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タグ・ホイヤー F1公式タイムキーパー復帰記念モデル「モナコ スプリットセコンド クロノグラフ F1®」を発表

2025年1月、タグ・ホイヤーはミリ秒単位の精度と卓越したエンジニアリングで知られるフォーミュラ1の公式タイムキーパーとして復帰しました。この歴史的なパートナーシップを祝し、ブランド史上最も複雑なタイムピースの一つ、「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1®」が登場します。この特別な時計は、モータースポーツにおける究極の精度を体現し、160年以上にわたるタグ・ホイヤーの革新への情熱を称えるものです。

アヴァンギャルドなデザインとスプリットセコンドがもたらす精度の融合

1969年の誕生以来、「タグ・ホイヤー モナコ」は大胆で前衛的なデザインの象徴としての地位を確立しています。世界初の防水機能を備えた自動巻き角型クロノグラフ腕時計として、名高いキャリバー11を搭載し、時計製造の常識を覆しました。特徴的なスクエア型ケース、シグネチャーブルーのダイヤル、左側に配置されたリューズなど、その革新性は瞬く間に注目を集め、最先端のスタイルと卓越した技術力の代名詞となりました。

さらに、「タグ・ホイヤー モナコ」は1971年公開の映画「栄光のル・マン」でスティーブ・マックイーンが着用したことで、ポップカルチャーにおいても特別な地位を築きました。モータースポーツ界の伝説的存在や、サミー・デイヴィス・ジュニア、スタンリー・キューブリックといった創造的な先見性を持つ人物たちとの関わりが、このタイムピースの反骨精神あふれるスタイルと革新性をさらに際立たせています。

クロノグラフムーブメントにおける卓越したノウハウを活かし、タグ・ホイヤーが新たに開発したのが「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1®」です。この時計は、高精度計時の歴史に深く根ざした複雑機構を復活させたもので、メゾンは1世紀以上にわたり、この高度に複雑なクロノグラフ機能の技術習得に努めてきました。1916年には、1/100秒単位で複数のタイムを同時に計測できるストップウォッチ「マイクロスプリット」を発表し、20世紀初頭のオリンピックで使用されたストップウォッチや、モータースポーツの環境で活躍したダッシュボードタイマーなど、一連の計時機器の基礎を築きました。

1960年代に入ると、ホイヤーのスプリットセコンド ストップウォッチ Ref.11.402がレースのピットで信頼されるツールとなり、スクーデリア・フェラーリのようなチームを決定的な瞬間にサポートしました。1990年代には、メゾンのクォーツ スプリットセコンド クロノグラフがアイルトン・セナ、ゲルハルト・ベルガー、ミハエル・シューマッハといったレーシングレジェンドたちから広く支持を集めるようになります。

フォーミュラ1®との深い結びつき

タグ・ホイヤーとF1が共に歩んできた歴史は、このスポーツの歴史そのものと言えます。1969年に始まった両者のパートナーシップは、同年に「タグ・ホイヤー モナコ」を発売し、さらにF1マシンに自社のロゴを掲げるという先駆的な決断によって、F1におけるスポンサーシップの在り方を一変させました。1971年には、ブランディングからレーシングチームへの積極的なサポートへと移行し、モータースポーツ界で名高いチームとの関係構築の基盤を築きました。

1970年代から1980年代にかけて、スクーデリア・フェラーリやマクラーレンといったチームとの協力関係を通じて、タグ・ホイヤーはレース当日のオペレーションに欠かせない存在となりました。また、正確な計時がヨッヘン・リント、ニキ・ラウダ、アイルトン・セナといったドライバーたちを伝説の地位へと導く上で不可欠であったことも証明されました。1992年にはF1の公式タイムキーパーを務め、ブランドの地位はさらに高まり、その技術力がスポーツの重要なタイム計測やスコアリングシステムと一体化しました。

F1が75周年を迎える今、タグ・ホイヤーは公式タイムキーパーとして復帰し、スポーツとの深い結びつきと精度における卓越した伝統を再確認しています。さらに、史上初めてモナコグランプリのタイトルパートナーとなり、モータースポーツの中でも最も象徴的なレースの一つとの関係を一層強化しています。

精度の真髄

「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1®」の中心に搭載されたのは、自動巻きスプリットセコンド クロノグラフ キャリバーTH81-00です。これまでタグ・ホイヤーが製造してきた中で最も軽量でありながら、技術的にも最先端のキャリバーとして位置づけられています。フランス語で「ラトラパンテ」と称されるスプリットセコンド機能は、2つの計測を同時に行うことができる複雑機構で、複数ラップの計測や同時進行のスポーツイベントの記録に理想的な性能を発揮します。

