2025.05.01
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ルイ・ヴィトン 5月22日に南仏アヴィニョンの世界遺産パレ・デ・パプで、2026クルーズ・ショーを開催
ルイ・ヴィトンは、2026クルーズ・ファッションショーをプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地方に位置するアヴィニョンのパレ・デ・パプにて開催することを発表しました。今回ウィメンズ アーティスティック・ディレクターを務めるニコラ・ジェスキエールが選んだ会場は、ゴシック建築の傑作としてユネスコ世界遺産にも登録されている歴史的建造物であり、伝統と地域文化を巡る建築の旅をテーマとするクルーズ・コレクションの精神に深く呼応しています。

クルーズ・コレクションが掲げる「旅の本質と象徴的な建築を巡る探求」というコンセプトは、南フランスの文化的中心地のひとつであるアヴィニョンにおける今回の会場選択に色濃く表れています。ベネディクトゥス12世により1335年に建設が開始されたパレ・デ・パプは、アヴィニョン市街を見下ろす壮麗な眺望を備えており、この歴史的建築物でルイ・ヴィトンが特別にクルーズ・コレクションを発表するのは、このランドマークにとっても史上初の出来事となります。
ルイ・ヴィトンはこれまで、世界を代表する建築作品を舞台にショーを開催し、その土地固有の職人技や文化にオマージュを捧げてきました。これまでの開催地には、ジョン・ロートナー設計によるパームスプリングスのホープレジデンス、オスカー・ニーマイヤーによるニテロイ現代美術館、I.M.ペイが手がけた京都近郊のMIHO MUSEUM、カリフォルニア州のソーク研究所などがありました。今回のパレ・デ・パプでの開催は、過去に行われたモナコ大公宮殿やサン・ポール・ド・ヴァンスのマーグ財団美術館でのショーとも響き合うものです。
クルーズ·コレクションは2025年11月より世界中のルイ·ヴィトン ストアにて発売予定。
パレ·デ·パプについて
1335年に着工され、わずか20年足らずで完成したパレ・デ・パプは、西洋ゴシック建築の頂点と称される宮殿です。総床面積は15,000平方メートルを誇り、現在では一般公開されている25のスペースが、1947年にジャン・ヴィラールの手により始められたアヴィニョン演劇祭をはじめ、世界的に知られる現代美術展覧会など、多彩な文化イベントの舞台となっています。これまでピカソ、ボテロ、エヴァ・ジョスパンらの作品が展示されてきましたが、2025年にはアヴィニョンが欧州文化首都に選ばれてから25周年を迎える節目として、ジャン=ミシェル・オトニエルによる「オトニエル・コスモスまたは愛の亡霊」展が開催されます。フランス初公開となる250点以上の作品が、教皇の都市と呼ばれるアヴィニョンの歴史的スポット10カ所以上に展示され、2025年6月から2026年1月にかけて展開されます。
さらに、Terre de culture 2025のプログラムの一環として、アヴィニョンの街では「好奇心」をテーマにした特別な芸術・文化イベントが実施されます。12月には、歴史地区がユネスコ世界遺産に登録されてから25周年を祝う記念イベントが予定されており、その中心にはパレ・デ・パプという象徴的なモニュメントが据えられ、盛大な祝祭が繰り広げられる予定です。
詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。
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