2025.03.02
カテゴリ: コレクション
バーバリー BURBERRY ダニエル・リーが描く新たな物語、2025年ウィンターコレクションを発表

ダニエル・リーはムードボードにピン留めされた写真について、「これは金曜の夜、ロンドンを飛び出し、雨に濡れた大自然を歩いてリフレッシュしたり、歴史を感じるカントリーハウスへ日帰り旅行するような感覚を表現したもの」と語ります。これは単なる物語ではなく、長い歴史の中で実際に繰り返されてきたこと。都市の喧騒から離れ、澄んだ空気を求めて田舎へ向かうロンドン市民の姿が、彼の言う「風変わりでややボヘミアンな旅」への欲求と重なり合います。
ロンドンのテート・ブリテンで発表されたバーバリーの最新ランウェイショーは、まさにそんな「週末の手荷物」からインスピレーションを得ています。英国の職人による伝統的なファブリックを使用し、アウトドア用コートやスカーフ、イブニングウェア、デイウェア、スーツなどを展開。デザイン、革新性、技術というバーバリーの価値観に基づきながら、英国のカントリーハウスが持つ時を経た美しさと実用性を融合させたコレクションです。
このコレクションでは、カントリーハウスのインテリアを現代のドレスコードに落とし込み、ラフなアウトドア要素を「色褪せた高貴」なスタイルへと昇華。天候から身を守るためのファブリックは、壁掛けの装飾のような意匠をまとい、映画やテレビの中で描かれる英国の象徴的なイメージを再解釈。バーバリーの視点を通して、新たなデザインへと昇華されています。
このウィンターコレクションが着目するのは、壮麗なカントリーハウスの持つ洗練と、時を経た風格。リーは職人技と贅沢なファブリックに惹かれ、応接間に飾られた手描きの壁紙や、家具のために織られたファブリック、ハンドメイドのカーペット、そして「色褪せた贅沢」を象徴するタペストリーを細部まで研究し、コレクションに落とし込みました。
ランウェイを囲むのは、英国の巨匠たちによる風景画やタペストリーの豊かな伝統を再解釈した巨大なドレープ。観客席はカントリーハウスの埃よけのシーツを思わせる布で覆われ、まるで長い歴史を持つ邸宅に迷い込んだかのような空間を演出します。
コレクションを通じて、屋内向けのファブリックが屋外用の衣服として生まれ変わることで、意図的な緊張感と新たな相互作用が生まれています。ベルベットのジャケットはフロック加工の壁紙を思わせ、キジのプリントは羽根のトリミングとして再構築。繊細なレースワークと組み合わされ、バーバリーのデザインに新たな表情を与えています。
コートはバーバリーの象徴的なシルエットを基に再解釈。トレンチコートはエンボス加工のレザーで新たな表情を纏い、アニマルプリントやシアリング、手縫いのオーガンジーの花飾りなど、ヘリテージ要素に新たなアプローチが加えられています。アーカイブを徹底的に研究したことで、トレンチとアビエーターの要素を取り入れたアイリッシュ・ツイードとシアリングのケープや、英国の探検家アーネスト・シャクルトンが着用していたパーカをもとにしたレザージャケットなどが誕生しました。
また、乗馬用ジョッパーズパンツや、サヴィル・ロウの伝統を受け継ぐバーズアイウールのテーラリングは、カントリースタイルを象徴。一方、トレンチコートやシュレッド・シン・ダマスクのドレスには、職人技がもたらす陽気さとロマンティシズムが宿ります。
カラーパレットには、タペストリーブラウンやディアトープに加え、レッドやイエローといったパンキッシュな色彩、アルダーやメイズグリーンなどが登場。リーがヨークシャー・デイルズでの散策から得たインスピレーションによる格子柄やチェックも加わります。新作「Bブレスレット」バッグは、鞍のフォルムとカーブしたトップハンドルを採用し、手綱を思わせるメタルパーツをアクセントに。シグネチャーのホースクリップが、バーバリーらしいクラシックな趣を添えます。さらに、ダマスク織やエンボス加工のレザーを用いたパンプス、スリップオン、乗馬ブーツも登場し、贅沢なインテリアの要素をファッションへと昇華させています。
「Bクリップサドルバッグ」は、タペストリー調のモチーフを織り込んだファブリックとレザーを組み合わせ、バーバリーチェックで親しみやすい印象に。ジュエリーは、光を捉える手作業のセッティングや、色鮮やかなエナメルのリボンを用いて星や花火を表現し、クラシカルなエレガンスを漂わせます。
ショーの舞台は、ロンドンのテート・ブリテン。英国のクリエイティビティを称えるこの場で、バーバリーは世界有数の絵画保存スタジオでの修復作業を支援し、テート・ブリテンとの1年間のパートナーシップを記念しました。
キャスティングには、映画やテレビ、音楽、モデル界の英国を代表する俳優たちが集結。ソープ・ディリス(ミスター・マルコムのリスト)、ジェイソン・アイザックス(ヴェローナのロミオとジュリエット)、リチャード・E・グラント(ゴスフォード・パーク)、エリザベス・マクガヴァン(ダウントン・アビー)、ジェシカ・マドセン(ブリジャートン)らが名を連ねました。音楽は、バーバリーと長年コラボレーションを続けるプロデューサー兼DJのベンジー・Bが手がけ、シネアド・オコナー(1966-2023)のアーカイブ音源を使用。ショーの世界観をより深く彩りました。
〈お問合せ先〉
バーバリー・ジャパン
0066-33-812819
BRAND SEARCH
CATEGORY
ABOUT
「BRANDJOY.JP」はラグジュアリーブランドなどの最新動向に関連するニュースをセレクトしてお届けしています。新作やコレクションを中心に、新規オープン、ビジネス・業界情報をまとめてチェック。