2024.09.03
カテゴリ: 新作
ブルガリ THE SOUND OF BVLGARI「オクト」チャイミングウォッチ 時を告げる旋律、響き渡るシンフォニー
「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」
かけがえのない瞬間が連なり、織りなすハーモニー。それは、まるで壮大な交響曲のように、時の流れを奏でます。ブルガリの卓越したジュエリーウォッチもまた、スイスの高度な時計製造技術とイタリアの熟練職人技が融合した、美しい旋律を奏でる存在です。時を超越したエレガンスと大胆なデザインが調和し、比類なき美の世界へと誘います。
イタリア系スイス人指揮者、ロレンツォ・ヴィオッティの旋律に合わせ、4つのハンマーが時を告げる「オクト ローマ グランソヌリ トゥールビヨン」。そのチャイムは、精緻な技術と鮮烈な印象が織りなす、心に響くハーモニーです。ブルガリが誇る複雑機構のひとつ、ミニッツリピーターを搭載し、透かし彫りのメタルダイヤルから奏でられる旋律は、クラシック音楽の特徴的な音程であるトライトーンによって、さらにその存在感を際立たせます。また、「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」は、同じくヴィオッティとのコラボレーションから生まれたメロディーを奏でます。ダイヤル上に浮かび上がるトゥールビヨンと3つのハンマーが織りなす優雅な動きは、豊かで透明感のある音色を生み出し、聴く者を魅了します。
「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター カーボン」は、「オクト フィニッシモ」の洗練されたデザインと、1時間、15分、1分を自在に奏でる複雑なミニッツリピーターキャリバーが融合した、音楽と工学の調和が生み出す傑作です。その比類なき魅力は、時計愛好家を魅了してやみません。
「オクト」チャイミングウォッチ
ブルガリは、デュオ、トリオ、カルテットのゴングが奏でる多彩なチャイムウォッチのコレクションを展開し、時計のシンフォニーをさらに豊かに彩ります。それぞれのチャイムは、ブルガリとロレンツォ・ヴィオッティが共同で作り上げたトライトーン(三全音)に基づいています。この前例のない不協和音の導入は、アコースティックウォッチに独自の個性を吹き込みます。
「オクト ローマ グランソヌリ トゥールビヨン」と「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」は、ブルガリのサウンドスケープに新たな章を刻みます。そのチャイムは、従来の慣習に挑戦する新しい音程、トライトーンに基づいています。この大胆な試みは、古代ローマ文化とバロック時代にルーツを持つブルガリだからこそ実現できたと言えるでしょう。音楽の伝統にとらわれず、クラシック音楽の新たな領域を切り拓く、その姿勢こそがブルガリの真髄です。
ブルガリのアイコン、「オクト ローマ」のケースに収められた機械式ウォッチは、そのポリフォニックな卓越性によって、ブルガリのグランドコンプリケーションを体現しています。「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター カーボン」は、フルカーボン仕様のハイテクニックなタイムピースとして、チャイミングウォッチにおける薄さの記録を更新しました。
レパートリー
ブルガリは、チャイミングウォッチの分野において比類なき専門知識を有しています。チャイミングウォッチ3種類すべてを一貫してシリーズで製造する稀有なブランドであり、その包括的なコレクションは、熟練した時計職人の卓越した技術によって支えられています。
ブルガリ ウォッチのマネージング ディレクター、アントワーヌ パン氏は、次のように述べています。「今回の新作は、私たちのチームがチャイミングウォッチの分野で培ってきた創造性と専門知識を余すところなく表現したものです。この成果を、私たちは心から誇りに思います。」
2トーンのミニッツリピーター、3トーンのカリヨン、4トーンのグランソヌリとプチソヌリ。これら多彩なチャイミングウォッチを擁するブルガリは、まさにこの分野におけるマエストロと言えるでしょう。中でも「オクト ローマ グランソヌリ トゥールビヨン」に搭載されたBVV800キャリバーは、1時間、15分ごとに自動でチャイムを奏でるだけでなく、任意の時間に繰り返しチャイムを鳴らすことも可能です。
