Brand JOY

ブライトリングは、創業140周年を記念し、様々なイベントや展示会を通してその輝かしい歴史を祝います。世界各国で開催されるヴィンテージウォッチ展、限定モデルのリリース、そしてチューリッヒにオープンしたポップアップ・ミュージアム「Then & Now」など、盛りだくさんの内容でブランドの歩みを振り返ります。

 

ブライトリングの歴史は、「初」の連続です。近代的なクロノグラフの発明、パイロットウォッチへの回転計算尺搭載、スイス製腕時計初の宇宙飛行、そして初のダイビングクロノグラフ開発。自動巻きクロノグラフムーブメントの共同開発、小型化された国際航空緊急信号の腕時計への搭載、さらには全時計へのCOSC認定ムーブメント採用など、常に時計業界をリードしてきました。現在も、初のトレーサブルウォッチや、自社開発・組立による数々のマニュファクチュール ムーブメントなど、革新への飽くなき探求を続けています。これらの画期的な進歩の背景にあるストーリーを、年間を通して「140 Years of Firsts」というスローガンのもと、称え、発信していきます。
 
この1年間にわたる祝賀イベントは、2024年3月に、20日間足らずで無着陸世界一周を達成したブライトリング オービター3の25周年を記念してスタートしました。ブライトリングのアーカイブから厳選されたヴィンテージウォッチを展示する「タイムカプセル」展など、様々な特別イベントが開催され、今後も世界50以上のブライトリング ブティックを巡回する予定です。

インタラクティブな体験を提供する初のポップアップ・ミュージアム「Then & Now」も、チューリッヒの中心部にオープンしました。3フロアからなるダイナミックな空間では、空、陸、海の世界をテーマにブライトリングの歴史を辿ることができます。1階には、ブライトリング・カフェも併設されています。さらに、ブランドの「初」の歴史をまとめた書籍「140 Years in 140 Stories」も、今秋リッツォーリ社から出版予定です。

ブライトリングのジョージ・カーンCEOは、「ブライトリングの140周年を祝うことは、私たちのパイオニア精神と革新的な業績を称え、過去から未来へと繋げる素晴らしい機会です。今年のイベント、展示会、そして様々なストーリーを通じて、当社の卓越した伝統と革新への情熱を世界中に発信していきます。」と語ります。
 
歴史を作った数々の「初」
クロノグラフの歴史：初のシングルプッシャーとデュアルプッシャー

 
1915年/1934年
1915年、ブライトリングは2時位置に独立した単一プッシャーを備え、スタート、ストップ、リセット機能を操作できる初の腕時計型クロノグラフを発表しました。さらに1934年には、クロノグラフのリセット機能を独立させたデュアルプッシャーシステムをリリースし、現代のクロノグラフデザインの礎を築きました。
   
プレミエ：目的とスタイルを融合した初のクロノグラフ

 
1943年
第二次世界大戦中、ウィリー・ブライトリングは、機能性とエレガンスを兼ね備えたクロノグラフの未来を思い描いていました。そのビジョンから生まれたのが、優れた職人技と洗練されたデザインを融合させた「プレミエ」です。戦後の平和主義の象徴として、人々の心を捉えました。
 
ナビタイマー：初の腕に装備するフライトコンピューター

 
1952年
⑧ナビタイマーは、パイロットが飛行計算を行うために必要な回転計算尺を搭載した初の腕時計として誕生しました。国際オーナーパイロット協会（AOPA）の公式認定を受け、パイロットにとって欠かせないツールとなっただけでなく、マイルス・デイヴィスやセルジュ・ゲンスブールなど、多くの著名人にも愛されました。
 
スーパーオーシャン：初のダイビングクロノグラフ

 
1957年
ブライトリングのスーパーオーシャンは、クロノグラフを搭載した初のダイバーズウォッチとして、時計業界に大きなインパクトを与えました。プロダイバーのニーズに応える堅牢な設計と優れた防水性能は、新たなスタンダードを確立しました。
 
コスモノート：宇宙に行った最初のスイス製腕時計
1962年
ナビタイマーをカスタマイズし、24時間表示にしたコスモノートは、1962年3月24日のオーロラ7号ミッションで宇宙飛行士スコット・カーペンターの腕元を飾りました。これは、宇宙空間で使用された初めてのスイス製腕時計という快挙です。
 
トップタイム：クロノグラフの復権に寄与した一番手
1964年
ブライトリング トップタイムは、大胆なデザインと高性能なクロノグラフ機能で、1960年代の若者文化を象徴する存在となりました。映画「007 サンダーボール作戦」でジェームズ・ボンドが着用したことでも知られ、その人気は不動のものとなりました。
 
プロジェクト99：最初の自動巻きクロノグラフキャリバー

 
1969年
プロジェクト99では、ブライトリング、ホイヤー・レオニダス、ハミルトン・ビューレン、そしてデュボア・デプラが協力し、世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント、キャリバー11を開発しました。この画期的な技術革新は、自動巻きの利便性とクロノグラフ機能を融合させ、時計製造の世界に革命をもたらしました。
 
クロノマット：機械式時計ルネサンスの幕開け

 
1984年
クォーツショックの時代に、ブライトリングは機械式時計への情熱を再燃させました。アクロバット飛行チーム「フレッチェ・トリコローリ」のために設計されたクロノマットは、堅牢な構造と特徴的な15分目盛りのライダータブを備え、機械式クロノグラフへの関心を再び呼び覚ましました。
 
ブライトリング オービター3：初の無着陸世界一周気球飛行

 
1999年
1999年、ブライトリング オービター3は、わずか20日足らずで45,633kmを飛行し、初の無着陸世界一周気球飛行という偉業を成し遂げました。ベルトラン・ピカールとブライアン・ジョーンズが率いたこの歴史的な挑戦は、ブライトリングの冒険心と技術力の高さを世界に示しました。
 
ブライトリング クロノメーター：初の100%クロノメーター化宣言

 
1999年
その後、ブライトリングは、全ての時計がCOSC認定を受けたスイス初の時計メーカーとなり、その品質と信頼性を揺るぎないものにしました。
 
アベンジャー：軍用航空業界への初名乗り

 
2000年
2000年に発表されたアベンジャー コレクションは、ミリタリー・アヴィエーションの過酷な環境にも耐えうる、比類なき堅牢性と機能性を誇ります。その信頼性は、現在もなお、軍関係者や航空愛好家から厚い支持を得ています。