キャリバーTH81-00のディテールには、スイスのクラフツマンシップが余すところなく表現されています。手作業による面取りから、ブラックミラーポリッシュ仕上げのネジまで、細部にわたり高精度な仕上げが施されています。タグ・ホイヤーのアイコンであるシールド型のローターはサテン仕上げが施され、レーストラックの縁石を想起させる赤と白のハンドペイントが目を引きます。また、各ブリッジにはチェッカーフラッグのモチーフが描かれ、すべてのポリッシュ面取りは職人の手によって磨かれ、ブランドの最高水準の品質基準を体現しています。

ムーブメントからケースへ、クラフトマンシップの証し

1969年に誕生したオリジナルモデルの精神を受け継ぎつつ現代的に再構築されたこの新作は、最新素材を用いたウォッチメイキングの到達点とも言えるタイムピースです。ホワイトセラミックとサファイアクリスタルで構成されたケースは、高い耐久性とともに快適な装着感を両立させ、エルゴノミクスに基づいた人間工学設計がなされています。

加工が非常に困難とされるセラミック素材を用いながら、タグ・ホイヤーは金属製のムーブメントケースを使わずにセラミックケースの構築に成功しています。この素材特有の特性を活かしながら、各部パーツは緻密に機械加工され、シャープで高精度な仕上がりを実現。さらに、すべての曲面、角、表面には手作業による繊細な仕上げが施されており、時計の下部に見える2つのアーチ部分にもホワイトセラミックが採用されています。これらのディテールが、ケースの外観と構造に比類なき完成度をもたらしています。

セラミックとサファイアという異なる素材の組み合わせによって、このケースは機能性と美しさの両方を備えています。広範囲にサファイアクリスタルを使用したことで、ケースとムーブメントの構造的なつながりが視覚的にも明確に伝わります。中でも注目されるのは、ムーブメントを視認可能にしたケースバックであり、1枚のサファイアクリスタルで構成されていることで、キャリバーTH81-00の複雑な構造美を隅々まで堪能できるようになっています。

腕元で感じるF1の興奮

このタイムピースのデザインは、F1のダイナミックなスピリットと象徴的なカラーからインスピレーションを得ています。ホワイトセラミック製のケース、リューズ、プッシュボタンのフォルムは、空力性能を意識したレーシングマシンのシルエットを彷彿とさせ、機能性とパフォーマンスの融合を視覚的に表現しています。その緻密なディテールには、F1マシンの工学的精度が感じられます。

レース当日の緊迫した空気を表現したのが、鮮やかなレッドで彩られた半透明のダイヤルです。クロノグラフカウンターのデザインには、サーキットの要素が取り入れられており、アスファルトのような質感や、スタートグリッドのホワイトとイエローのマーク、F1の公式フォントによる表示が施されています。加えて、両カウンターにまたがって描かれた「LIGHTS OUT & AWAY WE GO(ライトが消えた。一斉にスタート!)」という伝説的な実況フレーズが、この時計に独自のアイデンティティと物語性をもたらしています。

モータースポーツとの結びつきを象徴するディテールとして、6時位置のミニッツトラックには控えめにF1のロゴを配置。さらに、12時位置に輝くグリーンとレッドのタグ・ホイヤーシールドは、リューズにも施されたラッカー仕上げのエンブレムと調和し、F1との強固なつながりとブランドのレーシングスピリットを強調するデザインとなっています。

タイムピースには、テキスタイルパターンのエンボス加工が施されたホワイトカーフ製のストラップが組み合わされ、バックルにはグレード5チタン製のダブルフォールディングバックルを採用。イージーアジャストリンク機構により、快適で精緻な装着調整が可能です。専用のウッドボックスには、F1の象徴色であるホワイトとレッドを用いた特別仕様が施され、時計本体の魅力を一層引き立てる演出となっています。

世界限定10本の希少性を誇るこの「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1®」には、それぞれに固有のシリアルナンバーが刻印されており、まさにモータースポーツの歴史を腕元に刻む特別なタイムピースです。

モーターレーシングの熱狂から生まれ、究極の精度で構築されたこの時計は、タグ・ホイヤーの魂を具現化した存在です。「LIGHTS OUT & AWAY WE GO(ライトが消えた。一斉にスタート!)」と叫びたくなるような興奮を、その手首に感じさせてくれる一品です。

<タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ>



https://www.tagheuer.com/CBW2190.FC8356.html

CBW2190.FC8356 / 1914万円(税込予価)/ 2025年第4四半期予定

TH81-00 / 自動巻 スプリットセコンド クロノグラフ / レッドの半透明ダイヤル / ホワイトセラミック製ケース / ケース径 41 mm / 30m防水 / エンボス加工された手縫いのホワイトカーフストラップ

www.tagheuer.com

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#TAGHeuer #タグホイヤー

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LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー 
TEL : 03-5635-7030

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
       

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