「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」は、1時間、15分、1分単位で時刻をチャイムで知らせ、改良されたキャリバーBVL428カリヨンが3つの音色で15分を告げます。2016年にブルガリが発表した世界最薄のミニッツリピーターは、わずか3.12mmという驚異的な薄さのムーブメントで2つの音を奏でるものでした。そして2024年、ブルガリはこれらの卓越したムーブメントを駆使し、まるで腕元にオーケストラを宿しているかのような、比類なきタイムピースを完成させました。
調性
音楽史において悪名高い音程、トライトーン。この増四度、あるいは減五度とも呼ばれる音程は、今回の新作のテーマでもあります。この挑戦的な試みは、ブルガリと指揮者ロレンツォ・ヴィオッティとのコラボレーションから生まれました。現在34歳のヴィオッティは、ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団、ネーデルラント室内管弦楽団、そしてオランダ国立歌劇場を率いる若きマエストロです。
ヴィオッティは、トライトーンについてこう語ります。「時に『悪魔の音程』とも呼ばれるトライトーンは、6つの半音、すなわち3つの全音という音程的距離を持ちます。オクターブを半分に分割し、不協和音と緊張をもたらす和声的音程なのです。」
「オクト ローマ グランソヌリ トゥールビヨン」と「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」のデザインは、緻密に計算されたシンメトリーと調和が特徴です。そして、独自の音色の組み合わせが、魅力的な聴覚的コントラストを生み出します。
ヴィオッティはさらに続けます。「この音の組み合わせは、主に不協和音、つまりトライトーンによって生み出される緊張感を狙いとしています。これは、現代において好まれている協和音程とは対照的です。中世の象徴主義では、特定の和音が精神的な概念と結び付けられていました。アシメトリーなトライトーンは不穏とされ、宗教的な規範に基づく神聖な調和に反するとされていました。そのため『悪魔の音程』という別名がついたのです。」
破壊的なハーモニー
緊張感をもたらすトライトーンは、音楽のフレーズに破壊的な要素を加え、ジェズアルド、ジョン・コルトレーン、ストラヴィンスキーからメタリカまで、数々の音楽家がその魅力に取り憑かれてきました。ブルガリは、時計における音楽性の常識を覆し、優れた音楽家とのコラボレーションを通じて新たな音の世界を創造しました。かつてはウェストミンスター宮殿ビッグベンのメロディーに倣っていたグランソヌリの4つの音とは一線を画す、斬新でユニークなトライトーンの4つの音が、15分ごとに時を告げます。不協和音であるがゆえに、自然と意識を惹きつけるその音は、音で時を知らせる時計の本質を捉えています。
バイオリンやピアノが、その起源である木を超えて、より技術的で先進的な素材を採用してきたように、ブルガリもチャイミングウォッチを新たな素材の領域へと導きました。「オクト ローマ グランソヌリ トゥールビヨン」はチタン製、「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」はピンクゴールド製、「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター カーボン」は超軽量かつ堅牢な多層構造のCPT(カーボン・シン・プライ)製です。これら3つの素材が、長調と短調の和音を共鳴させ、豊かな音色のニュアンスを生み出します。その多様性は、まさにブルガリの革新性を象徴しています。
ロレンツォ・ヴィオッティがブラームス、ワーグナー、ドヴォルザークを巧みに指揮するように、ブルガリは素材、技術、そして感情の相互作用を操り、ブランドのシグネチャーとも言えるサウンドを生み出しています。
【製品概要】
「オクト ローマ グランソヌリ トゥールビヨン」
「オクト ローマ カリヨン トゥールビヨン」
「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター カーボン」
お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン
0120-030-142
https://www.bulgari.com/ja-jp/
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