2025.09.16
カテゴリ: Topics
ブルガリ「オクト フィニッシモ リー・ウファン 限定モデル」特別コラボを映像化、2本の作品が公開
ブルガリと芸術家リー・ウファン氏の出会いは、単なるデザインの融合ではなく、時間そのものに対する美学的な問いかけと言えるかもしれません。2025年のジュネーブ・ウォッチ・デイズで発表された「オクト フィニッシモ リー・ウファン 限定モデル」は、その静けさと緊張感を帯びた造形によって、見る者の意識を内側へと誘います。今回公開された2本の動画では、芸術と時計製造が交差する過程と、ひとつひとつの手仕事に宿る情熱が映し出され、哲学とクラフツマンシップがいかに共存しうるかを実感させてくれます。
ブルガリは、2025年のジュネーブ・ウォッチ・デイズにて発表された「オクト フィニッシモ リー・ウファン 限定モデル」に関連する2本の動画を、公式ソーシャルメディアを通じて公開しました。この限定ウォッチは、現代芸術を代表するアーティスト、リー・ウファン氏とのコラボレーションによって誕生したものです。
"THE EMOTIONAL RESONANCE OF ART"
"OCTO FINISSIMO LEE UFAN X BVLGARI CRAFTSMANSHIP"
「オクト フィニッシモ リー・ウファン 限定モデル」
2025年9月、ブルガリは韓国出身でありながら日本とパリを拠点に国際的な活動を展開するアーティスト、リー・ウファン氏との特別なパートナーシップのもと、「オクト フィニッシモ」の限定モデルを発表しました。この取り組みは、メゾンの時計づくりと現代芸術との境界を曖昧にし、創造性の新たな地平を切り拓くものとなりました。
画家、彫刻家、詩人、哲学者として多彩な表現を追求するリー・ウファン氏の芸術は、自己表現という枠を超え、対象の存在や知覚、そして自然や宇宙との関係性を深く掘り下げるものです。今回のコラボレーションは、ブルガリのウォッチデザインを監修するファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニとの対話から生まれました。ウォッチのデザインは、リー氏の作品に見られる静寂な岩と鏡の反射の対比にインスピレーションを受けています。
ファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニ氏は、リー・ウファン氏との出会いについて次のように語っています。「最初は彼の絵画に触れ、その後、鏡の上に大きな岩を置いた彫刻作品を目にしました。当初は鏡と岩の関係性が分かりませんでしたが、やがてその二つが完璧に調和していることに強く惹かれるようになりました」と、芸術との深い共鳴を振り返っています。
公開された動画のひとつ「THE EMOTIONAL RESONANCE OF ART」では、リー・ウファン氏とファブリツィオ氏がどのように出会い、互いにインスピレーションを受け合ったのかが描かれています。もうひとつの「OCTO FINISSIMO LEE UFAN X BVLGARI CRAFTSMANSHIP」では、チタン素材の表面を1ピースずつ丁寧に手作業で仕上げていく制作工程にフォーカスが当てられています。
世界で150本のみの限定生産となるこの時計には、自社開発によるマイクロローター式のキャリバーBVL 138が搭載されています。厚さわずか2.23mmという薄型設計でありながら、全体でも5.5mmという極薄のプロポーションを実現しています。ケースバックにはリー・ウファン氏のサインが刻まれており、アートピースとしての存在感を強調しています。研ぎ澄まされた造形と静けさに満ちたデザインは、まさに芸術作品のような気配を漂わせています。

【製品概要】
「オクト フィニッシモ リー・ウファン 限定モデル」

お問い合わせ先:ブルガリ・ジャパン
0120-030-142
https://www.bulgari.com/ja-jp/
【Editor's View】
ブルガリとリー・ウファン氏の共作によって誕生したこの限定ウォッチは、アートと時間というふたつの抽象的概念を、ひとつの実体として結晶化させた試みだと言えます。特に注目すべきは、動画という媒体を通して、製作の裏側や芸術的意図が多角的に語られている点です。単なる製品紹介にとどまらず、創作の背景や人と人との感応までをも映し出すこの取り組みは、時計に物語性を求める層に強くアピールするでしょう。アートピースとしてのウォッチを愛するすべての人にとって、内なる美と哲学を携えたこのモデルは、新たな価値の在り方を提示してくれます。
BRAND SEARCH
CATEGORY
ABOUT
「BRANDJOY.JP」はラグジュアリーブランドなどの最新動向に関連するニュースをセレクトしてお届けしています。新作やコレクションを中心に、新規オープン、ビジネス・業界情報をまとめてチェック。