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オーデマ ピゲ 「ロイヤル オーク ジャンボ RD#5」世界限定150本発表、薄型トゥールビヨンとクロノグラフの到達点

複雑機構の誇りと、日常に寄り添う快適さ。その二律背反を同じ手首で調和させるのが、オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク ジャンボ RD#5」です。名作のプロポーションを守りながら、新ムーブメントと人間工学に根ざした操作系、そしてチタンとBMGの素材選択で軽快な装用感を実現。ナイトブルーのプチタペストリーが象るダイヤルは、装いの温度を一段引き上げる静かな品格を放ちます。限定150本という希少性にとどまらず、シャツのカフやジャケットの袖と響き合う佇まいが、日常のスタイリングに新しいバランス感覚をもたらします。

ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン フライング トゥールビヨン クロノグラフ(RD#5)

ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン フライング トゥールビヨン クロノグラフ(RD#5)

創業150周年を迎えたオーデマ ピゲは、R&D部門が手がける革新的な「RDシリーズ」を締めくくる最終作として、「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン フライング トゥールビヨン クロノグラフ(RD#5)」を発表します。アイコニックな意匠に、卓越した技術と性能、さらに新たな人間工学の基準を融合させ、クロノグラフの歴史と複雑機構開発の歩みに新章を刻むコレクションです。

開発に5年を投じた本作には、内部構造を一から見直して完成させた新ムーブメント「キャリバー8100」を搭載しています。特許取得済のこのムーブメントは細部に至るまで設計を磨き込み、プッシュボタンの感触にかつてない繊細さを与えました。さらに、ロイヤル オークとしては初めて、瞬時にジャンプする30分積算計を備えるフライバック クロノグラフと、フライング トゥールビヨンを同時に搭載。素材にはチタンと希少なバルクメタリックガラス(BMG)を採用し、軽さ、耐久性、そして輝きのバランスを追求しています。世界限定150本で展開されるマイルストーン的モデルです。

ロイヤル オーク “ジャンボ”のアイコニックなデザイン、優れた性能、高度な技術を見事に融合
ロイヤル オーク “ジャンボ”のアイコニックなデザイン、優れた性能、高度な技術を見事に融合

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク ジャンボ RD#5」発表 薄型トゥールビヨンとクロノグラフの到達点
洗練されたムーブメントの美しさとシンプルさを追求し設計


アイコニックなデザイン、“ジャンボ”

ロイヤル オーク “ジャンボ” の50年に及ぶ歴史の中で、クロノグラフとフライング トゥールビヨンという二つの複雑機構を併載するモデルはこれが初めてです。象徴的なサイズ感を維持したまま両機構を成立させることは、メゾンにとって大きな挑戦であり、その達成はジャンボの系譜に新しい到達点をもたらします。

1972年、ジェラルド・ジェンタのデザインにより誕生した初代ロイヤル オークは、当時として大胆なプロポーションゆえに“ジャンボ”の愛称で呼ばれるようになりました。現在も時計愛好家に高く評価されるこのフォルムは、直径39mm、厚さ8.1mmという寸法により、人間工学に配慮した優れた装着感を実現。今回の新ムーブメントを引き立てる舞台として、この普遍的なサイズが選ばれています。

研究開発チームは、コレクションのデザインコードに忠実であることとユーザーの快適性を最優先し、クロノグラフの構造を全面的に再設計しました。結果として、プッシュ操作のタッチは未体験の繊細さに到達し、ムーブメントの厚みも最小限へ。高度な技術構造を備えながら扱いやすく、見た目は研ぎ澄まされたシンプルさでまとめられています。日常に取り入れる視点で見ると、この操作感と薄さは袖口の収まりや長時間装着時の疲労感に直結し、ファッションとしての着用体験を確実に高めます。機械の美と装いの快適性を両立させた点こそ、RD#5の差別化要因だと感じます。

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク ジャンボ RD#5」世界初のタクタイル式プッシュボタン、インスタントジャンプミニッツカウンター、ファンクションセレクター付きリューズを兼ね備える
世界初のタクタイル式プッシュボタン、インスタントジャンプミニッツカウンター、ファンクションセレクター付きリューズを兼ね備える

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク ジャンボ RD#5」プラチナ製のペリフェラル式ローターを備えたキャリバー8100
プラチナ製のペリフェラル式ローターを備えたキャリバー8100


指先に広がるエルゴノミー

RD#5の開発は、最初期から「より快適に使えるクロノグラフ」を到達点に設定して進みました。ムーブメント、ケース、デザインの各要素を人間工学の観点で検証し続け、ユーザーの期待と実使用のニーズを可視化したうえで最適解を導き出しています。結果として、ブランドが掲げる革新への姿勢を損なうことなく、顧客体験と複雑機構設計を高い次元で両立させるという明確な方向性が示されました。

