ブルガリゴールドと大理石の美が描き出す新たな輝き、メゾンの象徴「ブルガリ・ブルガリ」の進化

2025.06.03

カテゴリ: 新作

ブルガリゴールドと大理石の美が描き出す新たな輝き、メゾンの象徴「ブルガリ・ブルガリ」の進化

ブルガリは、ブランドの象徴的なタイムピース「ブルガリ・ブルガリ」の誕生50周年にあたり、その起源へと光を当てる新作を発表しました。このモデルは、時代を超えて受け継がれてきたブルガリの美意識を体現しており、今回新たに採用された大理石のダイアルによって、そのデザインに現代的な解釈が加えられました。

時代を超えて進化する美学、ブルガリ「ブルガリ・ブルガリ」50周年記念モデル

長年にわたり革新を続けてきた「ブルガリ・ブルガリ」は、ブルガリが誇るウォッチとジュエリー両分野の技術を体現する存在として、50年の時を重ねてきました。その始まりは1975年、ジャンニ・ブルガリがジュネーブのローヌ通り30番地にある自社ブティックで、特別な顧客への贈り物として構想したことに端を発します。このタイムピースは従来のラグジュアリーウォッチの概念に一石を投じ、ファッション性もあわせ持つユニークなスタイルで登場しました。その独創性により瞬く間に人気を博し、1920年代からプレシャスウォッチを手がけてきたブルガリに新たな時代をもたらしました。

1977年、ジェラルド・ジェンタによる再解釈によって、「ブルガリ・ブルガリ」はメゾン初のシグネチャーウォッチコレクションとして昇華されました。以後、ブルガリの卓越したウォッチメイキングを象徴する基盤となり、ブランドの文化的精神や魅力、イタリアらしいエレガンスを映し出す存在として進化を遂げてきました。このタイムピースは、ローマの社交界はもちろん、スティング、ジョージ・マイケル、ティナ・ターナー、ゼンデイヤ、スーザン・サランドン、ビル・ゲイツといった名だたるセレブリティたちをも魅了してきました。

大理石の美が描き出す新たな輝き、ブルガリの象徴「ブルガリ・ブルガリ」の進化

記念すべき50周年を迎え、「ブルガリ・ブルガリ」は26mmと38mmの2サイズで展開される4つの新作モデルを新たに発表しました。これらのモデルには、ローマの壮麗さを感じさせる大理石のダイアルが採用され、その輝きは時間を超えて色あせることがありません。大理石はこれまでもブルガリにとって特別な素材であり、希少な色石と同様に大切に扱われてきました。ジュエリーに多く使用されてきたこの素材ですが、ウォッチのダイアルに用いる際には、極めて高度な加工技術が求められます。ひとつひとつ異なる自然の縞模様をもつ大理石を、精密にカットし仕上げる職人の卓越したクラフツマンシップが、それぞれの時計に唯一無二の魅力を与えています。

今回のアニバーサリーエディションには、2種類のデザインが用意されています。ひとつはイエローゴールドのケースにグリーンのヴェルデ・アルピの大理石をあしらったダイアルを、もうひとつはピンクゴールドのケースにブルーの大理石を合わせたモデルです。ブルーのバリエーションでは、33mmモデルにブルー・インカント、26mmモデルにアズーロ・インフィニートの大理石を使用しています。また、26mmの各モデルにはダイヤモンドのアワーマーカーを施し、38mmのモデルには42時間のパワーリザーブを持つ自動巻きムーブメント、キャリバーBVL 191を搭載しています。

ブルガリ・ブルガリ 50周年アニバーサリー限定モデル

「ブルガリ・ブルガリ」のベゼルには、古代ローマの硬貨から着想を得たデザインに基づき、ブルガリの名が大胆に刻まれています。この印象的なタイポグラフィは、1934年にコンドッティ通りの旗艦店が改装された際に初めて取り入れられ、以降ブランドの象徴的なモチーフとなりました。こうした刻印にとどまらず、ウォッチ全体のデザインには永遠の都ローマがもつ独自の視覚的文化が色濃く反映されており、そのシルエットには古代ギリシャ・ローマ建築に見られるパンテオンの大理石の柱やペリスタイルの美学が表れています。今回の大理石ダイアル採用により、「ブルガリ・ブルガリ」はさらなる深化を見せています。

2025年に発表される大理石ダイアルの4つの新作に際し、ブルガリウォッチプロダクトクリエイションエグゼクティブディレクターであるファブリツィオ・ボナマッサ・スティリアーニは、「ブルガリ・ブルガリ」は時代とともに寄り添いながらも、大胆さを失わないシンプルなデザインであると語りました。このタイムピースは、無駄な装飾を排した純粋な造形により、ブルガリの精神を端的に表しています。オリジナルの理念を現代の技術で丁寧に再解釈することで、より洗練された表現に昇華されたとしています。

【製品概要】

「ブルガリ・ブルガリ 50周年アニバーサリー限定モデル」