2025.07.31
カテゴリ: キャンペーン
ルイ・ヴィトン エマ・ストーンとチョン・ホヨン が綴る旅の記憶と感情、新作バッグ「エクスプレス」による2025年秋冬キャンペーンが始動
旅先で見た風景よりも、その途中に起きた一瞬の感情に、人は深く心を動かされることがあります。ルイ・ヴィトンが2025年秋冬ウィメンズ・キャンペーンで描いたのは、まさにその「旅の情緒」。駅という移動と感情の交差点を舞台に、エマ・ストーンとチョン・ホヨンが織りなすストーリーは、ファッション広告の枠を超え、詩的で奥行きある世界観を形成しています。旅の高揚と哀愁、出発の緊張感、これらが繊細に織り込まれたコレクションは、バッグ「エクスプレス」と共に、自分自身の“物語”を携えて進む女性たちの背中をそっと押してくれそうです。
チョン・ホヨンを起用した新ビジュアルを公開しました。ふたりの表現力を通して伝えられるのは、メゾンが掲げる「旅」の精神、このキャンペーンは、ルイ・ヴィトンの世界観をより詩的かつ感情的に映し出すものとなっています。
今回のキャンペーンで切り取られたのは、鉄道の駅という一見日常的でありながら、人生の分岐点を象徴するような舞台。3月にパリ北駅で開催されたニコラ・ジェスキエールのショーを起点に、そこに集まる旅人や、別れと出会いが交差する瞬間をフィーチャーしました。写真家イーサン・ジェームズ・グリーンの視点が、プラットフォームに響く足音や会話までも想像させるような、臨場感ある世界を構築しています。ルイ・ヴィトンが一貫して語り続けてきた“旅の本質”が、静かに、しかし深く心に響きます。
ジェスキエールが創り出した今回のビジュアルは、ただの移動ではなく、旅という行為にまつわるあらゆる感情、例えば希望と不安、別れの切なさ、未来への高揚感、を巧みに織り交ぜています。ファッションが語りかけてくるのは、外見の装いを超えて、私たちの内面に寄り添うようなスタイル。視覚的な美しさと物語性を兼ね備えたこの演出は、表面的なトレンド以上に、感性に訴えかける力を持っています。
コレクションの中でも注目を集めるのが、今季のシグネチャーバッグ「エクスプレス」。この新作は、旅を象徴するスタイルを再定義する一作であり、フェミニンさと実用性のバランスが絶妙に取れています。ルーツは1930年代のアイコニックな「スピーディ」へと遡り、その原点を現代的な解釈で再構築。グレインレザーとスエードカーフスキンが織りなす質感は、旅先でも日常でも映える洗練された佇まいです。クラシックをベースにしながらも、未来を見据える姿勢がこのバッグには宿っています。
細部に至るまでルイ・ヴィトンらしさが凝縮されたディテールにも注目です。ハンドルとキーベルに配されたモノグラム・キャンバスは、持つ人の存在感を静かに引き立て、ダブルファスナーにはゴールドカラーのパドロックが施され、機能性と装飾性を両立。ライニングにはモノグラム・ジャカードが使われており、外からは見えない部分にもメゾンの哲学が息づいています。このような繊細な演出は、バッグを持つ人の個性や物語を映し出す「パートナー」として位置づけていることの証でしょう。
このビジュアルストーリーを体現する二人のミューズ、エマ・ストーンとチョン・ホヨン、の存在は、ルイ・ヴィトンの提案に説得力を加えています。ストーンは、ハリウッドの主流からインディペンデントな作品まで幅広いジャンルで演技力を発揮し、知性と感性の両面を備えた女優として国際的な評価を獲得。一方のホヨンは、『イカゲーム』をきっかけにグローバルな視野を持つファッションアイコンとして一躍注目を集めました。ふたりの表現力が、旅の多様な情景を豊かに彩ります。リアルな経験や感情を背景に持つ彼女たちだからこそ、このストーリーはより奥行きのあるものとして響きます。
「エクスプレス」バッグおよび2025年秋冬ウィメンズコレクションは、7月25日(金)より一部ストアにて先行展開されたのち、8月1日(金)から全国の店舗でも順次発売がスタートします。今回のキャンペーンは7月下旬からすでに展開されており、10月にはレザーグッズに特化した別キャンペーンも控えています。感性に訴えるプロダクトと物語性のあるビジュアルが織りなすこの展開は、日常に“物語”を求める現代女性のライフスタイルに新たな視点を提供するはずです。
All photos courtesy of LOUIS VUITTON
詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。
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