2024.11.16
カテゴリ: マーケット
再来店を促す鍵とは ブランド買取業者の接客対応調査で判明した、顧客満足度向上のためのポイント
株式会社MS&Consultingは、同社が運営する国内最大の覆面調査モニターサイト「ミステリーショッピングリサーチ」の会員を対象に、「ブランド買取業者の接客調査」を実施しました。リユース業界15社(15調査)※を対象とした調査結果の一部を公表しています。
<覆面調査の概要>
※:今回調査した企業(屋号)15社
株式会社コメ兵(コメ兵)、株式会社いーふらん(おたからや)、株式会社エンパワー(買取大吉)、株式会社大黒屋(大黒屋)、バリュエンスジャパン株式会社(なんぼや)、株式会社 K-ブランドオフ(ブランドオフ)、株式会社エコリング(エコリング)、株式会社デファクトスタンダード(ブランディア)、株式会社REGATE(福ちゃん)、株式会社MTC(売るナビ)、株式会社ベストバイ(キングラム)、株式会社むすび(買取むすび)、株式会社クレイン(ジュエルカフェ)、株式会社フォーナイン(WAKABA)、株式会社銀座屋(銀座屋) 順不同
調査時期:2024年10月
調査方法:ミステリーショッピングリサーチ会員による覆面調査
調査対象:リユース業界15社(銀座、上野など都内主要エリアを中心に当社選定)
■買取査定時の接客態度が、リピート率4倍の差に。
<買取店舗に来店する消費者は、店舗にどんな期待をするのでしょうか>
買取査定時、来店客が「満足な接客」と感じたときのコメント
・スタッフさんは、ブランドと地金の価値の違いを話されて「カルティエの3連リングなどは人気があるので、ブランドでの査定額が高くなります。」 など、参考になる情報を教えて下さいました。また、洋服の場合はLINEでの査定でだいたいの金額がわかるなど、他の商品についても教えて下さったので、利用してみようという気持ちになりました。
買取査定時に、来店客が「残念な接客」と感じたときのコメント
・スタッフさんに「金は相場が上がっていますが、プラチナもこの先上がることがありますか?」と質問しました。スタッフさんは「プラチナはほとんど変動がないので、変わらないと思います」と答えられました。とくに参考になる情報提供がなかったので、あまり相談をしたいとは思えませんでした。
■「また売りに来たくなる」 買取店舗の接客対応とは
物価上昇による消費者ニーズの高まりや、訪日観光客によるインバウンド需要の増加を背景に、リユース市場は拡大を続けています。2023年の市場規模は3兆1227億円に達し、2030年には4兆円に達すると予測されています。買取店舗が増加する中、特に競争が激化する東京で生き残るためには、顧客満足度を高める接客が重要となります。「査定金額を伝えるだけでなく、その理由を丁寧に説明し、顧客に納得してもらうこと」「持ち込み商品以外の情報提供」など、顧客があまり知らない情報まで伝えることが、再来店意向を高めるポイントと言えそうです。
【調査レポート】いま、買取店舗に求められる接客のポイント<チェックシート付>
「鑑定士が見落としがちな接客ポイント」や「各社のカテゴリ別比較」など、リユース業界で生き残るヒントをご覧いただけます。本調査の全データはこちら。
https://req.msandc.co.jp/form/reuseshop
https://www.msandc.co.jp/msr
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