Brand JOY

SPRING SUMMER 2025 CAMPAIGN

CHAPTER FOUR: SUMMER PARTY

フォトグラファー、ルイス・アルベルト・ロドリゲスとのコラボレーションにより、ダンヒルは2025年春夏キャンペーンシリーズの第4章「サマーパーティー」を発表しました。今回のビジュアルは、強い陽射しが降り注ぐガーデンパーティーから、洗練を極めたウエディングシーンまで、夏の社交場におけるエレガンスを巧みに表現しています。緊張感を感じさせない品格と洗練された軽快さ、そして洒脱な遊び心が共存するひとときを想定し、夏らしいスタイルの可能性を広げています。

サイモン・ホロウェイによるクリエイティブディレクションでは、クラシカルな美意識への再接近がテーマとなり、フォーマルなベンガルストライプや、ユーモアの効いたポルカドットのボウタイ、そして陽光を想起させるカラーパレットを用い、伝統を現代的に再構築しています。特に注目すべきは、軽やかで滑らかなナンタケットレッドのコットン素材を使用したCavendish（キャベンディッシュ）ジャケットで、ハーフライニング仕様により構築的でありながら柔らかさを保ち、猛暑でも快適な着心地を実現。季節を問わず、洗練された印象を与える一着として提案されています。

ネイビー地にポルカドットが施されたCavendishジャケットには、織りの質感が感じられるコットンジャガード素材が用いられ、柔らかく肩の力が抜けた印象を持つアンストラクチャーなシルエットに仕上げられています。さらに、手縫いによるミラネーゼ・ボタンホールや、ポケットチーフとしても機能する胸元のライニングといったディテールが、熟練の技術と遊び心を併せ持つ洗練のスタイルを体現。そこに加えられるのは、手刺繍で仕上げられたアーモリアル ベルベット スリッパで、ナッパライニングのキルティングが足元からラグジュアリーなムードを演出しています。

このテーラリングをより引き立てるのが、アクセントとして効くディテールへのこだわりです。ミッドナイトシルクのポルカドット ボウタイや、ハウスネイビーのスクリーンプリントスカーフといったアクセサリーは、伝統とモダンな遊びのバランスをとりながら、コーディネートに軽やかな気品を加えます。また、ホワイトやペールピンク、ネイビー、ブライトブルーといったカラーバリエーションで展開されるダブルプリーツ チノは、イタリア製の高品質ツイストリネンによって仕立てられ、通気性の高さと快適な着用感を両立しています。

リネン素材のホワイトジャケットは、ダブルブレスト仕立てによって夏のスタイルに新たなエレガンスをもたらします。シャープなピークドラペルや柔らかく傾斜したショルダーライン、そして手仕事で仕上げられたミラネーゼ・ボタンホールといったクラフツマンシップの集積が、伝統的なテーラリングの魅力を現代的に表現。さらに、内側にはライターやシガーを収納できるポケットが設けられており、このコレクションに込められた快楽主義的な哲学がディテールに宿っています。

パラジウム仕上げのサイドアジャスターが施されたグルカトラウザーズや、リネンセットアップに取り入れられたブランドロゴ入りのホーンボタンといったディテールが、全体の完成度を一層高めています。「サマーパーティー」と題された今回のキャンペーン第4章では、季節の高揚感とともに遊び心のある装いを賞賛。英国のテーラリング伝統に敬意を払いながらも、モダンな感性とユーモアを重ね合わせた視点から、現代のジェントルマンにふさわしい洗練されたワードローブを提案しています。