具体的な革新の第一歩は、3時位置のリューズを挟む形で配置されたプッシュボタンです。一般的なクロノグラフは押し込み量が1mm以上、必要な力が約1.5kgに達する場合が多いところを、ウォッチ コンセプション ディレクターのジュリオ・パピは、スマートフォンのサイドボタンから発想を得て指標を再設定しました。目標はキーストローク約0.3mm、押す力約300gという軽快なタッチで、数値の抑制によって操作感を一段と洗練させています。

さらに、巻上げと時刻設定の二つのポジションを切り替えるプッシュボタンを内蔵したファンクションセレクター付きリューズも採用しています。控えめで扱いやすいこの切替機構は、懐中時計に由来する伝統的なリューズの系譜を踏まえつつ、ロイヤル オークのオリジナルデザインに忠実な造形と操作体系を守っています。

“ジャンボ”の繊細な魅力を保ちながら二つの複雑機構を収めるため、文字盤側とケースバック側の双方にサファイアクリスタルの“グラスボックス”構造を取り入れました。外面は完全にフラットで、内面はわずかに窪ませることで、針が回転するための空間とムーブメントおよびローターの動作に必要なクリアランスを確保しています。

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク ジャンボ RD#5」クロノグラフのプッシュボタンはスマートフォンのサイドボタンにヒントを得たタッチ感覚の操作性が特徴で、これまでにない快適な仕様
クロノグラフのプッシュボタンはスマートフォンのサイドボタンにヒントを得たタッチ感覚の操作性が特徴で、これまでにない快適な仕様


軽やかさとパワー

スリムなプロポーションを際立たせる目的で、ケースとブレスレットには軽量なチタンと高い耐久性を誇る希少なBMG(バルクメタリックガラス)を融合した革新的素材を採用しました。軽さ、強さ、そして光の表情を引き出す輝きの三要素を同時に満たす選択であり、日常の着用感と外観の美しさの双方に寄与します。

今回の限定モデルでは、ベゼル、プッシュボタン、リューズのファンクションセレクター、さらにブレスレットのスタッズにBMGを採用し、ミラーポリッシュで艶を強調しています。ケースバックはサーキュラーサテン仕上げ、チタン製のケースとブレスレットリンクはサテンとポリッシュを交互に組み合わせ、光の移ろいを立体的に表現します。仕上げのコントラストが生む陰影は、ジュエリーのような華やかさではなく、装いにしっとりと馴染む奥行きを与え、ビジネスからイブニングまで幅広いシーンで手元の印象を整えます。

アイコニックな“ナイトブルー、クラウド50”のプチタペストリーダイヤルが、RD#5の洗練を引き立てます。ロジウムトーンのゴールドのアワーマーカーと、蓄光加工を施した18Kホワイトゴールドの針が上品な輝きを添え、3時と9時位置のカウンターには同色のブルーにスネイル仕上げを施して視認性を高めています。クロノグラフ針には軽量なチタンを採用し、精密な作動と軽快なバランスを実現。ダイヤル一体のトーン設計はスタイリングの邪魔をせず、色の主張を抑えつつ質感で魅了する、現代的なエレガンスの好例です。

12時位置には創業150周年を記念し、アーカイブに着想を得た特別な「Audemars Piguet」シグネチャーを配しています。ケースバックには「1 of 150 pieces」と「150」のロゴを刻印。希少性を明確に示しつつ、伝統と革新が交わるRD#5の立ち位置を端的に語ります。コレクション性と装用体験の双方を大切にするユーザーにとって、この記念的ディテールは所有の満足を確かな実感へと変えてくれます。

「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン フライング トゥールビヨン クロノグラフ(RD#5) “150周年アニバーサリー”」チタン✕BMGケース、39㎜
「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン フライング トゥールビヨン クロノグラフ(RD#5) “150周年アニバーサリー”」チタン✕BMGケース、39㎜、価格要問合せ


https://www.audemarspiguet.com/com/ja/home.html


【Editor's View】
1875年からル・ブラッシュを拠点に歩みをつないできたメゾンは、現在も創業者一族が舵を取り、ジュウ渓谷の職人たちとともに技術と美意識を磨き続けています。RD#5は、その系譜にある職人技と先進性を、手元の快適さという日常の実感へ落とし込んだ一本です。ファッションの観点で見れば、薄さと仕上げの陰影、ナイトブルーの穏やかな表情は、シャープなテーラリングやミニマルなカジュアルに好相性。限定性に惹かれるコレクターも、日々の装いを更新したい実用派も、この時計で手に入るのは希少性だけでなく、装う体験そのもののアップグレードです。









 

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