ミンク」が登場しました。さらに、英国ファッションブランドのJWアンダーソンとの協業による「JWアンダーソン×ウェッジウッド」や、ホリデーシーズンを彩る「ホリデイオーナメント」など、記念イヤーを印象づけるアイテムが幅広くラインナップされています。その流れの中で、今回新たに日本市場に向けた限定品として加わるのが、和装に寄り添うジャスパー製の「帯留め アラベスク」です。テーブルウェアとして親しまれてきた素材が帯周りのアクセサリーに姿を変え、記念イヤーのストーリーに日本ならではの章を添えています。
和装に上質な彩りを添える「ジャスパー 帯留め アラベスク」
250年の歴史を重ねるなかで、ジャスパーはプレートや花器を超えて、ジュエリー、コートボタン、刀装具、ハイヒールの装飾パーツなど、さまざまな領域で表現の幅を広げてきました。しっとりとしたマットな質感とやわらかな色合いは、肌のトーンや衣服の素材感になじみやすく、身に着ける人や装いを上品に引き立ててきたという背景があります。今回の新作「帯留め アラベスク」は、後述の「Wedgwood - KIMONO COLLECTION」と調和するアクセサリーとして、着物のために特別に構想されたものです。ジャスパーのマットな表情は織や染めのきものと自然に溶け合い、合わせる着物や帯紐の色や柄によって多彩な印象を生み出します。小ぶりでありながら、全身のコーディネートに奥行きをもたらす存在感を楽しめます。
「ジャスパー 帯留め アラベスク」（ペールブルー、ブラック）（数量限定）
2025年11月21日（金）発売
各27,500円 (税込)・数量限定
（販売は、ウェッジウッド公式オンラインストア、全国のウェッジウッドショップにて。なお、同製品は、後述のツカモト市田株式会社の販路でも展開されます。）
ウェッジウッドの数多くの作品に登場してきた「アラベスク」模様は、葉や蔓がリズミカルに絡み合うスクロールデザインが特徴です。連続する曲線が生み出すのは、調和と流れるような動きの美しさであり、静かな力強さを感じさせるモチーフでもあります。「帯留め アラベスク」の中央に配された花はバラで、愛や美しさを象徴する存在であるとともに、王侯貴族の文化、官能性、達成や完成といった意味合いも持つとされています。この帯留めは、熟練の職人が一点ずつ手仕事で仕上げており、その丁寧な仕事ぶりが、控えめながらも上品な印象をつくり出しています。シンプルな無地のきものから華やかな古典柄まで、組み合わせる着物柄や帯締めの色によって多様な表情を生み、洋のモチーフと和のスタイルが自然に溶け合う楽しさを味わえます。
帯締めクリップはシンプルなデザインです。
（各色共通）
＜特別プロジェクト＞
“クラフトマンシップ”が生んだ「和と洋の伝統工芸の融合」
「Wedgwood - KIMONO COLLECTION」
ウェッジウッドは、時代を超えて受け継がれるアート性と、高度なクラフトマンシップを何よりも大切にしてきたハウスです。伝統と現代的なセンスを調和させるというこの姿勢に共鳴し、新たなプロジェクトのパートナーとなったのが京都丸紅株式会社です。創業以来、同社はきものを中心に高品質なコレクションを展開してきた企業であり、和装についての深い知識と経験を持ちます。その京都丸紅とウェッジウッドがタッグを組み、ブランドを代表するパターンを着物の意匠として表現した「Wedgwood - KIMONO COLLECTION」が生まれました。採用された柄は「フェニックス」「フロレンティーン」「アンセミオン」「ルネッサンス」「マグノリア」「ホワイトフォリア」の6種で、それぞれが個性と美しさを備え、フォーマルな式典や特別な会食など、記憶に残るシーンで視線を集めるコレクションに仕上がっています。
「Wedgwood - KIMONO COLLECTION」
展開品・販売価格（税込）
訪問着： 2,178,000円～（2柄1～２配色）
付け下げ： 638,000円（3柄各２配色）
帯： 363,000円～528,000円（8柄各2～4配色）
小紋： 385,000円～638,000円（7柄各2～４配色）
色無地： 385,000円（１柄5配色）
帯留め： 27,500円（1柄各2配色）※ウェッジウッド製
発売日・販売について
2025年11月21日の発表会後、販売開始
催事、百貨店、着物専門店、他にて随時販売を開始
（帯留め以外は、ウェッジウッドショップでは販売いたしません。）
販売に関するお問合わせ先
ツカモト市田株式会社
TEL. 075-366-1367
Mail:info@tsukamoto-ichida.co.jp
https://www.tsukamoto-ichida.co.jp/
「Wedgwood - KIMONO COLLECTION」に関するお問合わせ先
京都丸紅株式会社
（担当）丸山 TEL：075-342-3349
MAIL : k-maruyama@kyobeni.co.jp
ウェッジウッド」は、“英国陶工の父”として知られるジョサイア・ウェッジウッドが1759年に創設したブランドです。創業者ジョサイアは、卓越した陶工であると同時に、博愛主義的な精神を持ち、当時としては先進的な市場戦略に挑戦した人物でもありました。265年を超える歴史を重ねるなかで、ウェッジウッドは真のイギリス文化を象徴する存在となり、イギリスの企業家精神とクラフトマンシップを体現するハウスとして世界に知られています。現在も、熟練の職人が確かな技術でものづくりに携わり、妥協のない美を追い求める姿勢が変わることなく受け継がれています。その結果として、最高品質のファイン ボーン チャイナ製テーブルウェアや、ブランドを象徴するジャスパー、インテリアとしても楽しめる装飾品などが生み出され、現代の暮らしの中に豊かな時間をもたらし続けています。
ウェッジウッド公式オンラインストア
ウェッジウッド公式インスタグラム
京都丸紅株式会社
所在地：
〒600-8429京都市下京区万寿寺通烏丸通西入御供石町369
URL
https://www.kyobeni.co.jp
WEBサイト
https://www.kyobeni.co.jp/lifeevent/heather/
ツカモト市田株式会社
所在地：
本社 〒103-0023東京都中央区日本橋本町1-6-5ツカモトビル1階
京都店〒602-8335京都市上京区一観音町428とみやビル8階
URL
https://www.tsukamoto-ichida.co.jp/
【Editor's View】
ウェッジウッドのジャスパー製「帯留め アラベスク」と「Wedgwood - KIMONO COLLECTION」は、英国のクラシカルな意匠を、日本のきものというキャンバスにそっと重ねた試みと言えます。テーブルウェアで目にしてきたレリーフやパターンが帯留めやきものの文様として現れることで、身にまとう人自身がウェッジウッドの世界観の一部になる感覚を味わえます。特に、帯留めという小さな面積の中に、ジャスパーのマットな質感とアラベスク模様、バラの象徴性が凝縮されることで、帯周りのスタイリングに静かなドラマが生まれます。祖母から受け継いだきものに現代的なアクセントを加えたいときや、フォーマルな席で少し視線を集めたいときに、あえてウェッジウッドを選ぶという遊び心が、装いの物語をより豊かなものにしてくれます。
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