ジョルジオアルマーニプリヴェ世界を旅する煌めきのワードローブ、2025 春夏オートクチュールコレクションを発表

2025.02.07

カテゴリ: コレクション

ジョルジオアルマーニプリヴェ世界を旅する煌めきのワードローブ、2025 春夏オートクチュールコレクションを発表

©SGP

時代や思想、場所、そして空想をも超えて、何にも遮られることなく交差する、ひとすじの光。衣服に宿る、その「煌めき」の儚さと美しさを捉えることは、時代を超えて追い求められる夢そのものと言えるでしょう。広く世界を旅し、様々な大陸や文化の影響を受けながら、唯一無二の美の煌めきを身にまとう、モダンで自由な女性のワードローブ。それが、このコレクションのイメージです。

繊細な水彩画のように、柔らかいタッチで描かれたポリネシアの風景を想わせるプリントや刺繍。中国からインスパイアされた形や色。洗練された日本のシンプルなライン、華麗なインドの装飾、さらには北アフリカの端正な品格。優しく差し込んだ光が織りなす、繊細な軽やかさに満ちた彼女の旅路は、それらの要素によって彩られています。

しなやかで細身のシルエット。コンパクトなショートジャケット、エレガントなロングドレスに加え、ふんだんな生地使いで、流れるような動きを演出するマスキュリンなブレザーも登場します。ゴールドからグレージュ、ブラックとホワイトのモノトーン、淡いピンクへと移り変わるカラーパレット。そこへ、鮮やかなアマランス（赤紫色）、ブロンズ、ディープブルーがアクセントとして添えられています。光の破片のようにクリスタルがまばゆい煌めきを放ち、宝石が散りばめられたかのような生地は美しく輝きます。

すべてのピースを彩るのは、手作業で丁寧に仕上げられた刺繍。それは、インドの装飾文化の豊かさを称える雅なパッチワークへと昇華し、クライマックスを迎えます。そして、ランウェイに登場する女性が身に着けた控えめなヘッドピース。それは、まるで澄んだ月光に照らされたかのような、繊細で華やかな美しさを物語っています。