2024.09.02
カテゴリ: イベント
ブライトリングが、チューリッヒに初のポップアップミュージアムをオープン、140年の歴史と未来へのビジョンに触れる
スイスを代表する時計メーカー、ブライトリングが、創業140周年を記念してチューリッヒの中心部に初のポップアップミュージアムをオープンしました。このインタラクティブなミュージアムは、「Breitling Then & Now」と名付けられ、ブランドの歴史と革新を体感できる空間となっています。
8月28日に開催された公式オープニングには、長年のブランドアンバサダーであるスイスの探検家ベルトラン・ピカール氏と、ブライトリング家の血を引くグレゴリー・ブライトリング氏が出席し、華やかな幕開けを飾りました。
ブライトリングのCEO、ジョルジュ・カーン氏は、「このポップアップミュージアムでは、ブライトリングのヘリテージにインスパイアされたコレクションの背景にあるストーリーを垣間見ることができます。私たちのモダンレトロなスタイルは、140年にわたるパイオニア精神なくしては生まれなかったでしょう。」と語っています。88本の貴重なヴィンテージウォッチ、フライトシミュレーター、小型自社製クロノメトリー、そしてブライトリングの輝かしい歴史を物語る写真や記念品の数々。これらを通して、来場者はブランドの世界観に深く浸ることができます。展示は、ブライトリングを今日の地位へと導いた先駆者たち、そしてブランドの象徴である「空、陸、海」の3つの世界に焦点を当てています。
ブライトリング初のヘリテージにインスパイアされたこのポップアップミュージアムは、期間限定で無料公開されています。来場には、店頭またはオンラインでの事前予約が必要です。また、1階のブライトリングカフェでは、ブランド特製のカクテルや小皿料理をお楽しみいただけます。カフェは、ポップアップミュージアムのチケットをお持ちの方であれば、どなたでも利用可能です。さらに、アニバーサリーブック『Breitling: 140 Years in 140 Stories』も、リッツォーリより出版され、8月29日よりギフトショップにて販売されています。
来場者は、ブランドの起源である1884年のサンティミエでの創業から、創業者レオン・ブライトリングがスイス時計産業の中心地であるラ・ショー・ド・フォンに会社を移転するまでの、あまり知られていないストーリーへと誘われます。ブライトリングのタイムトンネルを通って主要なマイルストーンを辿り、その後、「空、陸、海」の3つの世界へと深く足を踏み入れることができるのです。
小型自社製クロノメトリー展示では、最先端のインタラクティブ技術を駆使して、ブライトリングの複雑なムーブメント製造工程を間近で見ることができます。また、ブライトリングのフライトシミュレーターは、ご家族全員で楽しめるアクティビティを提供します。デュアルプッシャー・クロノグラフの特許を取得した初の時計ブランド、スイスの腕時計を宇宙へと送り出し、国際的な遭難信号を腕時計に組み込んだブライトリング。その多層的なアプローチは、エキサイティングであると同時に知的であり、それを支える豊富なアーカイブ資料が展示されています。そして、ブライトリングの140年にわたる革新とインスピレーションに満ちた歴史を物語る88本の希少なヴィンテージウォッチのコレクションが、このポップアップミュージアムの中央を飾ります。
ブライトリングの時計は、時代を超えて愛されてきました。ジャズ界の巨匠マイルス・デイヴィス、女優のラクエル・ウェルチ、フランスのミュージシャン、セルジュ・ゲンスブールなど、数々の著名人がその魅力の虜となりました。現在、ブランドアンバサダーを務めるのは、バスケットボール界のスーパースター、ヤニス・アデトクンボ、マンチェスター・シティの点取り屋、アーリング・ハーランド、ワールド・サーフ・リーグのチャンピオンであるケリー・スレーターとサリー・フィッツギボンズ、そしてオスカー女優でありプロデューサーでもあるシャーリーズ・セロンなど、各界のトップを走る錚々たる顔ぶれです。1962年、NASA宇宙飛行士スコット・カーペンターがマーキュリー7号で宇宙に飛び立った際に着用した、初めてのスイス製腕時計。1999年、ベルトラン・ピカールとブライアン・ジョーンズが成し遂げた初の無着陸世界一周気球飛行に同行した時計。そして、初のダイバーズクロノグラフ「SuperOcean Ref. 807」や、国際遭難信号を初めて腕時計に搭載した「エマージェンシー」。これらブライトリングの歴史を彩る数々のマイルストーンも、このミュージアムで紹介されています。
長年のブライトリングファンの方も、時計の歴史に興味がある方も、ぜひこの機会にブライトリングの世界に触れてみてください。展示時間は、火曜日から金曜日の午前10時から午後7時まで、土曜日と日曜日の午前10時から午後6時まで。月曜日は休館となります。一生に一度の貴重な体験となることでしょう。
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