2024.07.01
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フェンディ、「バゲット」の「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトがマダガスカルの手仕事を支援
フェンディ(FENDI)は、マダガスカル(Madagascar)の職人たちと連携し、女性が主体となって運営する社会的企業「メイド フォー ア ウーマン(Made For A Woman)」をサポートする新しい「ハンド・イン・ハンド(hand in hand)」プロジェクトを通じて、「バゲット(Baguette)」バッグの最新作を発表しました。
フェンディのこの草の根パートナーシップは、2020年にイタリアで始まり、アメリカ、日本、中国、マダガスカル、スコットランドへと拡がりました。このプロジェクトは、シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)が1997年にデザインした「バゲット」バッグを通じて、世界中のローカルアーティストとの協働を深め、その文化的価値を際立たせています。
「ハンド・イン・ハンド」プロジェクトでは、地元の工芸を用いて「バゲット」バッグを一つの芸術品として再解釈します。これには、さまざまなアトリエやワークショップが関与し、世界中の職人たちの貴重なクラフツマンシップとクリエイティビティを保存し、継承するための重要なステップです。
この新しい「バゲット」バッグは、マダガスカルの伝統的なデザインを現代的な手法で表現し、「メイド フォー ア ウーマン」の職人たちの技術を称えるものです。このプロジェクトは、フェンディの職人たちと世界中の職人たちが共に手を取り合うことで、社会的な強化を目指します。
独特な「バゲット」に用いられているマテリアルは、マダガスカル固有のラフィアです。この耐久性に富んだ素材は、極めて細かく加工され、三つの異なる技法で手作業により編まれています。バッグ本体は、複数のクロシェ編みのパッチで構成され、その端はカラフルなウーブンラフィアのフリンジで飾られています。マクラメ編みはフラップからショルダーストラップに施され、カーネリアンビーズの装飾が施されています。このビーズの深い赤色は「赤い島(Red Island)」として知られるマダガスカルを象徴しています。バックルはカーネリアンを中心に配置したソフトゴールドで、バッグにはライニングが施されていません。
「メイド フォー ア ウーマン(Made For A Woman)」プロジェクトは、フェンディの卓越性と革新を体現し、アンタナナリボ(Antananarivo)を基盤とするアトリエとの連携により推進されています。この取り組みは350人以上の職人の雇用を生み出し、女性の権利拡張を促進しています。メイド フォー ア ウーマンは、2022年に世界フェアトレード連盟(World Fair Trade Organization)の認証を受け、国際連合(United Nations)の持続可能な開発目標(SDGs)に沿ったプログラムや職人の権利を向上させるワークショップ、社会的公正を目指す取り組みを実施しています。
この新しい「ロール(Roll)」バッグは、2024年サマーコレクションの一環として、「バゲット」バッグと共に発表されました。これらのバッグは機能性とデザインの完璧な融合を目指しており、フェンディの最新コレクションのハイライトとなっています。
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