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ディオール 最新サマーコレクション、ジョナサン・アンダーソンの視点で読み解くメゾンの再定義

ジョナサン・アンダーソンが手がける初のディオール・コレクションが、2026年サマーシーズンに向けてパリで披露されました。メゾンの歴史を新たなレンズで読み解くことで、彼はフォーマルウェアの概念を再構築し、過去と現在を行き来する革新的なルックを展開しています。象徴的な「バー」ジャケットがタキシードスタイルと融合し、クチュールのDNAを受け継ぎつつも、若々しく機能的なスタイルへと昇華。アンダーソンならではの知的でアーティスティックなアプローチが、ディオールの未来像を鮮やかに描き出しています。

 ディオール初のアンダーソン起用コレクション、歴史と革新が交差する2026年夏ルック
ADRIEN DIRAND


2026年夏のメンズコレクションとして、6月27日にパリ・アンヴァリッドで発表されたのは、ジョナサン・アンダーソンがディオールに参加して初めて手がけたコレクションです。この新章では、メゾンの長い歴史に宿る象徴的な要素を現代的な感性で読み替え、まったく新たなフォーマルスタイルを提案しています。伝統的なツイード素材の「バー」ジャケットにはタキシードのディテールが加わり、クリスチャン・ディオールが確立したクチュールの優雅なシルエットが、アクティブな印象のカーゴショーツとして再構築されました。着飾ることの喜びを再発見させるこのアプローチは、フォーマルという枠組みそのものへの問いかけでもあります。アンダーソンの視点が、ディオールのコードに新たな解釈をもたらした瞬間です。

クラシカルな印象のフロックコートをシャープに仕立てつつ、カジュアルなスラウチーデニムとミックスさせたスタイリングは、スタイルの自由さを象徴しています。また、18~19世紀フランスの繊細な刺繍技術が、セーターやスニーカーといった日常的なアイテムに落とし込まれ、伝統と日常の対話が巧みに演出されています。このコレクション全体に共通するのは、若々しい自発性と、スタイルを核としたエレガンスの再解釈です。ベルリンの絵画館を想起させるショースペースには、ルーヴル美術館やスコットランド国立美術館から特別に貸し出された二枚の絵画が展示されており、視覚的な静謐さと歴史の重みを空間全体に宿らせています。これは単なるランウェイではなく、文化とモードが交差するインスタレーションのような体験でした。

ディオール2026年サマー、ジョナサン・アンダーソンが描く再構築の美学とは
 
【Youtube:ディオールの投稿が表示されます】

@Dior #ディオール #DiorSummer26

【お問合せ先】
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947

 
 
 
 
 
 
 
 
        

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